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転移したら何故か世界の命運が僕にかかってます!  作者: 花火 魅妖
魔王討伐編

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魔王討伐編 第十二話 恋バナ

部屋が決まったのでそれぞれ部屋に移動


大和シンペア


「暇だ〜よし!あたいとお前であっち向いてホイやろうぜ!」


「お!いいね!」


ゆずきとアルカペア


「ゆ…ゆずきさん…その…寝る前に何か」


「おやすみ」


ゆずきがもうベッドに入った


「ゆ…ゆずきさん!?早くないですか?」


「もう眠い…」


「は…はい………少しだけお話したかったです…」


シュン!


ゆずきが目に追えないスピードで

アルカの隣に座る


「じゃ話そっか 何話す?」


無表情なアルカの顔が

少し微笑んだように見える


「えっと…何話しましょうか…」


すると隣の部屋から

ロットとリヨンの声が聞こえる


「ねぇねぇ!リヨンはどんな人がタイプなの!?」


「えぇ~…タイプなんてないよ〜…」


それを壁越し聞いたアルカ


「ゆずきさん…恋バナしましょう」


「え…恋バナって同性同士でするものじゃ…」


しかしその言葉に少し暗い顔をするアルカを見てゆずきは


「よし!恋バナしよう!」


「はい…ではゆずきさん…」


お…好きなタイプでも聞いてくるのかな?


「好きな人は誰ですか?」


「ア…アルカ?こういうのはまずタイプから聞くもんだよ?」


さっきまで

普段通り無表情だったアルカの目が見開く


「すいません…恋バナは初めてで…」


「大丈夫だよ」


「ゆずきさんって…顔は女性みたいですね…中性的で幼い印象で…」


「うーん…そうかな?」


ベル蒼華ペア


「ベルさん…そのお面って…外せますか?」


「このお面ですか?」


「無理ですよね…正体隠してるパターン…」


「別に外せますけど?」


ベルがお面を外す


「え…えぇ!か…可愛い…」


「顔はゆずきと蒼華にしか見せたことないですよ」


そして再び

ゆずきアルカペア


「アルカって…普段無表情だけど案外驚いたりするよね」


「え…顔に出てましたか?」


「僕が修行サボって寝てた時なんて…起きてください!って言ってたよ」


「お恥ずかしい限りです…」


「そう?表情がある方が僕は好きだよ」


「え…ありがとうございます」


その瞬間

初めてアルカが笑ってくれた


そして翌朝

隣のベッドで寝てたはずのアルカがいない


「あれ?アルカは?」


結局他の皆に聞いても知らないと言っている

そしてベルが言う


「ゆずきが何かしでかしたんじゃないんですか?」


「何もしてないのに〜」


そしてゆずき達は

アルカが戻ってくるのを待った

しかし、夕方になっても帰ってこない

そしてゆずき達はアルカを見つける為にとある作戦を決行することに

ゆずき達が考えた作戦とは!?

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