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異世界へ飛ばされたんですが...。  作者: 銀狐
第2章 訓練所編
26/49

第25話 予定を話したんですが。

 翌朝。

 俺たちはいつも通りに食堂へ移動した。

 リリスとルーンとデイルとデイラはもう座っていた。

 昨日のおかげで仲良くなったのか、楽しそうに話していた。

「4人ともおはよう。なに話してたの?」

「おはようございます。今日はどのような訓練なのか話し合ってました。」

「魔法を教えてもらえるって話だったけどどう教わるのかなーって。」

「私たちは本でしか覚えたことがないのです。」

「ああ。それなら朝食を食べながら話そうか。」

 元々先に話そうと思っていたからちょうどいいか。

「まずリリスとルーンからだ。」



*



 実は俺たちは昨日の夜、4人を見て今後どう教えていこうか話し合っていた。

 まずリリスとルーンだ。

「あの二人はもう十分魔力量が高い。魔法もたくさん使える。けど問題点がせっかく魔力があるのに今まで通りの量でしか使えていないのと使える魔法の少なさだ。」

 これは一目瞭然だった。

「これからは今まで使っていた魔法を使って使う魔力量を調整できるようにするのを主な練習としよう。」

「あとの魔法を増やす問題は?」

「そこはデイルとデイラが言っていた魔法を創ってもらおうと思う。」

「教えるんじゃなくて?」

「最初は何個か教えてあとは自分で創ってもらうようにしてほしい。」

「今後のため、かしら?」

「そうだよ。」

 俺たちもいつまでも教えるというわけでもない。

 自分たちだけでこれからも成長できるようになってもらいたい。


「リリスとルーンについてはわかったわ。デイルとデイラはどうするのかしら?」

「あの二人にはスウとソーラが相手をしてほしい。」

「僕たちですか?」

「ああ。あの二人だけど双子なだけあって、なかなかいい相性だ。」

「だから双子の僕たちが相手をすると?」

「そういうことだ。スウとソーラならちょうどいい相手だろ?もちろん俺とリンと交代したりもするから。」

「僕は別に構いませんよ。スウは?」

「…ソーラがやるならやる。」

「二人ともありがとう。」

「えっと、わたしの意見はー?」

「今日勝手にいなくなったバツだ。」

「えー!」



*



「というわけだ。なにか聞きたいことはある?」

「えっと、魔法を創るって私たちにもできるんですか?」

「もちろんできる。もし何かつかめそうでつかめないときはティラや俺に頼ってくれ。」

「わかりました!」

「デイルとデイラのほうはなにかある?」

「僕たちは戦うだけでいいんですか?」

「ああ。君たちは十分強い。あとは言われた通り戦闘を繰り返せばもっと強くなる。なら相手をするなら自分たちと同じ二人組がいいだろう。」

「なるほど。いいところは自分で見つけ、自分で身につけろということですか。」

 そこまでは思っていなかったけどいいほうに理解してくれよかった。

「じゃあご飯食べたらさっそく訓練をしようか!」


「そうだ、みんなに先に一つだけ魔法を覚えてほしいんだった。」

 外に出ると忘れていたことを思い出した。

「なんの魔法なんですか?」

「簡単に言えば連絡用の魔法だ。」

 連絡用の魔法は離れた人と話すことができる魔法。

 ただ遮断する魔法を使われたり、離れすぎていると使えないのが難点。

「でもなんでその魔法を?」

「もちろんこの訓練所にいる間で何かあった時用もあるけど、これって緊急用だけではなく、ただ呼び出しをしたいだけにも使えるんだ。」

「つまり、魔法を教えてほしいときに呼べるってことですか?」

「そうゆうことだ。」

 簡単に覚えれるからそこまで時間がかからない。

 便利な魔法だよな。

―※余談注意※―

先に言っときますと、この後魔法を教える内容は省略して書きます。

同じようなことを繰り返して書いちゃいそうなので。

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