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9.乾クエキャラによる後書き

リタル 「さてさて。今回は初の短編集でしたけどいかがだったでしょうか?」


グレープ「お楽しみいただけましたらとっても嬉しいです~」


クレープ『……ん? あれ!? もうオワリなの!?』


トラン 「どうした? クレープ」


クレープ『うそデショ! 無いじゃないのぉ……! 無い無いないナイ?!』


リチウム「……いきなりなんだクレープうるっせぇなぁ。オチオチ寝てらんねぇじゃねぇかよ……。……おまえの大~切なトランプロマイド集なんざ誰も盗むヤツぁいねぇぞ?」


トラン 「~そ、そんなん撮ってたのか!? ……いつのまに……っ」


クレープ『違うわよ! ソレは永久保存版だから厳重に「秘密のクレープちゃん金庫」に保管してあるわよっ じゃなくてェ……見ればわかるデショ! アタシメインの話が一話も無いじゃないの~!!』


リチウム「……はぁ?」


リタル 「言われてみれば……確かに」


クレープ『ナンテコト! アタシとトランちゃん主演のオ耽美な恋愛模様を深く描く大人のラブストーリーをいまかいまかと待ってたというのに……っ

 チビガキ、グレープ、トランちゃんはともかく、影薄リチウム主役の話まであったってのにアタシの話だけが無いなんて……そんなのアリっ?!』


トラン 「……オ耽美って」


リタル 「ちびがきって言うなぁあ!」


リチウム「あれは俺様主役っつうより……メインはリタルじゃね? 俺様だって不満満タンだぞ!」


トラン 「そういえば。今回は何気にリタルメインの話が多かったような……」


クレープ『このセクシー美少女クレープちゃんを差し置いてボケボケグレープや幼児体型リタルをメインに持ってくるなんて……一体これはどういう仕打ち!? アタシの美貌を妬んでの誰かの策略!? とりあえず作者ぁああ! 出てきなさァい!!』


リタル 「幼児体型言うな!! アタシだって成長すればあんたなんてメじゃないってーの!」


クレープ『バァカ言ってンじゃないわよ! 幼児体型は成長したって幼児体型のマンマに決まってンじゃないの!』


リタル 「なんですってぇ…………!!」


トラン 「まぁまぁ。二人とも抑えて抑えて」


リチウム「確かにクレープの言う事も一理あるわな。今回は初の試み、短編集だというのにホームページに載せていたSSをリメイクしたものが多数並べてあるだけでオリジナルが少ない。で、当然俺様のメインも少ない、と」


クレープ『一人称が一話でもあるだけマシよ! その程度で不幸を語ろうなんて片腹痛いわリチウム!』


リタル 「別にいいじゃないの。あんたたちが出てない分しっかりあたしが盛り上げてあげたんだから」


クレープ『全っ然盛り上がってない!』


リチウム「消化不良って感じが否めんな」


リタル 「なんですってぇ……!」


トラン 「確かに。あんまり弾けた記憶が無いような」


リタル 「う……。

 ……ま、まぁ。よくよく考えてみれば? 始まる前は『思う存分はっちゃけちゃってくださ~い!』とか聞いてたのに……いざ振り返ってみると確かに。暴れた覚えが無いわね……話数も少ないし……」


グレープ「えぇとですね。それに関してはなんでも、理由があるそうです」


クレープ『理由?』


グレープ「はい。作者さん曰く、のっぴきならない理由だとか」


トラン 「それってどんな……?」


グレープ「時間がないそうです」


一同  『はぁぁあああ?!』


グレープ「短編集を初めて一ヶ月位経った頃……でしょうか。

 ホームページに新企画が持ち上がったらしくって、作者さん、少し前からそちらの方にかかりっきりになってるそうなんです。

 勿論、短編集が始まったばかりなのに……って心配された方もいらっしゃったそうなんですが、作者さん『乾クエキャラは逞しいから、放っておいても大丈夫』、だそうで……」


一同  『~っておい!!』


グレープ「で、長編4の方もしばらく連載出来ないとの事でして……」


一同  『なんだそりゃあ!!!?』


グレープ「乾クエシリーズの短編はひとまず打ち切り。長編の続きは、新企画の進行にある程度のメドがついてから……と」


一同  『なぁんだってえぇええええ!?』


リチウム「~お~の~れ~作者! よくもこの俺様をここまで蔑ろに……っ 命は惜しくないと見た……っ(死球発動)」


クレープ『こんなの横暴よ横暴!! 長編4だってアタシがメインの話だってんで毎日サロン通ってスタンバってたのに!

