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22話 仲間の力

 仲間の力




 私たち、私こと乃理と、瑠亜、千代で何とかしますと言ったけど、どうしたものでしょう。あの化け物、強すぎます。


「どうするべ? 接近戦なら、おらが何とか槍持ちは相手出来るだ。それでも、決め手に欠けるべ」


「そうですね。ですがこちらは、一撃当てればいいのです。なので、マシンガンで何とかします」


 私は代美コピーと自身を同じ空間にオブジェクト作成で閉じ込めて、マシンガンを起動。敢えて敵を狙わず、跳弾で当たるように大きくブレさせて撃ちまくりました。




 乃理は一人を封じてくれただ。ならおらは奴をなんとかせねばならねえ。槍の一撃が重すぎるし毒矢も厄介だべ。というかこの敵、もしかして、この怪力、おらより強い? って事は神様だか? 後ろに動く影があるべ、アレは、千代だか、それなら離されないように接近戦を続けて、なんとか千代にしてもらうべきだべ。槍を何とか受け止めて、一撃入れようと攻撃、しかし、その攻撃も拳で防がれただ。そして、槍を下から上へと回転させて殴り飛ばされる。マズイべ! 丁度、千代が苦無を投げていたみたいだべ、そのまま槍で苦無は落とされて、どどどどうするべ? このままじゃ!


 轟音。まるで砲撃のような音。


 その砲撃はおらの後ろから飛んできただ。流石に、人型も一撃入り金属音を鳴らして、


「あ、そうか、アミだべ! ありがとうだべ。砲撃撃ってくれただべ? にしてもすごい固そうな音が鳴っただべ。これは?」


「私の肉体は鋼で出来ているからだ」


 まだ消えていないべ? 人と認識できてなかった敵だが、なんか認識が定まっただ。


「私はヘラクレス。金のサモンエッグのコピーとして召喚された。君たちに話すべきことは二つ。一つはこの刀。この刀を持っておいてくれ。そしてこの刀で珠樹を最悪の場合倒せるはずだ。もう一つは、私たちは珠樹の体に触れた、福留が作ったコピーだ。だが、私の意思は珠樹を主としている。それで伝言だ。『もし、私のコピーが迷惑かけたら御免。どうしようもなくなったら私を殺してもいいよ』との事だ。だが、我が主を殺したらわかるな?」


 すごく怖い顔。殺すなって事だな。でもおらたちはそんなことする気無いだ。


「分かったべ」


「よし、では私はさっきの攻撃によるヒビによりもう朽ち果てる、ではさらばだ」


 そう言って、ヘラクレスは消えた。でも、今の二つ目の伝言は皆に伝えるべきじゃない。そう思っただ。


「終わりましたか? 瑠亜」


 アミが、詩織を支えて、此方に来ただ。思わず刀を隠してしまっただ。


「終わっただ。というか、詩織動いて大丈夫だか?」


「ええ、毒は、コピーの物なので消えました。毒に侵された体も、美智の時間停止と、エスキ姉妹の薬草で何とか」


「どんな薬草だべ……」


「さて今日は、此処でキャンプとしましょう。私が疲れましたからね。では」


 皆でセットしていると、やっと乃理のオブジェクトが無くなった。そこからは、大量の血の跡が付いた乃理が出て来た。


「へ? だ、大丈夫!?」


「ええ、一度死にましたが、敵は倒しましたよ」


「無茶するでござるな」


「あ、お帰りだ。千代」


「ただいまでござる。すまぬ、拙者がもう少しうまくやっておれば……!」


 千代が凄く悔やんでいるだ。


「大丈夫だべ、千代がやってくれたおかげで、アミが一撃入れれただ」


「そう言ってくれると、助かるでござる」


 そう言いつつ、皆でテントを張り、


「本当に無茶しちゃだめだよ。乃理」


「大丈夫ですよ。ちゃんと死に回数は数えておりますので」


「ならいいけど、いや良くないよ! もっと体をいたわって!」


 そして夜。みんなが寝静まった頃。おらももっと力をつけるべ、そう、心に決めて、こっそり、修行のために、外に出る。


「あら、あなたも修行ですか?」


「あれ、詩織どうしてここに居るだ?」


「私も修行のためです。今日の戦いは不甲斐なかったので。どうせなので一緒にしましょうか。、はまずは手合わせを」


「はい分かっただ」


 詩織の修行は、厳しいんだ。知っているべ。


 少し手合わせして、倒れているところに、


「隣に座りますよ」


「別にことわらずともいいべ、にしてもやっぱつええんだな」


「そうですね。私は自分の正義のために、強く、強くなったのですから。ですが、その正義もどこへやら。私は正義を見失って、いやそんな話はいいのです。私がしたかった話は、貴方はたしか村の者ではないですよね」


「ああ、そうだべ。おらは意識を失っていて、つい最近意識を取り戻して、皆で集落を作って、そこに居たんだ。そして、4人に迷惑かけたのと、変な予言をした奴の顔を拝みたくて、着いてきただ」


「成程。ではあの話は知らないですね」


「あの話?」


「怪力の能力を持つものは、旧世代に世界を救った者たちの生まれ変わりらしいのです」


「へ?」


「三人の持ち、その三人目が貴方なのです。後の二人は今戦っている敵のオリジナル、代美と、アミの配下の一人、今、村の悪魔憑きをまとめている、木下ですね」


「え、おらそんな人の生まれ変わりだっただか。でも悪魔憑きなのはどうしてべ?」


「それは、悪魔が狙ったとしか言いようがないですね」


「そういうことだか」


 多分、敵に回さずに悪魔側に引き入れるためにやったという話かと思うんだべ。


「そういえば、瑠亜たしかあの時何かを背中に隠しましたね?」


「ば、バレてたか? 皆には秘密にしてほしいんだべ」


 そう言って、おらは、隠していた刀を、収納空間から取り出した。


「これは……、少し預かっていいですか? 神奈と相談します」


「いいべ。ただし、絶対皆には秘密だべ」


「何故ですか? と聞くまでもなさそうですね。予想ではこれは、滅鬼という刀、妖怪物怪怪異を斬れるという謎の刀です。で、この刀を使って倒せる敵は、珠樹、暴走した珠樹です。それをあの大男から依頼されて困っていると言ったところでしょう」


「そうだべ……おらが、やることになったら、おらが! やらないといけないと思うんだべ……皆仲が良かった。だから、まだ比較的付き合いの少ないおらがやるべきなんだべ」


「そうですね、皆ためらうでしょう。だから、貴方が適任かもしれません。ですが、気負う必要はありません。ちゃんと皆で助けることができますよ」


「そう願うべ」


「では、寝る前に少しだけ修行しましょう」


「ああああああ」


 もう寝ようと思っとったのに、おもっとったに~。


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