表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/106

25話 外の世界の人間

 外の世界の人間




「あ、あれ、ここは」


「夢の中ですわよ」


「あ、うん」


 目の前の小さい小麦が答える。なんで小さいんだろう?


「では今日の座学ですわ」


「へ? ちょ、ちょっと待って、私は、うまくできたの?」


「何をです?」


「ええっと、水蒸気爆発で敵を一網打尽にしようとして、そこで気を失ったんだったかな?」


「成程、それで少し眠った時間が早いわけですわね」


「って事は、全然知らない?」


「そうですわ。私は今この鬼の体に憑りついている存在のため、そちらの様子はわからないですわ、起きてからのお楽しみですわね」


「えええー」


「では今日のお勉強ですわ。昨日の続きから読んでいきましょう」


「うん」


 ええっと、あ、栞機能もあるんだ。しかも自動で挟んでくれているみたい。どれどれ、

 しかし、ゲームの中に興味もなかった人間が入り、そして生活するというのはとても大変だった。まず、食べ物、排泄は必要だが、性別が一時無くなったり、オブジェクトが壊れなかったり、そして皆がゲームの中だと思って、死んでも蘇ると思っていた。なのに死んだ人は蘇らない。それによって、人口が100万人減った時があった。原因は、データの更新(食事)をしないことによる崩壊(餓死)、この世界で生きていたくない(自害)、pvpでのやりすぎによる事故死、殺害などがあげられる。。そのため、神は、いや元の世界に残った人は、システムコウノトリ、死んだ人間の記憶を消して、赤ちゃんとして再度復活させる、その子供は南極からコウノトリによって運ばれるものを設立。それにより、人口が減ることは無くなった。しかしこの弊害で、この世界が電脳世界であることが少しずつ忘れ去られていった。そして歳月が過ぎ、ゲームを作り出した人類は、その中にまたもや新しいフロンティアを見つける。それの繰り返しで、世界は鼠算式に増えていった。おろかな人類、この世界に入り込んだ666の悪魔によって破滅へと導かれて、その上で生き残るためにまた悪魔の力を借りる、その負の連鎖にも負けない人類。ああ、最高に面白い。


「あ、そういえばこれ、悪魔が書いたものかあ!」


「そうですわ。では、少し頭を休ませてから、戦いますわよ」


「ちょっと待って! この最初の世界に残った人って、どうなったの?」


「まだ生きてるはずですわ」


「そうなの!? いや、あり得ないよ。1000年なんて」


「いいえ、世界が電子の海に作られるたびに、作られた世界は早く時が過ぎる設定に作られているのですわ。なので、一番底のこの世界の千年なんて、外では一瞬の可能性もありますわよ」


「ええええええええ!」


「それに、この世界が残っているって事は、その人間が管理を怠っていないって事ですわ。つまり、その人は生きているって事になりますわね」


「それもそうか……」


「ではやりますよ」


「う、うん」


 そして起きるまで、戦闘訓練を行った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