14話 水の特訓
水の特訓
目を覚ますと、また特訓。今日も水を生成する練習。
「あーもう、解んなくなってきた。水を大量に出すにはどうすればいいんだろう? コツとか無いのかな?」
うまくいかない。どうしても、人一人分の水しか生成できない。これ以上が出来そうな気がしない。
「コツなら無いですが、もっと水を増やす裏技的な物ならありますよ。河童の巻物を出してください」
「アッダーだね、はい」
「では、その巻物を広げて前に構えてみてください」
「こ、こう?」
両手に持って広げて、前に構えて見せる。すると、詩織は正面から少し外れたところに行って、
「技術召喚と言ってみてください」
「うん、技術召喚」
『どれを召喚いたしますか? 1怪力、2水の操作』
「わ、なんか巻物から声が出たよ。この選択肢なら、2かな?」
『水の操作ですね。では1水を生成、2今ある水の操作どちらでしょうか?』
「それなら、1」
『承知しました』
その言葉が終わった瞬間、目の前に大きな水の球体が現れた。
「できた……。私の力ではないけど。でも、これで敵地に攻め込めるのかな?」
「そうですね、一度、水を操ってみましょう。後これはたしかに、あなた自身の力ではないのでしょうが、あなたの部下の力、つまりあなたの有する力ではあります。そしてその部下は、あなたが魔力で従わせたもの、なのであなたの力ではあると考えていいでしょう」
「ありがとう。じゃあ、とりあえず水を動かしてみるよ」
自身の能力で、近くに置いてある、桶に水を少し入れてみる。1杯2杯3杯ん? まだまだ水が減らない。どういう事?
「その水は圧縮されたうえで、魔力で宙に浮いています。なので、これを少しずつ流し込めば減っていないように見えるのです」
「へー。なんかすごいことになっているね。アッダー強い」
「では、そのまま操作を少し練習しましょう」
それをやってみたけど、あまりうまくいかなかった。そして、目途がついたことによって、敵地への進軍が始まった。午前中に訓練をして、午後には進軍。誰かが疲れたら進軍は休むって話だし、無理はしないみたい。




