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一二三(ひふみ)の壺のはなし  作者: ぽすしち


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ほかの《薬売り》

よろしければ、引き続きおつきあいください。。。


「 あんたがこの金でもたりないって言うのなら、しかたがねえ、この《めくらましの薬》をつけてやってもいいさ」



「 なにの薬ですって? 」



「 《めくらましの薬》だ。 あんたがあたしに《天女の梅の木》でつくった梅干しをぜんぶよこしたなら、たくさんの金と、この不思議な薬が手にはいる 」


 《薬売り》は、おろした箱の中から、きたない革の袋をとりだした。


「 あんたもじいさんに似てかしこそうな男だ。それならわかるだろうよ。ここでこのはなしを断るのがどれほど損になるか。 ―― いいかい?あたしが『頼む』のはこれきりだ。あたしは、こういう《薬売り》仲間のなかじゃあ、かなりの太っ腹でねエ、それに、こうして筋をとおして頼んで売ってもらおうとしてるが、ほかのやつらはどうだかねエ 」

 革袋をふりながら、くびをかしげてみせる。



「 ほか!?・・・あの、ほかにも、あんたさんのような、《薬売り》が?そのかたたちも、うちの梅干しのことを?」



「 ああ。こういうはなしはおなじ仕事をしてればすぐ伝わるさ。あたしに売らなかったとしても、まあ、だれか来るだろう 」

 にやり、とわらった《薬売り》の足元にあった箱の中で、なにかがカタカタと音を出した。


 



 あの箱の中に、ほかのところでとってきた薬の元になる『何か』が入っているのか・・・


 この男をたとえ断ったとしても、またべつの《薬売り》とやらが来るのなら、ここでわたしてしまえば、殿様に売るより多く金がもらえる・・・




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