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15話 代美?

代美?




「戻ってきたんだね、代美。でも村を攻撃する理由は何なんだい?」


「スベテヲハイジョシマス、マズハシュウラクカラ。ソノツギニ、アナタデス」


あ、なんか様子おかしいね。なら、距離を詰めて、


「ソレイジョウノセッキンハ、ミトメラレマセン」


弓をこっちに向けている。このままじゃ、射抜かれるね。けど!


「召喚! フィンの盾」


魔術で浮かせて、フィンの盾で身を守りつつ接近。


「ユウセンジュンイヲヘンコウ。サキニアノショウジョ……?」


ん? 動きが止まった? 私を認識したのかな? ならチャンス! 接近して、拘束する!


「グエ!」


な、錫杖で殴られて飛ばされた? 痛い! なんで、代美がこんなことを、でもなんか様子おかしいし……。ってそんなこと考えている場合じゃない! 何とかして動かなきゃ! 矢が飛んでくる!






や、やっと外に出れた。って、珠樹、代美って人を止めるの失敗してる! しかも矢で射られそうになっているし! ど、どうしよう。何か近くに投げて防御できそうなものって……。あったなんか解らない盾! アレを投げて!


「ウグ! 毒!?」


触っただけで、凄い痛い! でも! 助けないと! 思いっきり、代美に向かって投げる。ちょうど間にいる珠樹を守るために! 

それは円盤のように代美のほうに飛んでいく。それに矢は、当たることもなく、的外れな方向に飛んで行った。


「? ハズレタリユウヲケンサク。イッケンガイトウ。フィンノタテニヨル、ソラシトヨソク。トッパホウホウ……。モヤス」


代美は錫杖を構え、飛んで行っているフィンの盾に向かって錫杖から火を放った。


「防壁100倍」


そんな声が響く。今の声、珠樹? けど、どこに壁を? その答えはすぐに分かった。


「ナゼモエテイナイ!」


一瞬、壁が現れて、錫杖から盾を守って、その壁をぶち抜いて、盾が現れ、そのまま盾が当たって代美は消えた。


「き、消えた? なんで?」


珠樹が驚いている。でも、攻撃しようとしたのは珠樹だから、敵が消えるとは思ってなかったんだね。


「死んだときの反応でもなかったね。どういう事なんだろう?」


見たままの事を言う。けど、親友だって言ってたから、心配なのかな?


「死んでないよね。死んでないよね!」


かなり、珠樹が動揺している、どうしよう。私が辺に声出しても、私が倒したから、話聞いてくれなさそうだし。


「大丈夫だろ。そいつ、消えても、次の日には襲ってきたからな。俺様たちが束になって全員がストック1になりながら戦ったのに、次の日にはまた、村を襲ってきたんだ。だから、大丈夫だ」


「何それ恐怖だよ!」


ついに珠樹が泣き出した。ど、どうしよう。


「しかし、どういう事だ? 貴様らは、アイツと知り合いなのか?」


ん? さっきから聞こえる男の声は?


「誰?」


「あ、自己紹介が遅れた。俺様は、クラウン・佐久間だ。先ほどは俺様を助けくれてありがとうな! で、俺様の質問に答えてほしいんだが」


「これはご丁寧に。私は、アミ・ホーネットだよ。で、さっきの人は、珠樹の知り合いって聞いたよ。でも様子がおかしい気がしたね」


「そ、そうなんだよ。なんか、言葉がおかしいし、ホンワカしてないし、それにそんなに強くなかったし……」


「いや、ほぼ負けていた人が言えることではないかも」


「けど、本当にそうなんだよ。だって、武器は一緒だけど、私を敵と視認した瞬間に、死んでる可能性まであるからね」


「どこまで強いのあの人?」


「で、貴様らは、どうしてここへ? 忍びの娘の仲間だっていうのはわかるが、アイツ、あの弓を持った巫女もどうしてここまで来たのかっていうのも解らん」


「あ、あの2人は?」


「ああ、奥羽が来て、二人が俺様を助けたことを知ると、皆を説得に行くと言ってたな。そしてに二人は付いて行った。ちなみに俺様はそれに許可した」


「それじゃあ、集落に戻るべきだね。私たちは、あなたたちを村に来てもらいたいと思って集めているんだ。どうかな」


あ、やっと珠樹が復帰したみたい。何とか言葉を紡いでる。


「それなら、全然OKだ。この環境に皆を置いておくのはよくないからな。という事は、貴様ら、あの森の向こうの村から来たのか?」


「そうだよ。私たちはあの村から途中の集落を一つ通って、ここまで来たんだよ」


「なるほどな、では集落に戻って皆に決定を告げよう」

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