表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

捜査記録1

 ※この話はフィクションです。現実と乖離した表現がある可能性がありますが、予めご了承ください。


 ある男がスマートフォンにイヤフォンをつけて音楽を聞きながら、誰に言っているのかわからない独り言を言う。独り言を無意味に量産するのは羽根課長。

 独り言課長の前に並ぶダンボールの山から一人の男が現れる。現れて早々、羽根に文句を言う。

[……いい加減、聴くのやめて片付けたほうがいいのではないですか」

 そう言われて、悲しい気持ちになった羽根は仕方なく音楽を止めた。

 止めたあと、険しい表情をする御井の後ろにいる彼女へと目が行く。

 資料を見比べながら考え事をしているようだ。

 資料を机に置くと付箋をつけファイルに丁寧にしまう。

 真面目だと感心しながら「先月の事件か?」と聞いてみる。

 そうすると、こちらを向いてまっすぐ見て言う。

「いえ、アニメの設定資料を見て復習をしてました」

 いつものことだからと特に言うこともなく羽根は「そうか」と言い自席へ戻る。

 御井は「すこしはなんとか言ってくださいよ」というものの、そういう御井も机には拳銃のモデルガンが散乱している。


 常に人間は自分の余暇を持て余すことのないよう趣味を探す。その結果マニアになる。マニアの程度にも色々あるものの、通常よりも特定の趣味に特化した知識をつける。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