王都混乱編 二十二話 失ったもの
今回文の形式を少し変えました
その後レヴィアタンの魔力が安定したので、ベルが空間から戻ってきた
無事僕達は勝利した。しかし失ったものも多い。王が暗殺され、民にも犠牲者が出た。ちなみにこの世界では国だとかはない。王はこの世界の王だ。よく考えると凄い規模…この世界全てが一つの国で、この世界の村が一つの国のようなものだ。王都は元の世界で言うと…アメリカみたいなものかな?
そして僕達は死体を埋葬する作業に取り掛かる
「はぁ…はぁ…疲れたぜ…」
作業を終えた大和が瓦礫の上に座る
「戦いのあとにこれってキツくねぇか?」
「エデンに一撃でやられて後は寝てたくせに何言ってるんだよ」
その言葉で大和はガクリと肩を落とす
そこにエデンが歩み寄る。そして頭を下げる
「先程はすいませんでした…」
「あはは〜!全然大丈夫よぉ〜!」
モスがエデンの背中を優しく叩く
「にしても…なんで皆そんな体力があるんだろうか?」
大和の質問にゆずきも同意。何故ならモスは、ベルがレヴィアタンを連れて戻ってきたときにはもう既に目覚めていたのだ
更にベルは、極罪凶悪魔の一人であるレヴィアタンを暴走から救ったという偉業を成し遂げた後にも関わらず、普通にお面を着けたまま作業をしており、アルカもエデンも同様に元気だ
そこにコップをお盆の上に乗せた扇姫が来る
「坊や♡…疲れたでしょ?水飲む?」
「サンキュー」
「そっちの坊やも…ちゃんと水分補給しないと駄目よ?」
大和は扇姫からコップを受け取ると、一気飲み
「プハー!生き返る〜!」
そして王都での混乱の結果
敵陣営は
黒幕
エデン…仲間になる
四天王
ベルゼブブ…レヴィアタンが殺害
扇姫…仲間になる
極猫…モスが殺害
道剣…大和が殺害
味方陣営は
ゆずきパーティー
ゆずき…扇姫とエデンに勝利
大和…道剣に勝利
アルカ…エデンを瀕死に
ベル…レヴィアタンの暴走を制御
蒼華パーティー
蒼華…極猫が殺害
シン…極猫が殺害
ロット…極猫が殺害
リヨン…極猫が殺害
互いに犠牲を出したが、ゆずき達をエデン達にぶつけた極罪凶悪魔達からしたら、これは単なるお遊びなのだろう
「で…蒼華達の遺体は?」
ゆずきが真剣な顔つきで立ち上がる。すると大和がコップを扇姫に返し、ゆずき同様に立ち上がる
「蒼華達の遺体は俺が馬車に運んだ…シンだけは灰になっちまってたからベルがなんとかしてたよ」
そして集う。ゆずき、大和、扇姫、アルカ、ベル、モス、エデン。元々四人だったパーティーは七人になった。すると七人が集うのを待ち構えていたように、地面が異空間へと繋がる。そして七人は落下。それぞれが着地を決める。前を見ると悪魔の間だ
「中々の成果だ…素晴らしい…」
ルシファーが歩み寄る。するとゆずきも歩み寄る
「蒼華達は生き返らせられるか?」
ゆずきの真剣な顔に、ルシファーは一瞬目を見開くが、すぐに普段の穏やかな顔に戻る
「当たり前だろ〜!今回の目的はお前らの強化…可能性を秘めた者をより強くするのは楽しい…だからこのままくたばってもらっちゃ困る。すぐにでもあの娘同様に一ヶ月後に目覚めさせたいが…問題がある」
その言葉を聞き、ゆずき達は固唾を飲んで見守る




