王都混乱編 第二話 デスゲーム
「え…1時間後に混乱が始まるからそれを止めればいいの?じゃあ僕達で止めるね!」
ルシファーが笑い始める
「はは!混乱は簡単に止められないから混乱なんだよ!混乱を引き起こすのは四天王だ」
「四天王?ひょっとして魔王の部下!?僕魔王に勝ったし余裕だね〜」
大和と蒼華も四天王と聞いて
少し安心した表情を浮かべる
それを見てシンは目を見開く
「ゆずき…お前何言ってるんだ…?四天王は魔王より強いんだぞ?」
「え…ゲームだって四天王は魔王の部下だよ?」
大和が続く
「そうだぜ!俺等の世界で四天王は魔王の部下だったぞ!」
更に蒼華が続く
「はい…私も四天王は魔王より弱いと思うのですが…」
するとシンが呆れたように言う
「お前等の世界がどうとか知らねぇけど…こっちの世界では四天王は魔王を陰から操ってるバケモンだ」
ゆずきがふと気づいたように喋る
「じゃあ極罪凶悪魔の人達は四天王に勝てないの?」
マモンが見下したような笑いをする
「ハッ…まさか俺達が負けると?四天王共は恐らく俺等の誰だろうが勝てないだろう」
ゆずきは話が分からない様子
「じゃあ君達が倒せばいいんじゃないの?」
ルシファーがニヤリと笑う
「お前達の実力を試してみたいんだ…魔王を倒したお前達の実力を」
マモンが続ける
「今から名前を呼んだ者を王都の何処かにランダムでテレポートさせる…そこからは自由に行動してもらって構わねぇ」
アスモデウスが紙を持っている
「今から読むわね…津屋家大和、伊佐京蒼華、シン・リョーク、ロット・ホース、リヨン・リョーソ…そして安藤ゆずき…以上六名をゲームのプレイヤーに指定します」
するとゆずきが聞く
「ベルとアルカは?」
ルシファーが答える
「コイツらが入ったらゲームになんねぇからな…じゃあサタン…こいつらを飛ばせ」
「了解…」
サタンが拳を振り上げ
思いっ切り地面に叩きつける
するとゆずき達はその衝撃で次元の狭間に
触れたことによってテレポートした




