24話 広範囲攻撃
広範囲攻撃
私、アミは目を覚ました、いつもの天井だ。今日はどこまで進めるかな? そう思って布団から出る。そして皆でご飯を食べて、修行。それも終えて、敵地へと進んでいると、やっぱり今日も敵が来た。
「なっ、どれだけ大量に来るんだよぅー」
蛇に、サラマンダー、雷犬が大量に現れた。
「ど、どうする? こんだけいると逃げたほうがいいかな?」
「そうですね、距離を取りましょう」
私の提案に、詩織は賛成してくれて、皆も頷く。コソコソとその場から離れて、近くの大きな木に登る。
「なんでここに登るんだい?」
私は少し気になって、詩織に聞く。
「ここは見晴らしがいいので。では少し今回の作戦を話し、勉強と参りましょう」
「はい、で、今回はどんな勉強なんだい」
「簡単に言うと、広範囲魔術の使い方とそのデメリットについてです。まずアミの得意魔術は、火と水、闇でしたね」
「うん」
「で、たしか、金の魔術を使えるのは、瑠亜と乃理ですね?」
「あれ、乃理も使えたの?」
「ええ、あの時は瑠亜にお譲りしましたがわたくしも使えますよ」
「ではこの作戦で行きましょう。水蒸気爆発です」
あ、水蒸気爆発か、たしか、
「水がとても熱い物に当たった時に、爆発を起こす奴だよね。成程それで、攻撃するんだね」
「その通りです。では、アミは火で乃理の作ったこちらの球体を熱して、その球体を闇の防壁で包みます。そして、この周りに水を生成。それを闇の防壁で包んで、相手に投げつけて、闇の防壁をすべて消してください」
「へ、めちゃ危険なんだけど?」
闇の防壁は闇属性魔術を使う際に、重力が周りに作用しないように使う防壁の事、たしかに、丈夫だけど壊れたらと思うと、
「それがデメリットです。ですが、闇の防壁ならそんな簡単には壊れません」
「で、でも」
「やりましょう、アミ様、アミ様ならできますよ」
乃理の言葉に少し勇気づけられて、
「うん」
「ではやってみましょうか。投げるのは、瑠亜か、千代にやってもらうので、その二人は今から心の準備を」
「分かっただ。おらがやる」
「いや拙者がやるでござる」
「いやおらが」
「拙者が」
これは言い合いになっているね。じゃあ私が決めたほうがよさそう。
「瑠亜にお願いするよ」
「何故!?」
「瑠亜の怪力で少し遠い所でも投げれるかなって」
「……分かったでござる」
「出来ました。こちら小さめの鉄球です」
「あ、ありがとう! じゃあ、やってみるね」
鉄球を魔術で浮かせ、それを熱す。うん溶ける寸前まで来たから、次は、闇で包む、そして、その周りに水を魔術で張り付かせて、それも闇で包んでよし!
「じゃあおねが……あれ、なんか視界がフラフラ……」
「それはそうでしょう、魔力を大量に使いますからね。では瑠亜投げてください」
「分かったべ」
勢い良く投げて、隊列をなしているコピーたちの真ん中に落ちた。
「今です。闇を解除して!」
「う、うん」
意識が朦朧とする中、闇の防壁を解除。爆発音が聞こえたところで、意識を手放した。




