異世界転移
はぁはぁはぁ
息を切らしながら走り続ける男
「こ…殺される…」
男は路地裏に逃げた
「ここなら大丈夫だろ…ってうわっ!」
男は背後にコートを着た女性に驚く
「すみません…驚かせてしまって…」
「いえ…こちらこそ…ところでこんなところで何をしているんですか?体冷えますよ?」
女性が微笑む
「あなたを待ってたの…♡」
すると女性の髪がうねりだし、生き物のように男に絡む
「ふふ…いただきます♡」
女性の体が裂け始め、男は裂け目から女性に食われてしまった…
すると画面に映し出される
GAMEOVERの文字
どうやらゲームだったようだ
「ありゃりゃ…やられちゃったか…」
ゲームをしていたのは少年
名前は安藤ゆずき
程良い長さの髪に、中性的な顔
そして少し幼く見える
「あ~あ…そろそろ受験か…」
「勉強したくない…」
ゆずきはかなりマイペースで
めんどくさがりなため、中々勉強しない
「うーん…暇だな…てかあと1時間で新年か…」
1時間後
「ハッピーニューイヤー」
散々はしゃいだ後で冷静になる
「はぁ…何してるんだ僕は…もういいや…寝よう…」
ゆずきは眠りについた
朝 ゆずきは窓から差し込む日の光で
目を覚ます
「ふぁぁ……お正月か…神社でも散歩しよーっと♪」
ゆずきは近くの神社で時間を潰すことに…
ゆずきはお賽銭箱にお金を入れる
受験しなくてもいい様になりますように…
すると空が光る
咄嗟に目を閉じた
再び目を開けるとそこは白い空間だった…
周りにゆずき以外に何人かいる
「ここはどこだ!?」
「どういうことだ!?」
「ここどこ!?」
周りの人は慌てている
「あれは…?」
ゆずきは空間の中央に
大岩があるのに気づく
大岩の上には
巫女服を着た少女が座っている
狐のお面をつけており、顔は見えない
すると少女が喋り始めた
「皆さん…お集まりいただきありがとうございます…私は絆の神…ベルと呼んでください…」
少女はベルと名乗った




