魔王討伐編 第二話 ドラゴンの噂
「えっと…ではこちらのドラゴンの討伐のクエストを受けるんですね?気をつけてくださいね!―――はぁ…あの人達も…死んじゃうのかな…」
私はウガーフ
ギルドで受付をしている
受付っていうのは
クエストを受けさせたりする仕事だ
実は最近不安なことがある
最近ドラゴンに挑むパーティーが多いのだ…
ドラゴンにやられた人は大勢いる
そのたびに私は少し悲しい…
数日後
やっぱりこの前の人達も死んだんだ…
「はぁ…」
「受付の人〜!なんで落ち込んでるの?」
そこにゆずきが話しかけてきた
「ちょっと…最近ドラゴンにやられちゃう人が多くて落ち込んでたの…」
「僕が倒してくるよ!」
「え…でも」
ゆずきさんは確かに
そこらの冒険者よりは強い…
だけどパーティーメンバーの
ベルさんやアルカさんと比べると少し…
「大丈夫ですか?」
「うん!僕なら勝てる!行ってくる!」
「大丈夫でしょうか…」
そこにベルとアルカが走ってくる
ベルが話しかけてきた
「あ…受付のウガーフさん!ゆずきを見てないですか?」
「えっと…」
するとアルカが言う
「ゆずきさんが逃げてしまったんです…」
ベルの肩が震えている
怒ってるようだ
「ゆずき…帰ったらお仕置きしましょう…」
ウガーフは1つ疑問に思った
ベルさんは普段狐のお面を着けていて
顔が見えない…どんな顔なんだろう…




