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4.青年 岩岩(ガンガン)2 『それゆけファーちゃん』

リッチー「……いやさァ……てかさァ……? 今さらなんだが『青年 岩岩』って響き怪しすぎじゃね?」


トラン 「仕方ないだろ……俺らが『少年』って歳かよ。ちなみに、俺は二十一歳。リッチー見た目年齢俺より上」


リッチー「おまえが童顔だから毎度俺様が上に見られるだけだろうが……つか、おまえまでリッチー呼ぶな(ジト目)

 ~たく前回はあえてツッコミゃしなかったが、なんなんだリッチーって……ただでさえ俺様本編出番少ねぇのに読者のカワイコちゃんに妙なイメージが……(ブツブツ)」


クレープ『出番の少ない主役なんて前代未聞デショ。トランちゃんと交代したら?(しれ)』


リッチー「…………(体育座り/地面に「の」の字)」


リタル 「はいそこ拗ねない~。(リッチーの背後から襟首掴んで引き上げる) ってゆうか。話脱線してるって。

 ま。十中八九。このタイトルの怪しい響きははアンタタチが原因よね……(溜息)」


クレープ『そうとも言い切れないんじゃない? もう一人いるわよ。怪しいのが』


リタル 「え? もう一人って……(訝しげな表情のまま魔眼を発動……するまでもなく微かに漂うクレンザー臭を嗅ぎわけ恐る恐る上空を仰ぎ)」


ファー 「…………(眼鏡クイ)」


トラン 「…………いたのか……」


ファー 「居ては悪いですか?(眼鏡クイ)」


リタル 「悪い」


リッチー「てか、てめぇ一体いつからそこにいやがった? どっから湧いて出やがった?」


ファー 「貴方方が来られる随分前からですよ(眼鏡クイ) って、なんですか。人を汚らわしい虫のように……(顔を顰める)」


リタル 「どこまで暇こいてんのよ不良天使」


グレープ「お久しぶりですファーレンさん(にこ)」


ファー 「おやお久しぶりですグレープさん(にこ)」


リッチー「てかなんでおまえグレープにだけ、ンなに愛想いいんだ……?」


トラン 「グレープちゃんこっちこっち。そんな奴の近くに居ると、クレンザー臭が移っちゃうよ?」


グレープ「……ええっと(汗汗)」


ファー 「…………(憮然とした表情/眼鏡クイ)」


クレープ『ネ? 一番怪しい(指差し)』


リタル 「確かに。こうしてみるとこれほどストーカーが板に付く天使ってのもいないわ……」


ファー 「人聞きの悪い。(眼鏡クイ) といいますか、私がタイトルに関連してるわけがないでしょう」


リッチー「なんでだ」


リタル 「なんでよ」


ファー 「私の実年齢は既に貴方方の言う『青年』という域を越えていますから(眼鏡クイ)」


クレープ『あ。それもそうか』


リッチー「…………爺……(ボソリ)」


ファー 「いいのですかリチウム私にそんな口をきいても。……さらに出番を少なくしてさしあげてもよいのですよ……?(眼鏡クイ) 貴方の命を握り潰す事など赤子の手を捻るようなものですからね。

 大体。常日頃から思っていた事ですが、貴方はもう少し私を敬うべきなのです。何故ならば貴方は覚えていないのかもしれませんが、貴方のその肉体は私の……、」


リッチー「破廉恥!!(赤面/ジャンピングパンチ)」


ファー 「!? ……な!!?(殴られた頬押さえ/実は打たれ弱い/眼鏡罅割れ)」


リッチー「~俺様の肉体がてめぇのものだと!?(青ざめ)

 ~何をした!! ~てっめぇっ寝ている無防備な俺様の肉体に一体何をしやがったぁあ!?(発狂寸前)」


ファー 「は!?(呆然) い……一体なにを言って……!!(眼鏡罅割れ)」


リタル 「~てっきりただの人畜有害な掃除オタクだとばかり思っていたのに……っ(青ざめ/仰け反り)」


トラン 「~人畜有害な掃除オタク+Hだったなんて……っ(青ざめ/仰け反り)」


ファー 「な、なんですかそのプラスエイチというのは……っ(眼鏡罅割れ)」


トラン 「HENTAI」


ファー 「なんということを……っ(愕然/眼鏡罅割れ)

 (キッと一同を睨み返し) ~いいですか!? 貴方方の最大の欠点は人の話を最後まできちんと聞かずに暴走する点です!

 ~私が言いたいのは、そこのリチウムというふざけた男は私の……、」


リッチー「! まだ言うか!!(赤面/死球発動)」


ファー 「~ぐお!!(眼鏡消失)」


リタル 「HENTAI眼鏡(冷ややかな目)」


トラン 「HENTAI天使(冷ややかな目)」


クレープ『……ふ』


ファー 「(よろよろ)~笑いましたね?! 今、笑いましたねこの場で唯一事情を知っているそこの腹黒女狐!(ノ●タ)」


クレープ『……あら。一体なンのことかしら。ファーちゃん?(黒笑)』


ファー 「く……っ 相も変わらずなんて腹黒な……っ(●ビタ)」


グレープ「……ファーレンさん……。(続く衝撃事実発覚に両手を組み瞳を潤ませ…………首をぶんぶん/それでもグレープ負けない)~いいえっ素直になりましょう! 世界がどういう反応を示そうと、わたし、ファーレンさんの恋を一生懸命応援しますっ

 素直なファーレンさん、素敵だと思いますっ(ぐ)」


ファー 「……そういうことですか…………そういうオチできましたか……(がっくり/沈下)」


グレープ「?」


クレープ『…………ふ』


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