19話 ゴーレムと手を組んだ
ゴーレムと手を組んだ
修行が終わり、進軍していると、巨大なゴーレムが代美コピーと共にこちらに襲い掛かってきた。
「何! あのゴーレム! 代美を乗せているよ」
「ゴーレムと言っても、アレはサンドゴーレムですね。でもなぜ代美コピーと手を組んでいるのでしょうか?」
そう、背中に代美コピーが乗っていて、矢の雨を降らしてきている。それを詩織たちが魔術による障壁を張って防衛しているけど、どう手を出せばいいのかわからない感じだ。
「なんで組んでいるかは分かんないけど、とりあえず倒さないと、こっちが負けちゃう」
「そうですね。では簡単に、コアを狙いましょう。こういう集合体の魔物にはコアがあると相場が決まっています」
「賢者の砂みたいに、コアと本体の差がないのは嫌だなぁ」
思わず呟いたけど、皆賢者の砂なんて知らないよね。
「あっちの世界の話ですか。その話はあとで詳しく。それより修行の成果の見せ所ですよ。アミ」
「へ、ああそっか、砂なら水で固めちゃおうってこと?」
「その通りです。そこを乃理と瑠亜で畳み掛けます」
「りょ、了解。頑張ります」
「わかっただ」
私は巻物を広げ、前に構える。そして、
「技術召喚! コード、2、1」
「水の生成、操りですね。承知いたしました。」
巻物から機械音が鳴る。その間にも、サンドゴーレムは、此方ににじりより、矢の雨を降らせている。その進行を遅らせるために、
「行くよ。姉さん」
「うん、頑張るよー」
エスキ、プリマの掛け声とともに、地面から、かなりの木々が成長しだして、行く手を遮りつつ、矢も防いでくれている。しかも、洞の中から外向こうの様子が見えるおまけ付き。これなら、水も操りやすい! 水の玉もどんどん大きくなってきている。
「三秒後に水を当てるよ。3」
乃理が機関銃を構え、瑠亜が拳に力をためる。
「2」
木々が枯れ始める。少しずつ視界が広がってきた。けど、矢が飛んできそうだな。と思ったら、詩織が私たちの正面以外を覆う岩で防いでくれている。
「1」
機関銃が回転を初める。私も急いで、水をサンドゴーレムにぶつける。
「fire!」
一斉攻撃が飛んだドロドロになった体はすぐに崩れ落ち、コアが露出した。しかし機関銃は弾切れ、そこで、瑠亜が走って、コアをわしづかみにする。よしこれで、代美コピーに接近できる!
「いくべぇええええ」
コアを手に掴んだ瑠亜は、そのまま砕いた。どんな怪力なんだよ。そして、代美コピーの方も、いつの間にか後ろに回っていた、美智によって、撃破されていた。
「皆、大丈夫ですか?」
「うん」
「大丈夫です」
「無事にござる」
「無事だべ」
「私たちは大丈夫だよ」
「私も大丈夫です」
「よし皆大丈夫ですね。では、今日はもう少し進みましょう」




