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37話 生存ルート

 生存ルート




 よし、次は偽マーズ、ぬらりひょんを助ける! 4階に上がったところで、お守りを掲げる。そう、光と奈波からもらった、お守りだ。やっぱり偽マーズは居た。


「なんだ、貴様は? それは何を持っている! それは、それは! グァアアアアア、儂は、いや、我は!」


 やっぱり、このお守りは洗脳を解くための物! 多分管狐を召喚する物、管狐が洗脳を中和しているんだ! あ、後からやってきた、式と皐月が戦おうとしている。止めないと、私は左手を横に出して制止その隙に管狐は肩に乗った。


「そうだ、我は百鬼夜行の主、ぬらりひょんじゃ。なぜこんなところに我はおる?」


「え、ぬらりひょん? マーズってぬらりひょんだったの?」


「マーズ? いや違う、我はぬらりひょん。百鬼夜行の主ぬらりひょんじゃ。妖怪のいなくなった世界に取り残されて……、そうじゃ、マーズの名に覚えがある。我は、願ったんじゃ。マーズに妖怪無きこの世界で、百鬼夜行の主に戻ることを、そこから記憶が無いんじゃ!」


 この先は未来演算で出ていた通りに動けば、なんとかなる筈! まあ、ぬらりひょんは少し無視でいいかな? たしか、此処から3秒後、奴が出てくる。未来演算、なんでこんなことまで計算できるんだろう? でも今はいい。


「私が3秒数えたら、二人で階段に全火力を持って攻撃だよ」


 砲を構える音がした。


「3」


 足音が聞こえて来た。多分あいつだ。


「2」


 かなりの威圧感。やっぱりあいつだ、此処で逃げるわけにはいかない!


「1」


 まだだ、まだ慎重に!


「0」

「ファイアー!」


「うーてーうーてー!」


二人とも攻撃開始。私も、そこら辺の瓦礫を投げつける。


「物理攻撃のみ、防御はたやすい。それで、お主らは何者? 儂の影武者を洗脳から解き放ったようね」


 やっぱり来た、真マーズだ。普通なら逃げ出したい相手だ。けど! そろそろ来るはず!



「なら、魔法攻撃でやるわよ!」


 来た! その言葉と共に天井がきしむ音。そして、天井が落ちた。


「あぶな! 死ぬかと思った! 死ぬかと思った!!」


 そんな奈波の言葉と共に雛、奈波、光、皐文、そしてアポロンと知らない子が落ちて来た。誰? 作戦には組み込まれていなかったはず。見た感じだと味方かな? それより、


「アポロン!!」


「俺様を呼び捨てにするとはいい度胸だな……」


呼び捨てにした式をアポロンはキッと睨み付ける。


『皆、今すぐ、武器を全部出して、出来るだけ体外魔力を使わないものがいいよ』


 皐文の声が頭に響く。つまり念話。私たちはここで構え、


「機工装着、武工装備行くよ!」


「全装備OK、いーくーぞー」


皐月と、雛の声が響く。よし、私も!


「いけ! ファイア!」


 皆が武器を出して、準備万端その瞬間。


「魔力吸収開始」


 その言葉と共に空気が変わった。その言葉を聞いたのと同時に、私たちは、アポロンとマーズへの攻撃を開始する。砲撃、銃撃、火炎玉! 防衛する暇も与えず、防衛する暇もない。ノーガードで一方的な攻撃を行っていた。


「何故だ、未来予想ができない何故だ!」


「理解不能。防壁が働かない」


 この後、二人、式と雛が動くのは、未来演算で確認済み。なら、


「たたっ斬る!」


 ここは二人に任せる! 式が苦無を射出。それがマーズの腕に刺さり、それを軸に装着している、戦車のエンジンを噴かせる。それと同時に、雛が動いた。二人とも刀を構えて、


「同時攻撃! 火成気(ひなしき)。行くわよ!」


「うん、火成気、了解」


 雛の方はジェットで相手の上に一瞬で飛んで、そのまま、重力で落ちつつ、上から斬り付け、式は、そのスピードのまま一撃を入れた。


「「超高速攻撃! 火炎よ、交差せよ! 火成気!」」


 あまりのスピードによって、刀に火が宿る。そして、その加速された斬撃はアポロンにも一撃を与えた。


「よし!」


「まだだ!」


 ほんっとしぶとい! けど、敵も動けない筈、これなら!


