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Яe.Rebellion  作者: マギ
9/37

レベル

一回どっかで切ればよかったのかなぁって思うけど....

体調が完璧

下水道から出ると、空はやはり白い

RICKYさんは空き地を出て、まっすぐに進み

向かいにある、鋼の建物へ進む

「天使は可哀想だな、そりゃ人口減るな」

「人口が減る?」

種族を変えられるのか?

「知らないのか? このゲームは死ぬと種族を変えられる。だから種族が偏り始める」

死ぬとレベルリセットするのは種族を変えることが出来るようにするためか。

「へぇ、ビックリ、何かの景品でかわれると思ってた。」

「まぁ最初は知らないよねぇ」

鋼の建物の前につく、高さは3階建てぐらいで、ドアと壁はは鋼の板に釘にナット、

がなん十層にもなって重なっている。

沢山の刀や弾丸を受けたような傷がたくさん

「おーいSHIN、いるんだろー」

鋼のドアは荒々しく開く

「よーRICKY! それが例の子だね、いいよぉ入って」

扉の奥から出てきたのはSHINという人らしい

背が高い。デブでもなく華奢でもなく、ちゃんと筋トレしてるムキムキの感じの人だ。

レベルは374

RICKYさんより低いのか、

「おじゃまー」

「失礼します」

RICKYさんとSHINさんという方はだいぶ仲がいいようだ

部屋の中はきれいで整理整頓されている。

この人が武器を作る人なんだろうか、

「で、何が欲しいんだ? 今日は」

「何か火を起こせるものだ、使うのは天使だ」

SHINさんがこちらを見てくる

「へぇー、君、天使選んだんだ。俺は悪魔で、名前はSHIN。すきなように読んでくれ」

「しんちゃん」

「それをお前は言うな!」

本当に仲がいいようだ。

「SHINさん。自分の名前はマキナです。RICKYさんにお世話になってます」

「よろぴくみん」

「そうなんだ、初めて知った」

そういえば教えてなかったな

「おま、今まで聞いてなかったのか、」

「別に今聞けたからいいだろ」

なかいいな、俺にこんな友達いただろうか

「ほら、火をつけるのを作ってくれ」

「わーったわーった、火をつけるのか、マッチが一番簡単かなぁ、ちょっと作ってくる」

彼は奥の部屋に行った、

「彼は基本何でも作れるんだけど、銃じゃなくて剣の方に走ったから私はいつも、彼に弾丸だけを頼んでいる」

「そうなんですか」

悪魔は勉強しなきゃならんからな、きっとたくさん勉強したんだろうな

「さっきの銃、もらってもいいですか?」

「気に入ったか? もとからプレゼントしてるよ」

「ありがとうございます。」

銃口が対象と接着してる分には飛び道具判定にはきっとならないんだろう。

「でも、あれオンリーで戦うのはキツイと思うぞ」

「ですよねぇ」

「なにか別で武器が欲しいところなんだが」

扉が開いた。すると、見事なマッチ箱だ

「できたよ、楽勝だった。」

箱を開け、中身を見せてくる

「すごーい」

「すごいですね」

「材質さえ理解できれば単純なつくりのものは楽勝楽勝」

材質の理解にどれほどの時間をこの人は溶かしたのだろう、

「あとさ、マキナくんになんか一本武器無いかな?」

「武器か、別にいいよー、マキナは武器何がいい?」

武器か、てか武器もらっていいのか、

「ショー。ど、どんな武器があるんですか?」

あぶねー、またショートメイスを頼むところだったよ、

やっぱりほら、刀とか剣とかが、いいじゃん

「武器の種類か、飛び道具は基本だめだから、だいぶ範囲が決まっちゃうね。」

天使は選ぶんじゃなかったとも言い切れないんだよなぁ空飛べるし機動性いいし

SHINさんはあるドアを開ける。

「こんなのがいいんじゃないかな?」

「うわー」

そこにはたくさんの刃物や鎖が生えてる鉄球や鎌・槍・斧がある

「こりゃすげぇ。いつからこんなにため込んでた?」

「鉄とかの材質を把握しきれた時から、ちょくちょく作ってたのがたまってる。」

「へぇ」

「何か気にいるのはあった?」

「手に持ってみてもいいですか?」

鎖のとか見てみたい。

「触るんだったら俺ら少し離れてみとくから」

「ありがとうございます」

その武器の総量は1000以上あると思うが、

