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愛しのあの子

作者: 能美裕哉

 私にはとても好きな子がいる。

気がつけばいつもその子のこと考えている。

それがなんなのか、まだ私にはわからないけど、やっぱり、最近の同級生たちがよくししゃべってる気持ちなのかなって思う。

 あの子のことを考えると他のことがわからなくなる。

ただ、あの子とずっといたい。

あの子が他の子といるとなんとなく悲しくて、胸の奥がすごく締めつける感じがして、息が苦しくなる。

確かに、あの子には私じゃなくて、ずっと可愛い子がいいに違いない。

とても気まぐれで急に私に近づいてきたりして私が戸惑っているのを見て楽しんでいるようにしているように見えるし、何を考えているかもわからないけど。

やっぱりそんな気まぐれでやわらかな空気を漂わせているあの子が本当に愛しくて。

 本当に愛しすぎて変になりそうだ。

……やっぱり、正直に気持ちを伝えた方がいいかもしれない。

こんなに考えていたら私の頭がショートしそうだ。

私は立ち上がり、あの子の元へ向かう。



 あの子は、いつもの場所にこじんまりと座っていた。

私が近づいたのを見て、急にあの子は歩きだしたので私は慌ててついていく。

あの子はそんな私を見てゆったりと歩く。

私に合わせてくれてるって思うのはただの被害妄想かな?

ちょっとはやく歩いて、あの子に触れようとするとあの子は私の手をすり抜けるように行ってしまうから。

なんだか悲しい気持ちになる。

でもあの子はちゃんと私の速度に合わせてちょっと止まってくれているからやっぱり優しいなと思うの。

 あの子の近くにいるだけで充分だと思って思ってたのにいつからこんなにもっと一緒にいたいと思うようになったのだろうと考えてみてもいつからなのかわからない。

気づいたら、って感じだ。もっと、もっと近くにいたい。

そう思うから

あの子の可愛いところやかっこいいところを私に見せて欲しい。こういうふうに思うのはあの子だけ。

 私は話し掛ける。

あの子の声が聞きたいから。

「ねぇ、●●●」

あの子は不思議そうにこっちを向いて、可愛い顔を、とても綺麗な瞳を見せる。


「にゃー」


そう言って。

前ににゃんこ小説に評価させていただいたときに『能美さんも書いたら?』的なことを言われて作ったものです。なんかすいません

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― 新着の感想 ―
[一言] なんかすんごくワクワクしながら読みました(笑 どっちだ?出るのかっ? 来るかっ? うぉあ〜っ!キターーって感じで(笑 たまりませんね、このワクワク面白い感じ♪♪ 自分の作品とは違い…
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