魔王討伐編 第九話 突然の呼び出し
大和を仲間にして数日後
冒険者達はギルドに呼ばれた
呼んだのはギルドマスターだ
「皆さん…お集まりいただきありがとうございます…実は今回…勇者蒼華パーティーが魔王の根城を突き止めました…なのでこれから作戦会議を始めたいと思います」
冒険者達がざわつく
「魔王の根城!?」
「マジで見つかったのか!?」
「百年以上見つからなかったはずなのに…」
「流石勇者パーティー…」
ギルドの中央に蒼華が立つ
「魔王の根城は…この街から西にある古の闘技場です!」
周りが更にざわつく
「古の闘技場って…あの超デカい魔物の溜まり場だろ?」
「確かに魔王が身を潜めるにはうってつけ…」
蒼華が再び話し始める
「皆さんには闘技場を囲んでもらって魔王軍の逃げ道をなくしてほしい…そして魔王は私達勇者パーティーと…」
周りに緊張が走る
「私達勇者パーティーと安藤ゆずきのパーティーが討伐する!」
「え?僕のパーティー?」
「はい…お願いします」
蒼華がゆずきに頭を下げる
「別にいいよ〜」
「いや軽いな!」
大和がツッコミを入れる
するとギルドマスターが言う
「もう夜遅いです…もう皆さんお帰りください」
皆がそれぞれ解散する
すると蒼華が話しかけてきた
「ゆずきさん…私達のパーティーは一緒に魔王と戦います…なので…一緒の宿に泊まりませんか?」
「いいよ〜どこの宿にする?」
「街の南におすすめの宿があります!」
「あの宿はおすすめだぜ!」
その声が聞こえ、誰だろうと思って
振り返ると声の主は
蒼華のパーティーメンバーのシンだった
シンの他にもロットとリヨンもいる
「では行きましょう!」
蒼華を先頭にして8人で歩いて宿に向かう
しかし何事もなく終わることはなく、
この後新たなる波乱が巻き起こる