「皆、話を聞きなさい」


 戦闘が止まる。何? この神々しい声。本能で分かる。これは上位、いや、本物の神の声だと。何事? 皆も理解しているようね。みんなが戦闘をやめている。


「結論から言うと、世界の数を7以下に減らします。理由は世界の数が増え過ぎました、何個世界があるか分からない。それに、運営できない世界も増えています。だから、世界の容量を減らすために、いくつかの世界しか残せません。残す世界の選定方法ですが、7人の神を一か所に集めたらそれを合図にその世界を残します」


「な、何? 今のは……神? どういう事かしら? 世界を7つまで減らす? と、とりあえず、7人の神を集めないと……!」


 こんなの予定にない、というか、途中からめっちょ崩れているんだけど。神、たしかに神聖さは感じた。でも信じていいのかな? けどこの神かなりやばいこと言ってない? 世界を減らすって、そこの世界に住んでいる人はどうなるんだろう? 私たちだって生き残れるか……。


「落ち着け貴様ら。俺様がその神だ」



 あれ、アポロンが怒ってない? さっきの神託の後なのになんでこんなに落ち着いているんだろう? ってそうか、アポロンって神様なんだ。


「俺様や、ルー、義和、ヴィシュヌ、フワル、ラーはこの世界群を治める太陽神だ、皆、封印されている大陸の名を関連付けらえている。俺様の場合だと、アトランティスとかな。で、貴様らはあっているはずだ。義和とヴィシュヌにはな。そして俺様も今から貴様らに手を貸そう」


「そうなるのなら、儂も手を貸しましょう。私ことマーズには最後の太陽神に心当たりがあります」


「ん? 最後の太陽神?って、そっか。太陽神今の所、6人しか名前が挙がってないわね」


「アポロン、ルー、希和、ヴィシュヌ、フワル、ラーたしかにそうだね。でも、聞いた話だと、13年前ぐらいに、ラーは死んだはずだよだから、この世界群は詰んでるかも?」


 な、そんな……! どうすれば生き残れるんだ! と叫ぼうとしたときに、



「はあ? 死んだものを生き返らせるなど、神でも不可能だ! どうするつもりだ!」


「データリカバリーだってさ。僕も詳しくはわかってないけど」


「な、お前ら上の世界と交信したのか?」


「いや、行ったことがあるんだ。その時に、神奈がバックアップを取ったんだ」


「分かった。ならいけるだろう。まあがんばれよ。っとそうだ、そろそろ出てこい。フワル」


「あれ、バレてましたか~? まあバレるつもりできましたからね。いいでしょう」


 さっき名前が出ていたフワル? でもどこに?


「貴様の悪意を抑える能力でしか俺様の悪意を止められんからな。まったく、どうしてここまで来た」


「いやぁ、この世界から異様な反応が見えたので」


「ああ、時間が」


 思わず口が滑る。時間の話はしない方がいいと思っていたのに。


「やっぱりそうですよね。なので、最初はアポロンたちに加勢しようと思ったのですが、状況が状況なので、私もあなたたちに協力しましょう」


「え、どうしてかしら?」


「簡単ですよ。世界を消されたら困るからですよ」


「分かったわ。なら二人とも太陽神の約束の場所があるんでしょ? そこに行ってもらっていいかしら?」


「ああ」


「了解っと」


 ああ、疲れた。でもこれで、みんな生きて次に進める。それにしても、時間の話は許されたみたいだホッとする。そう思って、目を覚まそうと、目を瞑りかけたところ、


「お前さん」


「ん? ああ、ぬらりひょん? 何かな?」


「我を助けてくれた礼をしたくてな。これを渡そう」


「? これは?」


 腕輪を渡された。なんか禍々しい装飾の腕輪だ。


「我が作った、妖怪、いや、当世風に言うと魔物がいう事を聴きやすくなるという代物だ。お前さんなら、テイムのスキルを持っているし使えこなせよう。もし、お前さんがテイムで力不足を感じているならつけてみると良い」


「ありがとう」


 私に必要だけど、今は悪魔に憑かれている私の方が必要だ。だから、皐文に持って行ってもらおう。


「いや、こちらこそだ。助けてもらったのだからな」


「アミ、そろそろ目覚めそうかな?」


「うん、皐文、向こう世界で私にこれを渡して」


「何この、……まあいいや分かったよ」


「ありがとう、頼んだよ」


「うん」


 そして私は目覚めて、


「は?」


 皆で、村の方に向かった瞬間絶望した。村が跡形もなく崩壊していた。

 お疲れ様です。ここまで読んでいただきありがとうございます。

 今回の話は、他の投稿している作品、比翼のインスタントサモナーと人探しの戦闘機工を読んでいると少し成程ってなる話だと思います。なので、時間をかけましたが、少しは楽しんでいただけたら幸いです。次はどの話を投稿するかは不明ですが、最終章に向かっていますのでこれからもよろしくお願いします。

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