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12話 賢者の砂封印戦

 賢者の砂封印戦




 私、アミは地獄の特訓が終わってベッドの中、すぐ眠りについて夢の中。今日の場所は昨日と同じ、敵の基地。そこで、私は戦闘機を装備し、馬上槍を構えた騎士風の女性と向き合っていた。


「我は赤井 ラプター也! 汝はすでに捕捉されている。投降するならよし、せぬと言うのなら、蜂の巣にしてやろうぞ!」


 よし、火の玉を出そう、そして私は、接近しよう。


「投降はせぬか。致し方なし、此処で蜂の巣になるがよい!」


 火の玉は到達する前に、槍で叩き落されて、そのまま機銃をこちらに向けている。周りに障害物は沢山あるけど、上からの攻撃を避けれるための天井はない。どうしたもんだろうか? まあ、皮膚だけを最大巨大化そして圧縮。これで逃げ回って何とかならないかな? 腕から先を巨大化、その場所の皮膚も最大巨大化して、敵を捕まえようと、腕を伸ばす。


「なんの!」


 うん、まあ上空に逃げるよね。


「成程、此処までは届かぬようだな。なら」


 ん? 槍を掲げて瞑想をしだしたよ。けど、何をするつもりだろう。


「このまま、ロンゴミニアドこの基地ごと貴様らを葬る。貴様はそこで指をくわえてみているがいい」


「いや、敵にそんな事言ったら邪魔するよ」


「邪魔できるものならしてみるがいい!」


 とりあえず火球投げとこ。そう思って火球を投げつけたけど、かき消される。防壁があるのかな?


「なら!」


 全身を巨大化。足を延ばし胴を伸ばし、全身が大きくなったため、これで身長が届く!


「なっ、なんだと!」


「そりゃ巨大化するよ」


 ラプターをそのまま叩き落す! そして、そのまま空中で小さくなり、ん? 式が戦っているね。なら。


「大丈夫? 助けるよ!」


 再度巨大化して、地響きをあげて着地した。


「もうそんな時間なのね。ありがとう、アミ」


 よし今の着地で、20人は吹き飛んだ。これで、式も動きやすくなったかな? どんどんと敵を手で薙ぎ払い、


「アミ! あっちでいいかしら?」


「うん、大丈夫。追い立てるよ!」


 アミは、あっちに追い立てると言いたいのだろうけど、言葉が足りてないよ~。まあわかったからいいけど。そして桟橋に追い詰めて、敵が海をちらちらと見ながら飛び込もうか思案しているようなそぶりを見せているところで、砂が集まってきた。これが噂に聞いた、賢者の砂かな?


「俺様が来たからもう安心さ。私があいつらを倒すぞ」


 何処からともなく人形っぽいのも現れて、噂に聞いた賢者の砂になった。


「二度はやられないわよ!」


 アレはどうやっつければいいんだろう、なんか一網打尽に出来れば、


「とりあえず、あの砂の本体は一粒なんだけど」


「あの砂の量で一粒探すのは無理だよ?」


「だよね」


 考えられるのは、砂を全部集めて破壊、または、


「どうにか封印できればね」


 そういえば光線で封印する機械とかかったかな? どこかで有ったような?


「へ? 一粒を封印なんてできないわよ」


「全部まとめて封印しちゃえばいいんじゃないかな」


 何だっけ、あのふざけた名前の兵器、ニコニコちゃんいや違う、にっこりちゃん? なんかマルってイメージもあったような……?


『アミ、私マンマルちゃんを探しに行くわ。あれならアイツを簡単に封印できるわ』


『え、何そのふざけた名前の何?』


『あ、ごめん圧縮捕縛装置の名前よ』


『あっ、アレか。皐文と一緒に破壊した奴。成程、分かったよ。なら君はそのマンマルちゃんを探してきて、私は、あいつを足止めするよ』


 さてと、あの賢者の砂を、どう足止めすればいいかな? とりあえず、火をつけよう。


「火炎球」


 あ、やっぱり避けた。炎攻撃は苦手そうだね。なら炎上させるまで!


