10話 ステータス管理できるのは有能。だから作中には出てきません。
リアルな仕事が落ち着いたので今日から頑張ります
《ゲーム》
「シロウ様、近くに盗賊の砦が出来ています。どうすれば良いでしょうか」
他のみんなの村の村長もこんな感じなのだろうか、ログインする度にどこからともなくダッシュで現れ報告。そしてダッシュで去っていく。元気な爺さん。
「ムースカ、早く砦を攻めろよ」
傍にいるムースカに話しかける
「違うな。もっと厳かに送り出すものだ。私はそういうのに憧れている、御意!とか言いたいぞ」
「・・・・・知性溢れるムースカに問う、王が着る服の総称は?」
「趣味が電子辞書閲覧の私にクイズとは愚かな奴め。王や貴人が着る服の総称は、御衣だ」
「言ったな。早く行けよ!」
「・・・では、シロウ!一緒に行くぞ」
「俺も行くのかよ」
「当たり前だ、私1人で何かあったらどうするつもりだ」
「俺も戦えるのか」
「まさかステータスを見てないのか、この私が味方なのだ。恐ろしく伸びているはずだぞ」
「どうやって見るかもわかんねーよ」
「両腕を肩口まで上げろ。笑顔で言うのだステータスオープンと」
おおっ、ステータスが見れるのか、お決まりの楽しい時間だ。
「ステータスオープン」
何も出ない。
「ふんっ」
ムースカが背後に回り両腕を背後からとると、身体が浮き始めた
「謀ったな、ムースカ」
「坊やだからさ」
◇
「簡雍さん、シロウさん達の村から何かが飛んでいきました」
「あれはムースカ殿です。シロウ殿を抱えています」
簡雍が村の周囲に作った柵から身を乗り出して教えてくれる。
「簡雍さんも飛べたりするのですか?」
「まさか、出来る訳ありません」
「ムースカさんって凄いんですね」
「凄いで片付けて良いかはわかりませんが、あれを見れば安心して盗賊討伐を任せそうです。私達は万一に備えて、村の警戒を怠らない様にしましょう」
「はい」
カスミは飛んでいくシロウとムースカを見ながら微笑んだ。
◇
「ムースカ、俺は戦えるのか?」
「戦えるぞ、ステータスは強化はされているはずだ、ほら砦から出てきたぞ、少し戦ってみろ」
ムースカの言った通り、砦からワラワラと盗賊が出てきている。
「丸腰なんだけど、剣とか武器はないのか?」
「無いな、と言いたいがいきなりそれはきつかろう、しょうがないな」
そう言うとムースカの飛行速度が上がる
「シロウアタッーーク」
「嘘だーーー」
勢いをつけたムースカから放たれたシロウが雄叫び?とともに盗賊に突っ込んだ。力こそパワー。それしか知らない筋肉ボーラーが投げたボーリングの玉の様に盗賊をなぎ倒し、砦の外壁に埋まる事で止まる。
あれっ?大丈夫だと思ったんだけどな・・
着地し壁に埋まるシロウを見る。シロウの白目。今日のラッキーカラーはホワイトだっただろうか。いやオフホワイトだったかもしれない。
戦いに犠牲はつきものだ。
「シロウ。お前の尊い犠牲は無駄にしない。悪・即・ざ」
「お前は発言に注意しろーー」
「なんだ。やっぱり大丈夫じゃないか」
「アホか。これが大丈夫にみえるのか?」
「大丈夫だったろ?強化されているんだ」
「確かに大丈夫そうだ。すごいな」
「勘違いするな。身体能力が上がったのではないからな。ただ頑丈になっただけだからな」
どう言う事だ?そうシロウが言いかけた時、砦から一人の少女が出てきた。
「あなた達が敵ね。チャッチャッと倒しちゃうんだからね」
評価を何卒ー




