種族決定
二人以上の人物がいる会話が、「これ誰が喋ってんだ?」ってなると思います。
対処法が分かりません( ;∀;)
チュートリアル終了後宿屋のベットの上に座っていた。やはり涼しい。
「種族は決めなくちゃ」
「そうですね。決めなくてはなりません。」
じっと目を合わせて喋るのは初めてだな
「全ての種族を改めて提示しますね。機械・天使・悪魔・人間ですね。」
「やっぱり機械かな。」
そんなの機械に決まっている。椿さんのようなものを見せられたら....
「それぞれの特徴は聞かなくていいんですか?」
「それぞれ、特徴あんのか、じゃあ聞く」
「特徴ないと種族を分けた意味がありません。」
「それもそうだな」
「本題ですが、全ての種族がレベル1の時の評価です、まず機械は、とても強力で、初期状態ですら強いです。入手困難ですが、固有装備もあります。ポイント量は普通で、15です。ですが、弱点があり、それは、燃費が悪く遠出できないのと、強力な技を使う際回数制限があります。」
椿さんだな、
「天使は常にHPが回復し続けます。無制限に空を飛べます。ポイント量は8です。少ないです。さらに天使のみ、遠距離攻撃はダメージがなく、自分が触れているものっでのみ、攻撃可能です。」
「武器、自由じゃないのか?」
「link outが、リリースされて少しの間はそうだったんですが、空に飛ばれて、遠距離となると、一方的に攻撃され、ゲームバランスが崩壊していたので、変更されました。」
メルトさんだめだなぁ。ちゃんと勉強しなきゃ。まぁいいや。
「終わり? じゃ悪魔は?」
フリージアがうなずく
「悪魔は無限に武器を生成でき、臨機応変に相手に対処できます。ただ、構造を把握したものでないといけません。ポイント数は5です」
ポイント少ないなー
「最後の人間ですが、何も特殊能力はなくポイント数が30です。」
「多いな!」
「えぇ、ポイントの振り分けによってそれぞれ全く戦い方が違います。」
人間が最も楽しいだろうな、ポイントの振り分けでなんにでもなれるからな。
機械はカッコいいし、強そうだから好きだけど、
燃料っていう概念が面倒だよな、
技を使うにも移動のも使うってんだから....しかもこれ死んだらレベルリセットだろ。
そういや装備とかもリセットなのかな、でも
ゲームに勝ちたいならどっちにしても機械はだめだな。
悪魔だったら死んでも知識は変わらないから、生成するものが一緒だからいいだろうけど、
俺は武器のことそこまで好きじゃないからなぁ、勉強する気にもなんないや。
やっぱり、ヒットアンドアウェー出来る天使が最も強いだろう。あと自動回復な。
「じゃあ天使。」
「分かりました。ではアルムアンクルのメニューから、ステータスを開いてください。」
フリージアが何かするんではなく、アルムアンクルなんだな。
「りょーかい」
[種族]と表記されているところがある。そこをタップする。
種族が表示され、天使を選ぶ。確認されるが天使でいい。すると
キャラメイクに入った。容姿をイケメンにできるが、
顔は今のままで気に入っているので、何もしなくてよい。
俺って俺のこと好きなんだな。
服装はどうしようかなー、超迷う。
中二病みたいな、いたーいやつでもいいけどな。また後々考えよう。
とりあえず、今は無難な白スーツでいいや。決定をタップする。
データの粒子がアルムアンクルから放出し、自分を包みこみ、白スーツと化す。
「これで種族は決まりました。白スーツ似合っていますマスター。」
「そうか、ありがとう」
人に何かを褒められるのは気持ちがいい。
とりあえずこれからは、ゲーム内容を確認しなきゃだな。
「そういえばマスター体調の方は大丈夫なんですか?」
「そういえば、体調良くなってるな....」
「なんだったんでしょう、気になります。」
「まあよくなったんだからいいのさ。」
フリージアが少し心配してくれているが、自分でもびっくりするぐらい、
とっても治りが早かったな。とりあえず早く外に出てレベルを上げよう
宿屋のドアを開けるとそこには椿さん。
「お、種族決めたのか、何にしたんだ?」
「天使にしました。」
外見だけじゃわからないのか、
「おーいいじゃないか。その白スーツも似合ってんぞ。ところで、どこかに行くのか?」
「ええ、ちょっと外に出ようと思って。」
「そのままの恰好で、か?」
「えぇそうですけど。何か?」
「外は海だぞ…」
海? そうだが....そうだったー。なんて俺は、
「やっちまった」
俺の作戦が、水は確実に空気より抵抗が大きい、ヒットアンドアウェーの俺の作戦が....
「安心しろ水中用のマスクあるぞ。」
うぅ、フィールドのこと考えてから種族、決めればよかった。
「ありがとうございます」
「あと、武器の準備と洋服も着替えなきゃダナ。」
色々だめじゃないか、フィールドのこと全然考えてなかったな。
「いろいろと、いいんですか?」
「いいぞー。まあすこーし頼みはあるけどな。」」
まぁ当たり前だよな。
「どのような頼みでしょうか。」
「ミットシェルディガーでてっぺんを獲って、その賞金でこのディストピアがほかの都市と交流できるように、連絡橋を作ってくれ。」
だいぶヘビーだな。ちょっとってどあいじゃねぇ。でも俺の目的はここで快適な生活を送ること。それには、強いってことが重要だかんな。
「分かりました。」
「じゃ今すぐにでもゲームを把握してもらって、レベル上げするぞ。ちょっと待ってね、いろいろ準備するから....メルトー新人さんに着せる服ない? 外で着れるようなの」
端の方からやってくるメルトさん。チュートリアルのお姉さんと同じ名前じゃんか。
「外?! いきなり行くの? 新人さん大丈夫?」
「大丈夫です」
「今からいろいろ教えに、さ。あー、あと天使選んだみたいだから、武器は近距離ので」
階段を駆け上がってくる。顔は似てなかったな。名前が一緒ってだけだな
「じゃあ、急がなきゃ。一分一秒が惜しいわ」
沢山時間がありそうだが、そうでもないのか?
そう考えている間にメルトさんは、階段の方に走って行った。
部屋の前だから、彼女が何をしているかわからないが、
タンスみたいなものを激しく、開閉しているような音が聞こえる。
収納的な何かかな。急にやんだ、見つかったのか、次は駆け足、
その後また階段をの方からやってくる。そして、
「武器これで大丈夫かな? あと洋服」
柄の短いハンマーのようなものだ。リーチ短い! が、
きっと水中で剣のようなものは錆びてしまうのだろう。
洋服は潜水服みたいなものだ。スピードは死ぬかもしれないが、そとに出ることが可能なら
「大丈夫です。」
「そう? そうよかったわ」
「ありがとうございます」
「いえいえ」
「これから付き合っていく上で、名前、なんて呼んだらいいんだ?」
「そうですね。マキナって読んでください。マキナ」
「分かったマキナね、じゃ、マキナ、早速外、行くぞ。」
「ちょっと待ってください、まだ装備してないです。」
「向かってる最中にするから、大丈夫だ。」
本当にだいじょうぶなのかぁ? でもそう言ってるんだからきっと大丈夫だろう
それにゲームだしな、瞬時に着替えられるんだろう。
「じゃあ、行きましょう。フリージアも、行くよ。」
「はい、マスター」
「みんな、いってらっしゃい。」
宿屋の外に足を踏み出す。
テスト前なので次の投稿遅れます。