誘拐犯の正体!?
「うーんっもう食べれないよ…大福さんっもったいないお化けになんかなっちゃいやー!だ・い・ふ・く・さーーーーーん!!!!」
「おいっ!起きろ!」
(あれ?ここは…うーん。思い出せ、思い出せ、ピッピッピッ・・・ななみドットコム!!そうだ変質者!隊長!どうやら敵のアジトに連れて来られたもよう。目的は金か?お金ちゃんかー!?落ち着け、落ち着け…やっぱりここはお決まりのあれでしょ!琉兄、私やるわ!)
「うっ、ひっく、安い戸建てのマイホームはあと30年もローンがあり…マイカーの軽は家族4人が乗ると坂道を登らないの。。。弟は高校受験を控え、まだまだお金がかかるの!だから、だから、私何かのために身代金を払わせる事なんてできないわ。。。わぁぁぁーー!こんなことをして、きっとあなたのご両親も悲しむわ!今ならまだ間に合う!自首しましょうっ!」
「白井!この馬鹿女に説明しろ!大福がどうのってうなされてるから親切に起こしてやればっ!自首って…」
「あーーーー!?」
びくっ
「今度はなんだ!騒々しい!」
「便器に手突っ込んで洗ってないー!ばばっちいいいいいい!!!!」
「プッアッハハハやばい腹が痛い!もうサイコー!はぁー久々に大笑いをしました。私の名前は白井翔。健人様が御生まれになる前から青旗家にお使えしている執事です。そしてこちらの方は8歳にして
Celine university を首席で卒業しこの度セリーヌ学園の理事長代理に就任した青旗エディ健人様です。決してニューハーフでも変質者でも誘拐犯でもございませんのでご安心を。」
(今理事長代理って言った?このみかけだけは王子様のような餓鬼っじゃなくて口悪おぼっちゃまが?!最近耳の調子がおかしいのかしら?あっ夢!きっとそうよ!どうしたら夢から覚めれるのかしら??)
「そうそうおまえが寝ている間に手の方は消毒して汚れた制服も替えといたぞ。俺もシャワー浴びて着替えたし」
「えー!!! 見たの?見たのねっ・・・」
「はっ?馬鹿じゃねえの!ちんちくりん!アメリカの9歳児のほうが凹凸のある身体をしてるぞ!」
「やっぱりみ・た・の・ねーーーーー!?」
(なんだ?責任取れとかいいださないだろうな?ただ汚れた服を替えただけだぞ。。。)
(ああっなんてこと…白いシャツが無いから琉兄から貰ったゴリラのキモカワシャツを裏返して着てたけどチェンジされてっるってことは没収されたのね。。。私のごりちゃんを返してー!!くっそうこの口悪おばっちゃまめ私のごりちゃんを洗って着てたらただじゃおかないぞっ!なにが校則だ!へっ!)
「健人様、牧瀬様、お戯れはそのくらいにして。牧瀬様をクラスまでご案内してきます。入学式はもう終盤に差し掛かっております。私は健人様の身代わりとして挨拶をしないといけませんので急ぎましょう。それと健人様のことはくれぐれも内密にお願いします。表立っては私が青旗健人で通しておりますので…」
「おい、ちんちくりん!監視のためにお前は今日から俺様の召使いだ。表立って動けないからな、暇つぶしには持って来いだ。終わったら理事長室へ来い。命令だ!」
「はあ?私はちんちくりんでもお前でもありません!命令なんて聞きません!!」
「ほう、そんなこと言ってていいのかな?」
(なに?何か弱点でも掴まれた?なんだ、なんだ、ピッピッピッ・・・ななみドットコム!!)
「ああっわかった!私のごりちゃんを人質にとろうって言うのね!人の弱みに付け込むなんてサイテー!!覚えてらっしゃい!」
「牧瀬様お待ちください!教室まで案内をっ」
バタン
(ごりちゃん?)。。。