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転移したら何故か世界の命運が僕にかかってます!  作者: 花火 魅妖
魔王討伐編

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魔王討伐編 第六話 転生者

ドラゴンとの戦いから数ヶ月

ゆずきは今日はベルとアルカの

2人に連れられ買い物に


「買い物めんどくさ〜い」


「ゆずきさん…買い物めんどくさがっては駄目ですよ!」


アルカが注意する

すると後ろから足音が


「ゆずきさーん!」


「あ!蒼華!」


久しぶりの再会にお互いに抱き合う

ベルは狐のお面で表情は分からないが、

普段無表情なアルカの顔が少し歪む

するとアルカは無言でゆずきを掴んで、

二人を引き離す


「感動の再会はこの辺にして買い物の続きをしましょう」


アルカはゆずきを

やや強引に引っ張って歩き始める


「アルカ…どうしたんだろう…」


「ふふ…ゆずきは鈍感ですね…」


「なんの事だよベル!」


「貴方もそのうち分かるわよ…私は絆の神…人の間の感情なんてすぐ分かります…」


買い物を済ませ帰り道

ゆずき達は街の人達の声が耳に入った


「聞いた?近くの湖の件」

「そうそう…ウォータードラゴンがでたんですよね?」

()()で倒したんでしょ?魔法使いが」


それを聞いてゆずきは驚く


「え…アルカ…ウォータードラゴンってどれぐらい強い?」


「そうですね…厄介さを考えますと…この前ゆずきさんが勇者パーティーと一緒に討伐なさったドラゴンの10倍ほどかと…」


「ねぇ…その魔法使い…味方にしたいな」


そっぽを向いてたベルが振り返る


「ゆずき…貴方馬鹿ですか?そんな強い人が仲間になるわけないですよ」


「だって現にベルとアルカが僕の仲間になってくれてるじゃん!」


アルカの頬が少し赤くなる


「あれれ〜?アルカ顔赤いですよ〜」


「そ…そんな事は!」


ベルがアルカをからかう

するとゆずきが口を開く


「そんな事よりさ…その魔法使いって…ベルがこの世界に連れてきたうちの一人だったりしない?」


「確かにゆずきの考えもあり得ます…」


ベルが頷く

次の瞬間

近くの路地から物音がする

ゆずき達は駆け寄る

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