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RISE OF HEROES  作者: BRAVE
ACT1:NEW BEGINNING
5/6

Chapter 4: Unexpected Encounter (意外な出会い)※編集中

読んでるなら感想くださいorz

良い点とか悪い点とか

後、広めてください

-??:??(?時??分)-



「……」


気がついたら僕はベッドの中にいた。

見たことのない部屋だ。

一体ここは何処なんだ…


「うっ…」


シャツは脱がされていて僕の肩に包帯が巻かれている。

右の肩がまだちょっと痛む……バットで打たれた所は湿布が貼ってある。

右腕が少し動かし辛い……動けるだけ良かったと思うべきか……?

やっぱり夢ではなかったんだ


「ええと……」


先ず状況を整理してみよう。

確か夜の街を歩き回っていた僕は怪しい取引を見つけ、それを追っていた。

後をつけていた僕は見つかってしまいその場で一戦を交えた。

相手は銃を持っていたが僕の能力を把握していなかったからか返り討ちにすることに成功した。


しかし、確実に仕留められなかったらしく倒したと思っていた相手に不意に撃たれてしまった。

その所為で気絶したはずだが……死んでしまうと思ったときに……


「……あ、あの人は……」


そうだ。最後に女の人が来てくれたはずだ。

あの人が僕を助けてくれたのか?


「……シャワー?」


隣から水が流れる音がし始めた。

部屋を見るからにパソコンや大型テレビが置いてあるのでどう見ても病室じゃないから助けてくれた人が此処に泊めてくれたのだろうか。

此処はあの女の人の家なのか?

この部屋を出ようと思ったが勝手に出て行ってくのは流石に失礼だろう。

助けてくれたのならせめて礼を言うべきだろう、とりあえずシャワーを終えるのを待つ事にした。


「助かったんだ……」


そういえば昔、父さんが事件で強盗に撃たれた事を思い出した。

幸い父は急所を外して無事だったが銃砲撃は急所以外に当たった場合でも死ぬ事あると言ってたな。

銃弾の当たり所次第で臓器が機能不全になったり撃たれた痛みによるショックや撃たれたという事によるショック等……

そして僕も初めて撃たれた。

あの時、僕は本当に死ぬかと思ってしまったのだからショック死の可能性もあったかもしれなかったのか。

普通は自分が銃に撃たれるなんて事は思いもしないだろう。


「……」


死を悟った瞬間色々考えた……

父さんと母さんに親孝行出来ずにごめんなさいと。

(あらた)と一緒に遊ぶ事も出来なくなると。

ケビンとテレビゲームすることも出来なくなると。

こんな事になるならウェンディに告白すべきだったと。

他にもやり遂げてない事は沢山あった。

あの1分もしない僅かな時間で色々考えてしまった。

人は死を直面するとああなってしまうのだろうか……

死を感じるのは今まで感じたどんな恐怖よりも怖かった。

でも何より……生きてて良かった……


死の恐怖や生きてて良かった事や身近な人への未練等色々思い込んでいたら涙が出てしまった。


「……」


シャワーの音が止まった。誰が助けてくれたのだろうか……

普通なら病院に連絡されるだろうけどここにいるという事は通報もなかったのだろうか。

両親はこの事を知っているのだろうか……


「あ、足音……」


ドアが開いた。


「あら、気づいたのね」


出てきたのはバスローブを着てマスクをかけた緑の髪の女性だった。

間違いない、この人だ。


「あ、貴方は……」

「ハーイ♪貴方の天使よ」


天使って……


「……(天使って言ってた事は記憶にないみたいね)」

「……貴方が助けてくれたんですか?」

「ええ、そうよ。傷は深くなくて良かったわ。一週間ぐらいで治るんじゃないかな?」


銃創って一週間で治るのかな……


「にしても運がよかったわね、ミツキくん」

「はい、正直死ぬかと……え?」


なぜ僕の名を知って……


「香坂光輝、グランゲイズ・セントラル・アカデミーの中等部。誕生日を見ると年齢は14歳かな?」


彼女は喋りながら僕の財布を見せた。


「それは僕の財布!まさか学生証を……」

「次は個人情報を盗られないように気を付ける事ね」


そう言いながら彼女は財布を僕に軽く投げた。


「あ、あの……この事は……」

「誰にも教えてないわよ。誰かに知られたら貴方にとって色々まずいでしょ?」

「は、はい……」


確かにそうだ。誰かに知られてたら今頃こんな部屋にはいないだろう。

それに僕が病院送りになって家族に伝わったらどうなっていた事か……


「それよりも!」

「……!」

「何故あんな時間に外に居たのかしら?子供なら寝ている時間よ」

「……」


そりゃあ聞かれるよね……


「私も貴方の頃は夜遊びした事はあったけど悪党に絡まれるとはね。私がいなかったらどうなっていたかな」

「うっ……」


どうしよう、この人に言っていいのかな……

でも彼女がいなかったら病院送りにすらなかっただろう。

助けてくれた以上、答えるべきか。

僕はただあの黒の人に会いたくて探していたんだけど……そうだ、黒の人だ。


「あ、あの……質問いいですか?」

「今は私が質問してる方だけど別にいいわよ」

「……黒いスーツを纏った人を知りませんか?」

「黒いスーツの人?」

「その、とにかく黒いスーツを着てて……黒いマスクも着てて……なんというか赤い眼光が……」

「……ああ、彼ね」

「え?知り合いなんですか!」


あの人の事を知ってるのか……


「……貴方の仲間なんですか?」

「何?彼の事を知りたいの?」

「実は……あの人に会いたくて……」

「へぇ」


彼女はニヤリと微笑んだ。

あの眼差しは……何か興味を持った目だ。

そんな気がする……


「そうね……『ブラックシャドウ』の事が気になるの?」

「ブラックシャドウ?」


あの人の名前か?


