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夢宮家三男 夢宮司

ふと、思い立って投稿してみようと思いました。不定期投稿ですがバンバン投稿していくのでよろしくお願いします

東暦1902年8月9日


「おい!アイツはどこに消えた!見張りは何をしてたんだ!」

「す、すいません!ずっとモニターは見てたのですが突然消えました!」


周りで軍服に身を包んだアホ共がドタバタ騒いでる様子を見ながら俺は1人微笑んだ。


「チッ…………クソ、ヤベェな……………アイツに取り付けた発振器は……よし、動いてるな……」

「近藤少将!一刻も早く追いかけ捕まえるべきとぞんじます!」

「わかっている!アイツはここだ、ここ!ここに今いる!」


近藤とかいう男が手に持っている地図に「アイツ」の位置が映し出された。なんとも面白いことだ……これだから軍人は面白い


「ここはどこだ!おい!加島二等兵!」

「………………」

「加島二等兵!聞こえているのか!?答えろ!」


意気揚々と地図を覗き込んだ加島二等兵の顔が青ざめていくところを胸の中で軽く笑いながら俺は呟いた


「近藤少将…………ククッ……そこは……ここですよ…フフッ」

「なんだと……?こことはどういう事だ!?」

「だーかーらー、ここですよ、近藤少将、あなたが今いるこの建物です」


俺がにっこりと笑って説明してやってやっと怒鳴ることしか能のない近藤は理解したようだ。ハゲ散らかしたツルツル頭を真っ青に染めている……わかりやすい男だ


「ここ……………………だと?ま、まさか貴様に取り付いているのか加島二等兵!」

「ち、違いますっ!私は取り憑かれてなどおりません!それよりもっ!近藤少将!その男は誰ですかっ!」


…………………………



静まり返ったこの空気が俺の背中をゾクゾクさせる……このためだけにわざわざ軍なんてものに捕まってやったんだ…さぁ、ネタばらしをしよう


「あーあ…………もう少し粘れるかと思ったんだけど…………フフッ、バレたらしょうがない…………あぁ、俺のことを良くは知らない人もいるかな?」

「………………ふ、ふざけるな!お前のことなどよく知っている!10年前の帝都大崩壊!8年前のリザル地方神隠し事件!5年前のイリアス皇太子殺害事件!全て貴様らの犯行だろう!」


「えへへ、知っててくれて嬉しいよ……そうさ、俺が君たちが追っている秘密結社夢宮家の三男、夢宮司。以後お見知り置きを☆」





そう言ってやつは姿を消した。そして僅か3日後にあの場にいた関係者の全ての身内が殺害される事件が起きた…………



奴は15年前に現れ、この帝国をわずか10年で混乱させた破壊者…………


秘密結社夢宮家三男、破壊の司。

ねむいです

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