まずは、刀を取ってみる。

試しに振るが、軽い、

スピアは手に取った瞬間分かる。軽い

鉄球に鎖が生えたものは、軽い

やっぱり、ショートメイスかなぁ

「SHINさん、ショートメイスありますか?」

「ショートメイスか、マキナ君マイナーだね」

「マキナが騙されたときにはじめてもらった武器がショートメイスなんだよ」

「あれが気に入っちゃって、ちゃんと力が入る感じ」

「分かったなんか適当なの作るね、たぶん結構時間かかるから、出来たらRICKYにメッセ送っとくから」

メッセ、一回誰かに送ろうとしたな。誰だっけ

「りょーかい、じゃぁちょっと外出てくる」

「おけおけ、じゃぁねーまたあとで」

外に出るようだ

「じゃマキナくん行くよ」

「あ、僕もですね」

「当たり前だろぅ?」

ドアを開け外に出る。先程と特に風景の変化は無い

「もやすぞぉ」

ビックリした何を言い出すのかと思えば燃やすのか、何を?

「何を燃やすんですか?」

「そんなのモンスターに決まってるだろ、あわよくばプレイヤーもいきたいけど」

やっぱりすごい人だなぁ

「とりあえず、プラチック爆弾のC4を下水に一杯設置するぞお」

C4って聞いたことないな、だいぶ昔のかな

「聞いたことないですね」

「古いから知らないと思うぞ、今じゃ爆発力が低いけど。目的がモンスターの一掃だからね」

「そうですね、おいてる最中に起爆するとかないんですか?」

おいてる最中に爆発して死んだら笑っちゃうぞ

「可能性はなくはない」

「え」

命かけてんのかこの人

「まぁ死んだらこのゲームに愛されてないってことだ。」

「えぇぇ、せっかく上げたレベルが0になるんですよ」

レベルがゼロになったら、またあんなに倒さなきゃならない

「ほらステルスからPKすれば一瞬で上がるし」

この人には、もうマイホームがあるし武器もあるのかぁ

そうか。でも俺は天使だし、銃とか装備出来ないし、

近接武器で格上倒すのはチャレンジャーだもんなぁ

「そうか、マキナ君は....」

察したようだが、返事の仕方が分からない

「じゃぁ私おいてくるね」

空気を変えるために、発したのかな?

「自分も行きますよ」

「あぁ、行く? じゃあ行こか」

また下水道に来てしまった。

RICKYさんはコロコロがついた板に乗り、下水の中を進んでいく

今度は視線を感じる、RICKYさんがいるからかな?

「いっぱいいるねーこりゃ、いっぱいレベル上がるね」

「そうですね、レベル高いとモンスターに襲われないんですか?」

「そうだね、レベル差は50ぐらい? あると襲わなくなるね」

へぇだから襲われないのか、

「やっぱりそうなんだ」

「なになに? 他でもこんなゲームしたことある感じ?」

「あぁそうですね、ありますよΣボード」

生まれてから10年目の時に親に勝ってもらったゲームだ、

「知らねぇな、まぁいいや」

RICKYさんはポイポイとC4をつけていく

「さっき銃を撃ってたよな、どうゆうことかわかるか?」

「たぶんゼロ距離だ発砲できるみたいです」

あれはおどろいたな

「フーン、ゼロ距離か、」

「えぇ」

あごに手を当てている。なにか考えているのか

「でも実践だと使う機会が少なくないか?」

「あの銃の形状上、殴るのでその瞬間引き金を引けば、可能性は十分にあるかと」

きっと行けると、思うんだがなぁ

「ところでマキナくんのナビィを取った奴らの種族は何かわかるか?」

「天使が一人と、機械が一人だけど....」

「だけど?」

「そこ、宿屋で、超過疎化してるところにあるから、そこで宿屋するようだから、たぶん二人だけじゃないと思うんだよね」

「だろぉな、宿屋をやるってことはたぶん数室以外はダミーだ」

「ダミー?」

「あぁたぶん、人が泊まる部屋は1、あっても3ぐらいだろう。後は作業部屋とかが複数あるだろう」

「そうなんですか....」

「基本情報員が大多数だと思うか、気を付けるべきは、その二人と戦闘員の数人だな」

「大丈夫なんですか?」

「大丈夫大丈夫、余裕のよっちゃんよ」

その間にも着々とくっつけて行く

結局短い時間で終わった。

「だいぶつけたねぇ誰か引っかかるといいんだけどね」

「かわいそう....」

「今はそんなこと言ってられねぇよ」

マッチの箱を渡され

「さあ」

え? 

