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残酷な世界のいたずら。  作者: 紗厘
プロローグ
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プロローグ



 今日は最悪の日だ。

 今までになく、俺の人生において最悪な日。

 ある城のホールは赤黒く染まっていた。

 床には死体が転がり、ホールには血が飛び散っている。

 そこに俺は立っていた。

 階段も壊れ、天井にあったはずのシャンデリアは床に落ちてばらばらに。

 机も椅子も折れて使い物にならないほどに。

 床も穴が開いて今にも崩れ落ちそうになっていた。

 独り薄暗いホールに、立っていた。

 俺の息しか聞こえないほど静かだ。

 ここも、元は白を基調とした綺麗な場所だった。

 そして、うるさいほど賑やかな場所だった。

 今は死んでしまって床に転がっている人たちとも楽しく暮らしていたはずだった。

 そんな日はもう来ない。

 

 この世は、上下関係が全てだ。下の者は上の者に逆らえない。

 どれほど理不尽な事であっても。


 この世は、何かを得るためには何かを失わなければならない。

 それが等価交換とは限らない、不平等で受け手は損をするほうが当たり前だ。


 この世に、絶対などと言葉は存在しない。

 どのような約束も、どのような契約も、絶対に守るなどと保証はない不道理な世の中だ。


 この世は、理由もなく人を殺す者がいる。

 そんな不条理な世の中だ。


 そんな世の中で、何を信じたらいいのだろう。

 

 そんな世の中で、何に抗えばいいのだろう。

 

 そんな世の中で、生きるって何ですか?

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