↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/7

その7 5年後の善き日

今日はコーディリアお姉様と、チェーザレ・バルトロメオ・デ・バルバロッサ小公爵様の結婚式です。

お姉様、とっても綺麗です!!!

…なのに、何故そんな悲壮な苦虫噛み潰したみたいな目をされてますの?

チェーザレ小公爵様は、吹き出しそうになってますし。

私の所からは何をお話されてるのか、よく分かりませんが、あ、チェーザレ様が吹き出した!

お姉様が、眉吊り上げてます。

何か言ってます。

ちょっと涙出てる?

あれ?

チェーザレ様が笑い転げ始めました!

何を話されてるのかしら?

お姉様がお幸せそうで何よりです♡


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


幼馴染のコーディリアから〚偽装婚約〛の提案を受けたのは、俺が16歳の時だった。

悪役令嬢として妹に断罪されたいから当家からの申し出に乗っかって、好条件の婚約を妹にキープしたい、と言う面白すぎる理由。

家族を大事にするコーディリアがとても素敵で、俺は彼女との未来を確保できるならそれでもいいと思った。

逃げられないようにすればいいだけの話だし?


それから5年。

頑張った。

とっても、頑張った。


コーディリアに俺自身に対しても情ができるように、更なる努力と研鑽を重ね、ついに結婚式(この日)まで漕ぎ着けた!!!

誰か、褒めてくれ。


コーディリアは、まだ自分の計画が失敗に(笑)終わったことにプンスカしているが、俺自身が嫌いではないことは、繋いだ手を振りほどいていないから大丈夫と信じる。

コーディリア(シスコン)が気にしているのは、溺愛する妹(ディアナ)の嫁ぎ先とか、未来とか、イロイロ。

でも、杞憂だよ?

だから、愛しいプンスコお姫様に約束する。


「ディアナ嬢なら大丈夫だよ?」

「何故、そう言い切れますの?」

「飛び級で大学(アカデミー)入りした才媛だよ?リヴゴーシュ家だけじゃなく、ウチもついている。」

「ディーは、可愛いのよ?可愛いいのに悪役令嬢になりたいくらい、純粋なのよ?研究にもすぐ没頭しちゃうのよ?あなたくらいしっかりしていないと、受け止められないと思ってたのに…」


目指せ☆悪役令嬢ブーム、まだ続いていたのかw


そして、俺!!!!

予想以上の高評価だった!!!!!!

ヒャッホーーーーーーーー!!!!!!!!!

よかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(号泣)

頑張って、本っっっっっっっっっっっ当に良かったぁぁぁぁぁ!!!!!!!!


「じゃあ、二人で見守ろうよ。二人ならもっとできることが増えると思うよ?」


キメ顔☆


ん?

あれ?


「…チェーザレ」

「ハイ?」


怒ってる?


「ディーを馬鹿にしないでくださる?」

「へ?」


なぜ?

どして、そうなる。


「ディーは!!!!宇宙一の可愛いを凌駕してるんだから、私達がどうこうできる域を超えてるから心配なのよぉぉぉーーーーーーーーーー!!!!!」


あーもー…訳分からんw


完璧姫コーディリアのこんな姿をこれからも見らる権利獲得した自分に乾杯しよう。

俺は、この世で一番幸せだ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


バルバロッサ公爵領領都の聖堂にて、リヴゴーシュ公爵家令嬢コーディリアとバルバロッサ公爵家総領子息チェーザレの結婚調印式が行われていた頃、披露宴会場となるバルバロッサ公爵家の大広間では両家使用人が総出で最後の準備を行なっておりました。

お二人を長年見守り続けた我々使用人一同も、誠に喜ばしい日でございます。


「コーディリア様、やっぱり逃げられなかったですねぇw」

「小公爵様も必死でしたからねぇ。」

「まぁ、なんのかんの言いながら、コーディリア様御自身もチェーザレ様を好いておられましたし?」

「ツンとディアナ様愛がつよいですけどw」

「ディアナ様が大学研究室に残りたいって言い出したことも最後の一押しでしたね…」

「コーディリア様、泣きそうになってましたもんねー」

「チェーザレ様もあそこでヘタレなかったのは偉かったです!」

「普段、肝心な所でカッコつけすぎて自爆しがちでしたもんね」

「何にせよ、良かったですねぇ〜」


お喋りも今は大目に見てあげたいくらい、自分も心が晴れやかになっております。

が。

そろそろ、御到着されます。

全員、整列ですよ。


車の扉が開きました。

心を込めて、若いお二人への最初のご挨拶をさせていただきましょう



「「「バルバロッサ公爵家、リヴゴーシュ公爵家両家使用人一同、お慶び申し上げます。お幸せに♡」」」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。