「自分が点けるんですか?」

「当たり前だろ、お前以外に誰が点ける。私が点けると思ってたのか?」

コクリと首を折る

RICKYさんは笑い出す

「あははは、じゃぁマキナくん今まで私のレベル上げに手伝ってると思ってたのか、あはは、すまん」

「そうだったんですか、ありがとうございます」

笑いのツボに入ったようだ

「いいっていいって」

ところでマッチってどうやってつけるんだろうか

RICKYさんは相変わらず笑っている。

たしか、SHINさんは、箱に滑らせていたな

滑り合わせる。炎が出て、

「あつっ!」

「大丈夫?」

そろそろRICKYさんは収まったようだ、

「マッチ触ったことないの?」

「今さっき初めて触りました」

「ちょっと貸してみ」

RICKYさんに渡すと、一瞬のように炎を点け、右手に持つ

「ほら」

「おー」

「ところでこのマッチ何に使うんだっけ?」

「このC4を爆破させるんです」

また、RICKYさんは笑い始めた、腹を抱えて地面をたたきながら

どす!どす!どす!

と地面をたたき、腹を抱える

何が面白いのか、まだ分からない

「それ、マッチじゃ点かない、腹痛い、C4はスイッチじゃん」

笑い出した。

「私がマッチって言ってたのにごめんね」

「大丈夫ですよ」

しばらくすると落ち着いたのか

「はー、安定した。ごめんねーほんと」

「大丈夫です」

「人と長くいることって少ないからさ、頭がぼけてんだよねぇ」

人と付き合いがないのかもったいない

手を差し出してスイッチのようなもの渡してくる

「ほい、これスイッチ、装備したら押せるぞ」

「分かりました」

装備し、祈る

「プレイヤーがいませんように」

同時にボタンを押す

すると、爆発音とともに、腕のアルムアンクルが叫び始める

「ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ....」

レベルがストップウォッチのようにどんどん上がっていく

「やったじゃん、プレイヤーやったよ! たぶん」

「まじかぁ、その人に悪いことした。すまん!」

黙とうをささげる

「じゃぁ戦利品取りに行こうよ」

「でもめっちゃ黒煙上がってきてますよ」

「うーん、他の奴らに取られるかもだけど、仕方がないか」

いまだにアルムアンクルがなっている

「めっちゃレベル上がるやん。運いいね」

「ありがたいんですけどねぇ、悪いことしました」

レベルが473になった。

「ふぁーうらやまピッ」

「これはえげつないな」

「スキルポイント、何に振るの?」

「速さ以外は降らないですよ?」

速さ振っとけば何とかなるっしょ

「攻撃と、耐久にも振らないとだめだからね!」

「なんでですか?」

別にカウンターだけ決めとけば問題なくない?

「あんた、カウンターできればどんなのにでも勝てるとおもってるでしょ」

完全に見抜かれた

「その顔は図星だな、この前見たんだから大体わかるよ、戦い方は」

「すごいですね」

「そこで! マキナくんが、速さだけに振ると、体が速さに耐えられなくて壊れるし、攻撃力がめちゃくちゃ上がると思うけど、実際そこまで上がらない。それに相手は機械だから、速さだけでは倒すことが出来ない」

そう、なのか

「いろいろ言っちゃったけど、まぁスキルポイントはもっと考えて使いなよ」

「わかりました」

「ショボーンってしない! さっきSHINからメール来てたから行くぞ」

「はい」

「行ってもまぁ目の前なんだがな」

RICKYさんは優しくてきさくな人だ。

だいぶタイピングが早くなりました

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