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召喚王子の異世界侵略  作者: 雪境 ユキ
第1章
2/5

解放せし剣

おはようこんにちはこんばんわ。

みなさんどうも、雪境ユキです。

第1章、始まります。目を覚まして大変そうですが笑

どうぞ!

《第1章》


「………………っ、………………ん?」

「おい!お前も戦え!!ぼうっと突っ立ってたら死ぬぞ!!」

「…………え?」

目を覚ましたらーーーーそこは古びた遺跡の様な所だった。

前方に少年が1人。何やら石の巨像……ゴーレムらしき生物と戦っている。

「………………戦うったって、どうやって…………………」

オレは何も持っていない。剣も、何も。

少年は、ゴーレムと対峙したまま後方にいるオレに向かって叫んだ。

「何言ってんだよ!!早くお前の剣を顕現させろ!もう………こっちが持たねぇ……っ!」

「だから、顕現ってどうやってっ!!……………いや、やるしかないか………」

オレは手に力を集中させる。

正直、今の状況はサッパリだ。死んだと思ったら知らない所にいて。しかも、謎にファンタジーだし…………。

よく分からないが、エネルギー的なのが右腕に溜まっていく。不思議な感じだ。今のオレならなんでも出来る気さえする。

「………………顕現せよ、オレの剣!!」

そう言うと、溜まっていたエネルギーが一瞬で凝縮し弾ける様な感覚がした。同時に、顕現する。

禍々しい黒々とした刀身が光を受けて輝く。

「………………で、出来た…………」

「……………よし、それで早くコイツを倒してくれっ!!もう………駄目かもしれん……っ!」

「わ、分かった!」

どうしてだろう。

1度もこの剣は持ったことが無いはずだし、使い方も分からない。なのに、どうしていいのか身体が覚えているみたいだ。

「幻想を穿て、《ザイン》!!」

そのまま、剣を突き出す。すると、剣先に光の塊が溜まっていき…………、

"ドォン"という音と共に一斉にゴーレムに向かって光線が放たれた。

そして、光線はゴーレムを飲み込むように粉砕させた。

「ふぅ………あっぶねーな!俺に当たったらどうしたんだよ!!」

「まぁ、倒したんだから結果オーライじゃん?それはそうと…………お前、誰だ?ここどこ?」

「…………煽ってんのか」

「いや、真面目にだよ………………」

あ、いつの間にか剣が消えてる………………………。

「なぁ……………お前、自分の名前言ってみろ」

「……………中河原、ユウキ…………」

「俺の名前は?」

「………………知らねぇよ…………」

「はぁ………頭でも打ったのか?俺は、お前の護衛騎士クロイだよ」

「………………………クロイ?初めて聞いたと思うけど………」

「そして!お前は、この国の王子ユウキなんだよ!ったく………しっかりしてくれよな…………」

「…………………お、おう」

はぁ……………神様。

なんですか、この仕打ちは……………。

死んだと思ったら王子になってた?

いやもうこれって……………

好きにしていいって事だよな?

オレは不敵な笑みを浮かべてみた。

と、その時。



"グサッ"と背中に何かが刺さった。


お読みいただきありがとうございました。

第1章は、まだ続きます。この後、ユウキはどう動くのか。次回もよろしくお願いします。

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