魔王討伐編 第十三話 馬鹿げた作戦
アルカを探すために
ゆずき達は作戦を考える
そしてベルが何かを思いついた
「ゆずき…貴方これを被ってください」
ベルがゆずきに渡したのはウィッグだ
ゆずきがわけもわからず被る
「これでいいの?」
すると勇者蒼華パーティーの
メンバー全員が驚愕する
「お…お前…可愛いな…」
「え…ゆずきさん!?」
「ゆずき君…凄く可愛い…」
ベルが頷いて言う
「そうです…ゆずきの顔は女性よりの顔です…これを作戦に使います」
「やな予感…」
作戦はこうだった
ゆずきが街でアルカを探す
見つけ次第アルカの動向を探る
そのまま宿に誘導して連れて帰る
「上手くいくかな…ていうかなんで女装?」
「アルカ何か隠してた場合…正体は隠した方がいいからです」
「ただいま〜!」
そこにトイレから帰って来た大和が来る
「えぇ!すげぇ美人ですね!よかったら俺とご飯でも…」
「僕だよ僕」
「え!?ゆずき!?」
ベルが大和に事情を話す
「にしても可愛いな…」
「じゃあ探しに行ってくる!」
ベルが止める
「落ち着いてください!喋ったら声でバレますよ?それは分かってますよね?気をつけてくださいね」
「あ~…確かに」
「そもそも服でゆずきだってバレてしまいます」
ベルは考える
「身長的には私の服が良いんでしょうけど…巫女服しか無いですし…」
そこでロットが手を挙げる
「私も身長的にはゆずきさんと同じぐらいです!ゆずきさん身長何cmですか?」
「160」
「大体同じなんで私のローブ貸しますね」
「ていうか…ベルは僕と同じぐらいって言ってるけど…ベルって155ぐらいしかないんじゃない?」
「ゆーずーきー?今なんて言いました?」
「なんでも無いです行ってきまーす!」
ゆずきが凄いスピードで出ていく
「ゆずきのやつ…日が暮れる前に戻ってこれんのか?」
蒼華は大和の言葉を聞いて
「そもそも正体がバレそうですね…ベルさんはなんでアルカさんが私たちに隠し事をしてると思ったんですか?」
するとベルは答えた
「ふふ…私は絆の神です…アルカがゆずきにどんな想いを抱いてるかなんて分かりますよ…」