「ええ、多分夜で黒くて赤い眼光するのは彼ぐらいね」

「知り合いなんですか?」

「友人よ」

「ほ、本当ですか?」

「彼に合ってどうするつもりだったのかな?」

「え、えっと……」


どうしようか……この人に言っていいのか?


「実は、一度彼に助けてもらって……その、お礼を言いたくて、一度会ってみたいと……」

「お礼ね……本当にそれだけかな?」

「あの……彼は能力者ハンターなんですか?」

「……さっき見てたけど、貴方は能力者なのね?」

「……はい」

「どうやら彼を探した理由は礼を言うためだけじゃないみたいね」

「……」

「まあ、殺し屋にしては能力を完全に扱いきれてないし子供だし信用していいかな?本当は何で探しに来たのかしら?」


……助けてもらったし信用してもいいのかな。


「僕はその……弟子にしてもらおうかと」

「へえ……」


また微笑んだ……


「弟子ね……もしかしてコミックに憧れて自分もヒーローになりたいとか?」

「は、はい……」


つい答えてしまった。


「はは、若いわね。私もでもわかるわよ、その気持ち」

「……」


なんか少し恥ずかしくなってきた。


「それにしてもこれも何かの縁ね。貴方が取引中の面子を倒すの、見事だったわよ」

「!」

「光線を放っていたわね。つまり『光線を放つ能力』と言ったところかな?」

「その通りになります……」

「能力者とはいえその歳で銃を持った大人を倒したのは大した物よ。経験はあるの?」

「い、いえ……人に能力を使ったのは今夜初めてです」

「初めて?それにしては光線受けた人は大丈夫だったけど」

「その……誤って人を殺さないぐらいに制御できるように密かに練習していたので威力を調整出来たんです……」

「へえ、コントロール出来るように努力してたの?」

「は、はい……」

「感心するわ……能力者として大したものよ、あなた」


特訓の成果を褒められてるのはいい気分だな……ちょっと照れる。


「あの……彼はマスクドヒーローですか?」

「うーん、まあそうなるわね。でも残念ね。彼は今、弟子を募集してないの」

「え……そうですか」

「でもまあ、代わりにお礼を言ってあげるわ」

「あ、ありがとうございます……」

「まだ色々お話ししたいけれど、こんな時間じゃね……」

「こんな時間?はっ……」


そういえば今、何時だ?

撃たれた所から目覚めてそんな事を考えていなかった……


「今何じ……痛っ!!」

「もう直ぐ朝の6時よ」

「朝の6時……早く帰らないと!」


まずい、父さんは大体6時半で起きる。

気づかれる前に帰らないと……


「待ちなさい。歩いて間に合う距離なの?」

「うっ……」

「送ってあげるわよ。車よりも速くね……」

「!!」


彼女はバスローブを脱ぐと中にはタンクトップとジーンズを着ていた。

そして彼女の背中からは大きなコウモリの様な翼が生えていた。


「ふふふ、スカイダイビングの経験はないよね?」





「うわああああぁ!!」


彼女は僕を後ろから抱き着くように掴んだ。

背中に柔らかい感触はあったが直ぐに足が地から離れた事に驚いた。


「このまま飛ばすわよ!」


そう言いつつ彼女は大きな翼を動かし、飛翔していく。


「……!」


風圧が顔に当たっていく。

速い……確かに車より速い……最初は驚いたけど……でも、かつてない経験を味わった。

大して考える余裕もない内に僕の家が見えた。


「あ、あそこの開いてる窓です……」

「OK!」


彼女は窓に辿り着くように降下した。


「はあ……はあ……」

「気付かれない内に着替えておくね。銃痕のついた服は見つからないように処分しておく事ね」

「は、はい……」


なんとか無事に帰れた……


「あの……色々ありがとうございます」

「ノープロブレムよ。私もヒーローだからね」

「ヒーロー……」


彼女に会えて良かったかな……


「じゃあね、ミツキ君。縁があったらまた会えるかもしれないわ」

「あの、貴方の名前は……」

「ふふ、『ドラゴンレディ』よ」

「ドラゴン……」


そう言うと彼女は直ぐに飛んでいった。

コウモリみたいな形だったけどドラゴンの翼だったのか……


「痛っ……!」


とりあえず暫くは家族に銃創を知られないように生活するしかないか……





「ふふふ、面白い子ね……」








To Be Continued......

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