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プロローグ

ナイトクラブを舞台にしたお仕事&ライトミステリです。


©Lamine Mukae

◆本小説は著作権法上の保護を受けています。本小説の一部あるいは全部について、著者の承認を受けずに無断で転載、複製等することを禁じます。

《皆さんに感謝を込めて》


 タイトル代わりの言葉を添えて投稿したイラストには、たった三十分の間に、三千を超える「いいね」がついていた。拡散を表す『R』マークもやはり四桁に上っている。


《綺麗!》

《わーい! 推しの絵師さん、新作キター!》

《前回の絵もバズってたよなあ。すぐメジャーになっちゃいそうで、複雑な気分 笑》

《アニメとかゲームのキャラデザもいけそうですね!》

《Thank you,too!!》


 内外から届く温かいコメントの数々。嬉しいな、と素直に思う。ネットの世界も捨てたものじゃない。


「昨日見せてくれたやつ、アップしたんだ?」

「あ、うん」


 明るい声にタブレットから顔を上げた。まさに「いいね」と言わんばかりの笑みが、ゆっくりと近づいてくる。左右の手にはそれぞれ、子狐と犬のイラストがプリントされたマグカップ。

「はい、どうぞ」と二人ぶんのコーヒーがローテーブルに置かれたタイミングで、自分も笑ってみせる。


「どうもありがとう」


 でも感謝したいのは、コーヒーを淹れてくれたことについてだけじゃない。

 想いはしっかり伝わったようだ。

 向かい合った笑顔が、さらにふわりとほころんだ。

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