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運命の出会い⁉︎

特Aクラス!?

なんでそんなことになっちゃってるのよ!あっちょっと置いてかれるー!もしかして怒らせちゃった?

(取りいる価値なし、なんで特Aなんてこっちが聞きたいわ…私の方がよっぽど相応しいじゃない)


「ここからはIDカードが無いと入れないので係りの者か来るまでお待ちください。では、私はこれで」(係りの者なんてこないけど)

「えっ!」

行っちゃった。


きょろきょろ

なんか高級マンションみたい?高級マンションを見たことはないけどネ!

ここだけ独立して建ててあるんだ。

特Aのこともっとままに聞いておけば良かった…

少なくとも私が犯罪に巻き込まれる可能性は0でしょ!

どうしよー!?留年して優と一緒の高校行こうかな、でも入学金もったいないし制服やら何やらでかなり貯金を崩したってままが言ってたし、うーん今さら引けないよう…泣

30人もいれば目立たないようにすれば大丈夫かなぁ、そうだ!昔、忍者の修行ごっこをしたとき琉兄が教えてくれた術があったはず!確か人差し指を立てて両手を組んで


「ドロン!?」


「きゃっ!」

「うをっ!誰?くせ者⁉︎」


(ずっといたけどあなたが邪魔で中に入れないのよっていうか何?ドロン?指立ててチャネリングでもしてるのかしら?UFOと交信?)


「あのー先ほどから何をされてるのですか?」


(うっわー可愛い子!同じおさげでもおくれ毛がくるくるしていてゴージャスだし大人っぽい!オーラがぜんぜん違う!正真正銘のお嬢様だー)

(どうでもいいけどどいてくれないかしら?見たこと無い顔だけどまさか外部からの新入生じゃないわよね…)


「あっ私牧瀬七生です。高校1年特Aクラスに入る事になりました。宜しくお願いします。」

(よっし決まった!第一印象大事だもんね!)


(うそでしょ!ビンゴだわ…電波とか最悪)

「私は、有栖川響子。あなたとは同じクラスで学級委員をすることになってるの。歓迎するわ、牧瀬七生さん」(絶対嫌。何でうちのクラスは??ばっかり)


「あっありがとうございます。宜しくお願いします。」ジーーーー

(美人な上に性格もいいって神様不公平だーそれにしても綺麗な子。天使って見たこと無いけどこの子のような子をいうんだ!琉兄に言ったらコスプレして写メ撮ってって言いそう♪)


(なんかさっきからガン見されてるけど呪いをかけたりしてないわよね…さっきのは黒魔術とか。。。やっぱり関わるのやめとこ、いい加減どいてくれないかしら?)

「ところで中に入らないの?」


「IDカードとやらをもらってないので入れないんです。係りの人が来るまで待ってるようにって」


「ああ、中にIDをかざす端末と一緒にインターホンがあるから管理室を押すと会話が出来るの、とりあえず仮のIDカードで開けてもらって後で正式なのを貰うといいわ、IDを忘れたり紛失した場合も管理室へ連絡してって…何かしら?私の顔に何か付いてますか?」

「えっ目と鼻と口が付いてます!!じゃなくて一緒に行ってもいいですか?ぜひぜひご一緒させて下さい!!」

(こんな綺麗な子と話す事無いから緊張のあまり変な事言っちゃった。変な子だと思われたかも…)


「ちっ」

(あれ?今舌打ちされた?まさかネ!エンジェルちゃんはそんなことするわけないか!)


「そうよね、何も解らないんだし私としたことが配慮が足りなくてごめんなさいね!ご一緒しましょう…」

(思わず舌打ちしちゃったわ!私としたことが。。。うまく誤魔化せたかしら?危ない。危ない。さっさと教室連れて行って関わるのはやめましよう。私は有栖川の一人娘。社交だって完璧にこなすのよ!スマイルスマイル)

「ありがとうございます。宜しくお願いします。」


「うわーすっごい!」

「この建物は中等部から高等部までの特Aクラス計6クラスと特Aの職員室、理事長室あとはトレーニングルーム、ホール、屋内プール、サウナ、シャワー室、ランチルーム、調理室、ピアノ室…一通りの物がそろってるの。最上階はホテルのスィートルームのような作りになっていて他にも宿泊出来る部屋が何部屋かあるのよ。」

「宿泊?」

「中等部、高等部共に1年の7月にはオリエンテーションがあって普通科や国際科は軽井沢へ2泊3日で合宿へ行くけど特Aはここに泊まるの。いつもは職員の宿直や事情があって家に帰れない子を泊めたりとかに使ってるんだけど幼稚部や初等部の特Aは宿泊施設がないからお泊まり会の時にも使ったりしてるのよ。」

