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釣りと幻想の物語〜僕の異世界冒険釣行〜  作者: 久保田akkun
第四章 南方黄鉄の坑道〜タイタニアード編
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大魚との開戦の狼煙

リューが目を開くと、そこは知らない家の中だった。

シルカやラビも寝ているところを見ると、時間は深夜だろうか?ハスキーだけは、こっちを見て尻尾を振り回している。


「ハスキー…静かにな。」


「…わふっ。(…了解した、御主人。)」


ここがどこなのか分からない以上、勝手に出歩いたりしない方がいいだろう。

リューは、ベッド横に置いてあった蝋燭に火を灯して床に座り込むと、明日の戦いに備えて、買ったリールとリーダーラインを丁寧にFGノットで組みあげていった。

ハスキーは、横でその様子を尻尾を振りながら見ている。


「…よしっ、後は朝マズメを待つだけだ。」


タックルを片付けると、リューはハスキーを抱っこして窓の外を眺めていた。

少し雲が掛かっていて星は見えなかったが、未だ戦った事がない、未知の大魚との勝負に胸の闘志が燃えていたのだった。


…。


「…あれ〜?リューちん起きた〜?」


夜明けと共に、まずはラビが目を覚ました。


「おはようラビ、昨日は迷惑を掛けたね。」


「大丈夫だよ〜、シルカちんとリューちんを抱えてこの安宿に転がり込んだんだ〜。」


そんな会話にシルカも目を覚ます。


「ん…リューおはよう、もう身体は大丈夫…?」


「シルカおはよう、僕にはスキル[オートリカバリー]があるからね、一晩眠ればバッチリだよ。」


リューが万全なのが嬉しいのか、シルカはニッコリと微笑んだ…と思ったら再び寝ている様だ。

…夢だと思ってるのだろうか?


「ほらシルカ!あの魚を釣りに行くよ!起きて!」


リューがシルカの身体を揺すると、シルカは身体をゆっくり起こして辺りを見回す。


「…あれ、リューおはよう、もう身体は大丈夫?」


「お、おう、その会話…20秒前にしてるからね?」


そのやり取りを見てラビとハスキーが笑い出したが、シルカは訳が分からないのか、キョトンとしていた。

全員が身支度を済ませると、リューが今日の作戦を話し出した。


「まずは僕が魚を釣って、岸近くまで寄せてくる。

そうしたらシルカが、スキル[飛翔(フライト)]を使ってこのギャフを魚に掛けてくれ。

そのギャフをラビが受け取って陸地に引き上げてくれれば、僕達の勝ちだ!!ハスキーは、応援を頼む!!」


「うん!分かった!頑張ろうね!」


「は〜い!あたしも頑張るよ〜!」


「わふっ!(おいらメッチャ応援するよ!)」


三人と一匹は、それぞれを見つめ合うと、頷き合った。


…。


石積み堤防の上をみんなで歩いて行くと、昨日のお爺さんが、ジーっと海の方を見ているので、リューは挨拶をした。


「おはようございます。

今日は、例の魚現れますかね?」


「おはよう…おや、昨日の…?なんだ、まだあの魚を諦めてないのかね?…ん?」


お爺さんは、リューの手に握られているロッキングショアパーガトリーを見つめて聞いて来た。


「それは…釣竿…なのか?」


リューはニヤリと笑うと、お爺さんに簡単に説明した。


「これは僕の世界で、岸から100kgもある魚を釣り上げちゃう猛者(もさ)が使う釣竿ですよ。」


「…なんじゃと?」


お爺さんは、信じられないと言った様な顔をしているが、リューは、その横でタックルを組み上げていく。

2ピースのロッキングショアパーガトリーを繋いで、リールを取り付け、ガイドにラインを通していくと、お爺さんが聞いてきた。


「この、釣竿に付いているコレはなんじゃ?」


そう言って、ロッドに付けられたリールを指差した。


「コレはリールという物で、糸を出したり巻き取ったり出来る釣具です。

一定の力が掛かると、糸が切れない様に糸が自動で出て行く仕組みが付いています。」


「仕掛けを遠くに投げれる…魚の力を逃す…そんな物があるのか…世の中は広いな…。」


お爺さんが驚愕していると、リューは取り敢えず広範囲を探るために80g程のメタルジグを付けて、ペンデュラムキャストで大海原へとルアーを投入していったのだった。

時々更新しない日があると思いますが、そんな日は大体釣りに行っているか、仕事で疲れ果てて書き掛けで寝落ちしてしまっている場合か、です苦笑


最近の作者の釣果はこんな感じですね。

カサゴ20匹くらい(最大30cmくらい)

メバル2匹(最大25cmくらい)

ワニゴチ4匹(最大20cmくらい、友達と弟子が50cmクラスのワニゴチを釣っており悔しいです笑)

ツバクロエイ10kgクラス(カサゴ釣りの外道、リーダー2号だったので、冷や汗かきながら、いなし、何とかゲットしました笑)


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