子狐スズナはあの娘のために、君と二度目の恋をする
犬神の子である白い仔狐は、戦いの末にパートナーであった少女を失った。
その日から仔狐は『涼菜』というその少女として生きていくことを決める。
それから半年。
涼菜の姿で、涼菜ができなかったことをすべて……そう決めた子狐は、涼菜が思いを寄せていた少年、黒江潤と恋人となる。
少年、黒江潤は幼馴染みの少女に恋をした。
ずっと気にすらしてこなかった彼女に、恋をしてしまったのだった。
それから数ヶ月。
その少女が、いまや彼の知る幼馴染みでは無いことを知らないまま……黒江潤は、十五年越しに恋をしたその少女、美濃守涼菜と恋人となる。
「わたしが幸せになって……いいのかな」
「こんなに幸せで……いいのかな」
自身も潤に惹かれていたことに気付いてしまう子狐スズナ。
どこからともなくやってきた記憶の無い娘。
彼らの町に現れる化外……
これは、ふたりの関係が大きく変わり始める、ある夏の物語。
その日から仔狐は『涼菜』というその少女として生きていくことを決める。
それから半年。
涼菜の姿で、涼菜ができなかったことをすべて……そう決めた子狐は、涼菜が思いを寄せていた少年、黒江潤と恋人となる。
少年、黒江潤は幼馴染みの少女に恋をした。
ずっと気にすらしてこなかった彼女に、恋をしてしまったのだった。
それから数ヶ月。
その少女が、いまや彼の知る幼馴染みでは無いことを知らないまま……黒江潤は、十五年越しに恋をしたその少女、美濃守涼菜と恋人となる。
「わたしが幸せになって……いいのかな」
「こんなに幸せで……いいのかな」
自身も潤に惹かれていたことに気付いてしまう子狐スズナ。
どこからともなくやってきた記憶の無い娘。
彼らの町に現れる化外……
これは、ふたりの関係が大きく変わり始める、ある夏の物語。
プロローグ
――それは彼女のエピローグ
2021/09/13 12:39
(改)
第一章 そうして恋は、はじまるのだもの
1 夏休みは補講
2021/09/13 12:59
(改)
2 好きなのは君
2021/09/13 14:00
(改)
3 恋愛は主導権(母談)
2021/09/13 14:39
(改)
4 幸せは手の中
2021/09/13 15:14
(改)
第二章 それで結局、未来を選ぶのは誰?
1 理想の朝ってこういうもの
2021/09/13 17:49
(改)
2 遊園地へ行きたいのだもの
2021/09/13 20:16
(改)
3 仔狐スズナが守りたいもの
2021/09/13 22:52
(改)
4 この場を収めたいのだもの
2021/09/14 12:09
(改)
5 由香里の二年を支えるもの
2021/09/15 11:09
(改)
6 今もまだ、わだかまるもの
2021/09/15 12:09
(改)
7 未来のため捨てるべきもの
2021/09/15 16:23
(改)
第三章 それじゃあ、わたしが彼女なら……?
1 一夜明けて涼菜は……
2021/09/16 07:40
(改)
2 ふたりなら未来は……
2021/09/16 16:37
(改)
3 雨に打たれ少女は……
2021/09/17 09:24
(改)
4 親友という言葉は……
2021/09/17 12:41
(改)
5 幼馴染みの寝顔は……
2021/09/17 15:33
(改)
6 記憶の中の涼菜は……
2021/09/18 16:32
(改)
7 化外の夜に妖狐は……
2021/09/20 12:41
(改)
8 涼菜の顔で涼菜は……
2021/09/20 13:18
(改)
9 でも雨の降る夜は……
2021/09/21 11:12
第四章 帰る、還る
1 好きだからこそ、耐えられない
2021/09/29 12:25
(改)
2 わからなければ、責められない
2021/10/07 17:50
(改)