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暗黒漆黒ダークネス

「なあウシポル。」


「なんじゃ?」


「結局さ、お前が俺を呼んだの?この世界に?」


事と次第によっては今夜は焼肉パーティーだ。


「いやいや今鹿風谷、この牛にそんな権限ないでヤンスよ?」


「この牛って…せっかく名前つけたんだからちゃんとウシポルって呼んでやれよ。」


「全くじゃ。」


「牛は牛でヤンスよ。」


「酷い!こう見えても魔王軍では四天王の一人なんじゃけど?」


なんかイヤな言葉が聞こえてきた。


「え?…え?魔王軍??解放軍とかじゃなくて魔王軍??俺、魔王軍に召喚されたの??」


「そりゃそうでやんしょ!勇者側にこんな牛居るわけないでヤンスよ!」


「確かに。」


「確かに。」


うなずく俺とウシポル。


「んじゃあ俺を召喚したのって?」


「このエスブリッジを支配している暗黒漆黒ダークネス魔王【ザキミヤ】様じゃ。」


「…え?何て?」


「暗黒漆黒ダークネス魔王ザキミヤ様じゃ。」


「言ってて恥ずかしくない?」


「おい!魔王様にたいして何言ってるんじゃ!?別に恥ずかしいとか、、べ、別に無いわい!」


「んじゃあもう一回大きな声で、サンハイ!」


「暗黒漆黒ダークネス魔王ザキミヤ様!!」


「もう一度!」


「もう嫌じゃ恥ずかしい!本当は恥ずかしい!ごめんなさい許して!」


「まあまあ、今鹿風谷。その位にしてやるでやんすよ。そうなんども暗黒疾風ダイダロス魔王とか言わされたら頭おかしくなるのは自然の摂理でヤンス。」


「いや、お前間違えてない?暗黒失速ダンクーガ魔王だろ?」


「え?安息失態だいじょぶだー魔王じゃなかったっすか?」


「暗黒漆黒ダークネス魔王!!あーまた言っちゃった!恥ずかしくて死にそうじゃ!」


結局コレ全員で魔王フルボッコにdisってるだけじゃね?


「で、何?その暗黒なんとか魔王は俺を召喚して何がしたいんだ?魔界の英雄にでも祭り上げるつもりか?」


「何すか魔界の英雄って?恥ずかしく無いんすか?」


「玉乗りピエロに言われたく無いわ。」


「ゴホンっ!」


咳払いする牛。

…咳払いする牛って凄いな。


「魔王ザキミヤ様は定期的に英雄召喚を行なっておってな。その理由は二つある。」


「ふむふむ。」


「一つは吸収。異世界転移の際に転移神から授かる能力がお気に召した場合は転移者を吸収して身体ごと自分の力にする。」


「なんじゃそりゃ?恐っ!」


「ただしこの吸収能力は数十年前にキャパがオーバーしたらしく現在は使えないらしい。」


「ジョボ。」


「ショボイでヤンス。」


「山田!お前なんて事を!!」


「牛はやっぱりキモいから吸収されなかったんでヤンスか?」


「酷い!違うわ!ワシの頃にはすでにキャパオーバーだったんじゃもん!…たぶん。」


あ、キモいから吸収されなかったヤツだわこれ。


「…えっと、二つ目は軍の増強。近年敵対する人間の集まりが力をつけてきているのでそれに対抗する為に精鋭を集めておるのじゃ。」


「精鋭、、、精鋭?」


俺はジト目でウシポルを見る。


「なんじゃよ?」


「精鋭軍の…四天王?」


「そうじゃが?」


魔王軍、ダメかもしれない。


「とまあ本来はこのどちらかなんじゃが、今回の英雄召喚は別の理由で執り行われたのじゃ。」


「別の理由??」


「え?そうなんでヤンスか?」


「今回は…影武者じゃ。魔王様は影武者を欲していらっしゃるのじゃ。」


「影武者?何でだよ?」


「その理由は、直接ご本人に聴くがよい。」


「え?」


「もうすぐ暗黒漆黒ダークネス魔王ザキミヤ様がこちらに到着される。」


「マジか。」


「そう、ザキミヤ様…又の名を、【今鹿風谷】様がな。」


うわ…マジか。

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