「事情があってっていうのは…!?」

(この子正真正銘の馬鹿だわ…わざと濁してるのに空気読めなさ過ぎ…親が悪さしてパパラッチに追いかけられて帰れないに決まってるでしょ!政治家の娘とか芸能人の娘とか…)

「ああ…脅迫状とか?家に爆弾仕掛けたとか…」

(脅迫状送られたなんて聞いたことないけど…どうせわかんないでしょ!馬鹿だし)

「えー!?爆弾!?コワッお嬢様って大変ですね!」

(はあ?あなただってお嬢様でしょう?さっきから何か変だわ…)

「ところで牧瀬さんのお父様のお仕事は?」

「えっ普通のサラリーマンですけど」

(サラリーマン?雇われの社長ってとこかしら)

「ちなみにお名前は?」

「牧瀬斗七です。」

(華族や旧貴族では聞かない苗字だし、外資系企業の成り上がりってとこかしらね、後で調べてみましょう)

「有栖川さんのお父様はどんなお仕事をされてるんですか?」

(言えた!敬語が言えた!ここまでは完璧じゃん!)

「有栖川財閥はご存知?有栖川グループ会長、他にはアリス銀行の筆頭株主とかまあいろいろってとこかしら」

「アリス銀行!私預金通帳持ってます。あそこのカードのキャラがかわいいんですよね!」

(通帳なんて見たこと無いけどカードにキャラクターなんかあったかしら?黒一色だったような?帰ったらお父様に確認しないと)

「そっそうねっそれより4階に着いたわ!後10分で式が始まるからちょうど良かったわね!」

「えっじゃあ急いでホールに行かないと!」

「特Aはクラスで式の映像を見るだけだから」

「そうなんですね!トイレによる時間あるかなっ」

「トットイレ!?レストルームは突き当たり。手前が私達のクラスだから早く行った方がいいわ!私は先にクラスへ行ってるから!!」

(久しぶりにトイレって聞いたから思わず大きな声を出しちゃったわ!まんまと自分のペースにはめるなんて恐ろしい子!やっぱり黒魔術師に違いないわ!)


それにしても有栖川さん綺麗だったなぁ!優しいし心の中でエンジェルちゃんて呼ばせてもらおう!

トイレは突き当りにってすごーいここがトイレ??私の部屋よりはるかに広いんだけど!?うわっ扉重!

個室も広ーい!近寄ったら勝手にフタが空くんだ!凄すぎ!?って早くしないと始まっちゃう…

急いで急いで

ボットン♪

えっ何か落ちた!?あーーーカイロがーーー!!!

どうしよういくらピカピカでも手でとる勇気無いよ〜!このまま逃げる?いや、ダメダメ、ここは勇気を出して手を…

ドンドンドン!!

「んっ?入ってまーす!」

「何をしている!?入学式はとっくに始まってるぞ!!」

「えっカイロがドボンってすいません!私に勇気がないばっかりにー!」

ガチャ

あれ?外人さん?男の子?王子様みたい!?

「ナイストゥーミートユー!ディス トイレ イズ ガール オンリー!えーとボーイはあっち へGOー!!」

(よっしゃー!)ドヤ顔へへん

「はあ⁈今時幼稚園児でももっと喋れるだろ!容姿だけで判断するなんて本物の馬鹿だな!」

「あれ?日本語ペラペラ?今馬鹿っていった?ちょっと!失礼ね!ここは女子ト・イ・レ変質者と思われたくなかったらさっさと出て行きなさい!!」

ガチャ

「ここの個室はドアが厚いから外に音が聞こえない。変質者と密室に二人っきりになった気分は?」

(えっ何かやばい状況…えーとこういう時は確か琉兄が何か言ってだはずうーん?)

「諦めて俺に喰われるか?」

「きゃっ近い近いやめてー!」

ズボッビッチャーン!!!

「うわっイッテエ」

「トイレに落ちたカイロ攻撃!!参ったかー!!」今だ逃げろー!ガチャ

(琉兄やったよー!ちゃんと目狙えたよー!どストライクーだったよ!ひゃほっい!!)

「白井!その女を捕まえろ!!」

「誰かートイレに変質者がー!」

「きゃっ痛い痛い!変質者はあっちあっち!私は特Aの牧瀬七生!」

ドスッ!ちょっとお静かに、おやすみお嬢様

「うっ…」

「健人様大丈夫ですか?」

「きったねぇ、とりあえず理事長室だ…」

「かしこまりました。」








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