21話 代美&?????
代美&?????
目が覚めると、いつもの部屋。
「アミ、起きましたか。では、朝食をとりましょう」
とドアの向こうから、詩織の声が聞こえる。
「はい!」
着替えて、居間に向かって、みんな揃っていることを確認する。
「皆早いね」
ご飯が用意されている席に着くと、みんなで、
「頂きます」
と言うと皆も食べ始める。
「そういえば、アミ様。昨日は夢を見られたのですか?」
あ、たしかに、皆そこ気にするよね。それを乃理が訊いてくれたみたい。
「うん、昨日は夢を見たよ。丸い空間で、小麦と座学と特訓したよ」
「ほう、そうですか。ですが、私の特訓にも付き合ってもらいますよ」
「ア、ハイ」
やっぱりそうなるよね、詩織の特訓きつすぎるんだよー。でもいいや、強くならないと、皆を救えない!
そんなこんなで、特訓してから進行を開始。すると途中で、人影が二つ。見つけた詩織の指示に従って、物陰に隠れて、見てみると、代美コピーと人型のなに?
「何あれ、人型に見えるけど、人と認識できない!」
エスキの声に皆が驚く。けどたしかにそうかも?
「ど、どういうこと、たしかに、アレは人型だけど、人間じゃないような……」
プリマも、アレを人と認識していないみたい。私も認識できないけど。
「恐らく、神に近しい存在です、神話時代の人のような気がします、神々しい感じもしますしね。どちらにせよ、コピーでしょう」
詩織は静かに分析している。なんであそこまで冷静なんだろう。見ていたら、目がつぶれそうなのに。
「どういう事? コピーって事はあの人も、福留って人の作ったコピーって事? なら、その神に近い人も福留に捕まっているのかな?」
「分かりません、珠樹が捕まった事により、不確定となりますね。恐らくですが、珠樹の今の体から恐らく11の生物が生成できます。そのうちの1体かも知れません。何故かというと、珠樹が最強生物に落ちたキメラは、本当に合成獣なのです。つぎはぎの合成獣、つまり、珠樹をコピーすると、11体の生物が同時に生成されるのか、または一か所に触れたら、その部分を担当している者がコピーされるのかだと思いますね」
「うわ、こわ、てか珠樹は大丈夫なのかな?」
「それを治すための旅だったはずなのになんでこうなるのでしょうね」
「よくわからない」
「まあいいでしょう。では、そろそろ接近しますか」
皆頷く。そして展開。こっそりと千代が敵の後ろに向かった。
「やっぱりすぐ見つかったね」
敵はこちらを捕捉した様で、此方に向かって矢が2本飛んできた。全員急いで回避。しかし、
「ナニコレ、風圧!? かまいたち!? てか、痛い! 風で肩に斬ったみたいな怪我が出来ちゃった」
「威力高すぎだべぇ」
「ですが、接近は間に合いましたよ」
そうかなり接近できた。だから、此処から近距離での戦いになる筈、人かどうかわからないやつは、槍を取り出して、代美コピーは錫杖を取り出した。
「え、詩織様方どうされましたか? 動かなくては!」
詩織、美智、エスキ、プリマが蹲る。皆傷口を押さえている。
「こ、れは、毒で、すかね、油断し、ました!」
かまいたちにも毒がある!? ど、どういう事?
「アミ様、詩織様方をお守りください。あの人型、武器に毒を塗っています」
乃理の提案。たしかに、誰かが守らなくちゃいけない!けどそれなら、
「え、でも、私も戦った方が、良いんじゃ? ほら、乃理の方が防衛向きじゃない!」
「いえ、私たちで何とかしてみせます。なので、4人がやられないように、防衛を」
「……分かった」
ここは皆に任せよう。




