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2.青年 岩岩(ガンガン)1 『それゆけトランちゃん』

トラン 「っていうかさ……なんで」


リタル 「なんでわかったのかって訊きたいの? 簡単よ。てか、あんたってばわかりやすすぎなんだもの」


トラン 「……わかりやすすぎって……(青ざめ)」


リタル 「あんたって顔は愚か行動にまで出やすいんだもの。馬鹿正直ってゆうか……それ以上?」


トラン 「マジで? そんなに!?(ひぃ/ムンク)」


リタル 「丸わかりってか。丸出しもいいとこ。もう、一話でのあんたの登場シーン時からね。わざとやってんのかって位。一部の貴重な読者さんからは、あんたがあのコに意図的に触ろうとしてるのが見え見えだー(怨)ってすっごい反感かってるらしーわよ」


トラン 「は!?(赤面) そんなことあるわけが……! ……って、誰だよその『一部の読者さん』ってのは(汗)」


リタル 「(ぼそぼそ)……ンなこと聞くなっつうの……下手に正体バラして、あたしまで目ぇつけられたらたまったもんじゃないわよ……あんたみたく取り憑かれるみたいに延々と纏わりつかれて挙句、最期は養分だなんて……死んでもごめんよ……ブツブツ」


トラン 「……なんだって?」


リタル 「(咳払い)~こっちの話よ。……ま、全く気付いてないあのコもどうかと思うけども。トラン。忠告しとく。これからあんた、よっぽど頑張んなきゃ、この先「奇跡」の「き」の字も降臨してくんないわよ?

 大体、本編では今の時点(乾クエ2「蒼天の鈴歌」後半)で、あんたなんと瀕死状態なんだから。おなかに穴あいちゃってるから。このままいくと本当にシャレにならないから」


トラン 「……かなぁ……(宙に目を泳がせる)…………。 ~かもなぁ……(肩を落とす)」


リッチー「(わなわな)……そうか、そうだったのか……」


リタル 「あら、リチウムおそよう。毎度の事だけど一応ツッコんどく。もう夕方よ?」


トラン 「ってかおまえ。なに震えてんだよ。……アル中か?(真顔)」


リッチー「……いや、俺様もそうじゃねぇかとは思ってたんだ……でも……そうか…………やっぱり、そうだったのか……(トランに向き直り、ずすいとトランに接近) ~安心しろ、トラン。

 ……おまえは、今、報われた(美青年フラッシュ/両肩に手置き)」


トラン 「………………は?」


リッチー「(真顔)~前もって宣言せんでもわかりきっている事だとは思う。だが、俺様はあえて言おう。


 俺様は責めだ。覚悟しろ」


トラン 「(青ざめ/鳥肌) ~って、どんな覚悟だ馬鹿野郎!?(殴)」


リッチー「(殴られても平然) ~なんだ違うのか。俺様はてっきり(淡々)」


リタル 「なんだ。違うの。あたしもてっきり(淡々)」


トラン 「って、え゛ぇ゛!?(仰天)」


クレープ『(ド吃驚) ~え!? そうなの!? 違うのトランちゃん?!


 ……冗談デショ?(おそるおそる/顔覗き込み)』


トラン 「~おのれら今まで一体人をなんだと……(ワナワナ)」


グレープ「……トランさん……。(両手を組み瞳を潤ませ、首をぶんぶん) ~いいえっ素直になりましょう! 世界がどういう反応を示そうと、わたし、トランさんの恋を一生懸命応援しますっ

 素直なトランさん、素敵だと思いますっ(ぐ)」


トラン 「…………~いや。ねぇ……。……そうくるんじゃないかなぁ~とは思ってたんだけどさ……実際そうこられるとさ…………はは……(沈下)」


グレープ「?」


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