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釣りと幻想の物語〜僕の異世界冒険釣行〜  作者: 久保田akkun
第一章 始まりの崖の下編
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ユニークスキル[正義女神の審判(ジャッジメント)]

「どうしたの?」


シルカは首を傾げながら、僕に効いてきた。


「シルカは、ユニークスキルって持ってるのかな?

僕は、昨日初めてユニークスキルを習得したんだけど。」


ピクッ!っと、シルカは反応したが、落ち着いてこう言った。


「ユニークスキルは、あっても基本的は人には言わない方が良いわよ?

使い勝手がいいユニークスキルだと、利用されたりする場合もあるし、自分のユニークスキルを知ってる誰かと敵対した時に不利になる場合が多々あるからね。

…でも、まぁ、リューになら私のユニークスキルを教えても良いかな?

異世界出身なのとか嘘偽りなく教えてくれたし、信用できるし…、でも、他言はしないでね。」


…と、自分のユニークスキルを教えてくれた。


ユニークスキル[正義女神の審判(ジャッジメント)]


相手の嘘を見抜き、審判を下す正義のユニークスキル。

相手が完全悪と判断出来た場合、その者との戦っている間、全ステータスに[100]のボーナスポイントが付与される。

しかし、自分の知識が及ばないリューなどの特殊な場合や、ジャッジメントの嘘を見抜く効果の及ばない知識の無いモンスター(スライム系等)や著しく知能の低いモンスターなどにも無効。

そのモンスターにある程度の知識がある場合は、シルカが悪と判断すると発動する。


「こんな感じかな?

私の産まれた日に、十二神の内の一人[地底神ハバキ]が、地上の人間達を、自分の手下のモンスターを使って攻撃して神の座を追われたらしいの。

その時に起きた神の裁判の影響を受けた、天啓ユニークスキルなんじゃないかって、お父さんは言っているわ。

私のこの水色の髪も、[正義の女神テミスティア]様の髪の色らしいし。」


なるほど、色々な要素でユニークスキルが発動したりするんだな。

シルカの場合は、先天啓型と言えるタイプで、僕のユニークスキルは、異世界に来た事による海神の後付けチート型だろうか?


「…で、リューが、昨日発動したユニークスキルっていうのはどういうものなの?」


僕は、ゆっくりと、説明を始めた。


昨日、初めてここで釣り上げた魚を食べた時に発動した事、海神リヴァイアが絡んでいる事、食べた物の特性をスキルとして会得し、自分の力に出来る事などを事細かにシルカに伝えた。


「な、なんてユニークスキルなの!?

そんなの聞いたことがないわ!

すごいユニークスキルを貰ったわね…。」


「さっき食べさせて貰ったファストブレッドで、スキル三つ会得してしまいましたが?」


リューは、テヘペロポーズをするが、考え込むシルカにスルーされ、ちょっと虚しくなってしまった。

正義の女神テミスティアの名前の由来


ギリシャ神話で正義の女神と言われるテミスと、ローマ神話でのテミスと同一神と言われるユースティティアの名前を上手く混ぜ合わせて付けました。



地底神ハバキの名前の由来


日本神話のアラハバキから文字を抜き取り命名。

土偶を象った偶像が有名なので、埋蔵されているというイメージ=地底神としました。

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