くらえ!メガトンパンチ!
私は、ゲームの世界に迷い込んだ。
そして、電源を切られた。
辺りは真っ暗だ。
「たすけーてー!」
と叫ぶが誰も助けてくれなかった。
仕方がないので、私はモニターから腕を出しゲーム機の電源を入れた。
モニターにゲームの世界が映りだすと、私は元気になり声をあげた。
「たすけーてー!ここから出してー!」
と言ったが、やはり誰も助けてくれなかった。
何故ならば、この部屋には私しか居なかったからだ。
仕方がないのでゲームの世界から出ることにした。
「よっこらしょ」
と思い腰を上げてモニターから出た。
私は現実酔いなのか気持ち悪くなり、その場で寝込んだ。
数分後、気分も良くなったのでモニターに入り誰もいない部屋に向けて
「たすけーてー!」
と言った。
これを毎日、毎日繰り返していると隣の部屋から男の人が現れてモニターとゲーム機をハンマーで叩き割った。
「うるせーんだよ!毎日、毎日 何時だと思ってるんだよ!」
とブツブツ呟いて黙々と叩いていた。
本当に出口を失った私は、外に出ることが出来ずにいた。
と、思ったら奇跡的に隣の人はゲームソフトを持ち出していた。
そして、起動すると同時に私のメガトンパンチが男の人の頭を吹っ飛ばした。