「くそ、ダメージを受けると消える分身能力の弱点を突かれるとわな! 私は頭が回るやつは好きだぞ!」


 あ、そんな理由だったんだ。溶けて合体させようという発想だったんだけど……。まあいいや。火球を周りに投げまくって、逃げれないようにしよう。


「ふん、この手は使いたくなかったが、仕方あるまい。貴様が悪いのだからな」


 ん? いきなり賢者の砂の人形が電源を落としたかのように動かなくなった。そしてダランとしている。どういう事? 次の瞬間、足元に違和感。なんか、砂が集まってくる? こっちが本体って事だよね!


「ボディを捨てたのか! でも、それでどうしようと言いうんだ!」


 怪しすぎる、とりあえず踏みつぶす! 踏み下ろした衝撃で埃のように砂が舞い上がって、なんかもっとまずいことした気がする。元のサイズに戻る? いやもっと大きくなろう!


「くそ気付いたか! せっかく体内から潰してやろうと思ったのに!」


 成程、口から入って、胃とかから突き破る気だったのかな? 危なかったー。でもこれで、突破口見えた! 少しの風圧で飛ぶなら、少しの重力で行けるはず! 闇の魔術で重力場を作ってっと。


「な、闇魔術! やめろ、止めろ! この体になってから、簡単に風に飛ばされるんだ。重力なんてもってのほかだ! 止めてくれ!」


 よし、捕まえた! これで後はマンマルちゃんが来るのを待つだけ!


「何事! 何で敵を連れてきているんだい!?」


『念話で話すわよ。簡単に言うと、あいつがマンマルちゃんを持っているのよ。だから、あいつに封印させて、その後で倒すわよ!』


『なるほど、なら、簡単ではないけど、やってみるかな』


『ええ、そうね。じゃあ』


「倒すわよ!」


「うん!」


 賢者の砂は、増殖して何とか脱出しようとしているみたい。けどそれなら、一撃火をぶつけて、黙らせておこう。


「うぎゃああああ!」


 効いている効いている。で、向こうは? 式の方を見ようと思ったら、遠くに、ラプターが覚醒して、あたりを見渡しているのが確認できた。でもまだ動けないと思う。とりあえず追い打ちに火の玉を投げておいてっと。


『アミ! そっちはどう?』


『こっちは闇の中に閉じ込めたよ』


『あら、凄いわね。なら、それを移動させられる?』


『うん、可能だよ』


『なら今って言ったら、私の後ろに闇ごと賢者の砂を移動させて』


『うん分かった』


 様子をうかがおう。ついでに小さくなって、敵に見つからないようにっと。


「あんたの攻撃はもうすべて見切ったわ、マンマルちゃんのビームなんてもう通用しないわよ! そんなビームなんて捨てて、かかってきなさい!」


「ん、さては気様あのビームが苦手だな?」


「ギクッ」


「ならお望み通り、ビームで戦ってやる!」


 いや、なんでこんなんで撃ってくるのさ。挑発と言うよりノリに乗ったって感じだね。


「今よ!」


「うん!」


賢者の砂を移動させて、ビームの直線上に置く。


「しまった!」


 よし、賢者の砂は封印された。なら後はマンマルちゃんを敵から引きはがすのみ!


「くそ! これが狙いだったか! 今すぐ開放しないと!」


「そうはさせないわ! いでよ雷!」


 雷が落ちる。ん? なんか影のような物が防御したけど、簡単に敵は倒れた。


「よし!」


「やったね!」


「どうしようかしら、まず腕からマンマルちゃんを取り外そうかしら?」


「そうだね。それがいいよ」


 って、腕からって、腕ごと切り落とすことだったの? 大太刀で腕を斬りとした! 怖い、と言うかグロイけど、元の大きさに戻って、


「私が、このマンマルちゃんを海に落とすよ」


「ええ、頼んだわ」


 よし、これであいつはもう……。


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