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残酷な世界のいたずら。  作者: 紗厘
第五章~悲しみに溺れて~
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最後の朝

今回かなり短いです

 湊は、今日の夜を最後にしようと思っていた。

 そのために、自室で薬をあわせていた。

 睡眠薬だ。

 夕食時は、ケインやキャラハンはワインを飲むため紅茶だけでは皆を眠らせる事は出来ない。

 調味料に入れる事が最善だろうと考えていた。

 塩ならほとんどの料理に使われる調味料だ。

 

 睡眠薬を作り終え、調理場に向かう。

 その途中、時和と出会う。

 いつもは執事のような姿なのにメイド姿だった。


「何があった」


 思わず、反応してしまう。

 時和も耳を少し赤らめていた。


「今日はクラパム様の誕生日で、セリア様になぜか無理やりこっちを……」


 ケインの友人にアパレル関係の仕事を得意とする人がいて、値段も安くしてもらい一人ひとり服は違うのだが、そのケインの友人が時和を最初、女と勘違いをしてしまいメイド服が最初に届いた。

 後日説明をすると、ちゃんと男の服が届いた

 その時のメイド服だ。


「大変だな」


 時和も最近はセリアにいじられていなかったので油断もしていた。

 セリアの個人的娯楽でもあるだろうが、暗い物事が続いていたのでクラパムの誕生日だから少しでも楽しくしたいという気持ちもあるだろう。


「ところで、何してるんですか?」


「庭で寝るんだよ」


 いつもの会話だった。


「そうですか、たまには仕事して欲しいもんですね。湊が休むから仕事が増えるんですよ」


「すまないな、頑張ってくれ」


「他人事ですか」


 時和は呆れていた。


「では、私には仕事があるのでこれで失礼します」


 そう言って時和と別れた。


 調理場に着くと誰もいなかった。

 それを狙ってきたので当たり前なのだが。

 コンロの上の棚から塩を取る。

 ふたを開けて、その中に薬を入れて元の場所に戻しその場を去った。

 案の定、誰にも見つからずに出来た。


 そして、庭に行っていつものように居眠りを始める。

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