 アタシとトランちゃん主演のラブラブ新婚物語を返せー!!』


リタル 「……ぬっふっふっふ……ふっふっふ~のふー」


トラン 「な、なんだよりタル……その恐ろしい程邪悪な笑顔は……っ」


グレープ「リタルさんが般若のようです、恐いです~」


リタル 「ふっふっふ……せいぜいほざいてなさいな負け犬さん方」


クレープ『ってアンタねぇっ 誰が負け犬よ誰が!!』


リチウム「まさかリタル……策でもあるってのか!?」


リタル 「当然。あたしを誰だと思ってるの? ~これをゴランナサイ!!」


トラン 「そ、それは……っ!?」


クレープ『短編集第二弾の脚本じゃない!? あんた……一体どうやって……!?』


リタル 「ふん! 天才リタルちゃんに不可能という文字はないわ」


グレープ「……あれ? あれ? 作者さんから預かった脚本が…………」


トラン 「……持ってたの、グレープちゃんだったのね……。納得。

 ……しっかし。そんなものが存在しているとは……まだこんなへっぽこ短編集を続ける気があったんだな……作者」


リチウム「さすがは俺様が相棒と認めただけの事はある! さ、リタル! それを今すぐこっちに寄こすんだ!」


リタル 「いやよ」


リチウム「なにぃ……っ」


クレープ『…………アンタまさかっ』


リタル 「そのまさかでしょ~。

 ってな訳で、この次の短編集もあたしが乗っ取ったわ!! これで次の主役の座もあたしのもの~!」


リチウム「って、こらまてリタル! そんなの真の主役である俺様が許す訳がなかろうが!!」


クレープ『ちょっと待ちなさいクソガキ!! 今度こそ昼メロ級にねっとりとしたトランちゃんとの熱いラブロマンスをやるんだから~!!』


グレープ「…………いっちゃいましたね……みなさん」


トラン 「でも……グレープちゃん、大丈夫なのかい? 後で作者に責められたりとか……」


グレープ「え? どうしてですか?(きょとん)」

トラン 「~か、かわいい……! そ、そうだよなっ 作者だって(スーパーかわいい)グレープちゃんを責められる訳がないよな!」


クレープ『ちょっとトランちゃん! 何グレープ相手にデレデレしてんのよ~!!』


トラン 「うわわクレープ! いつのまに!!」


クレープ『って、待ちなさ~いトランちゃん!! オシオキしてやるぅ~!!』


グレープ「……。

 ……え、えぇと。一体どうすれば…………、…………あ。


 ……そ、それでは改めまして。


 短編集第1弾はこれで終わりです。

 みなさんお楽しみいただけましたでしょうか?

 これにて乾クエシリーズは一旦オヤスミに入りますが、作者さんも最終話までの構想は練られているようですし。それに……」


リチウム「ぬぉおお! 俺様はまだまだ出足りん! 断じてこのままで終わらせてなるものかぁ!!」


トラン 「そんなん俺だって同じだぃ! 長編では色々と腑に落ちない事が山ほどあるってのに、このまま待ってろ、だなんてあんまりだ!」


リタル 「そんなの全員同じよ!! ここまで蔑ろにされて黙って泣き寝入りだなんて死んでもごめんだわ!」


クレープ『ったりまえデショ!! こうなったらこのまま作者の家に押しかけて脅迫でも放火でも爆破でも、書くって言うまでなんだってやってやるわよ!! ~いくわよミンナ!!』


一同  『おー!!』


グレープ「……みなさんのあの様子ですし。なにやら復活も近そうですので、続きを待ってくださる優しい方はわたしとお茶でも飲みながら気長に待っていましょー、です。

 それでは。少しだけサヨナラですね。

 またお会いしまショー(掌ひらひら)」



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