表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

プロローグ

この作品はフィクションです。初めてなのでスローペースの更新になると思いますが、最後まで頑張りますのでよろしくお願いします。

あああ・・・

落ちた。

今日は第一志望校の桜ヶ丘の合格発表

やっぱりだめだったか、


(ばか琉のせいだ、今さら勉強したってしょうがないとか言ってホラー映画なんか観せるから一睡も出来ずにテストして途中から記憶が無いって受かる訳ないじゃん…しょぼん)


学校へ戻り担任に報告すると

ものすごい笑顔でセリーヌ女学院へ決定だなと言われた。

セリーヌ女学院はこの辺りでは知らない人がいないくらい有名なお嬢様学校だ

幼稚部からエスカレーターで上がってくる為外部受験の枠が少なく

ここ南中学からの合格者は過去に無い。たぶん受けた人もいないのだろう。

本校始まって以来の快挙だと鼻唄まじりに言っていた。


なんで受かったかというとただ単にママの出身校で今現在ママの同級生が先生をしているから

昔から女の子が産まれたらセリーヌへいれる約束だったとかなんとか。。。

迷惑な話だ

我が家には1歳年下の弟がいるおかげで

「お姉ちゃんと一緒じゃなきゃやだ!」

というかわいいかわいい弟の一言で今迄は近場の公立に行っていたが桜ヶ丘高校を落ちた今

先に合格が決まっていたセリーヌへ行くことが決定した。ちーん

お嬢様って未知の世界だ。大丈夫だろうか。。。

ストレスではげたらママのせいだー!!!


ここらで私の自己紹介をすると

牧瀬七生 南中学3年生 両親と弟の優斗と4人暮し

ママは裕福な家庭で育った生粋のお嬢様で

今は祖父の会社を手伝っているらしい。たまにいないので聞くとそんなような事を言っていた。

パパは普通のサラリーマン家庭で育った普通のサラリーマン

そして隣の家といっても同じ敷地内なんだけど

私のいとこ(かなり年上)が家族で住んでいて

その子供が私のふたつ上のばか琉こと琉真兄ちゃんと優斗と同じ年の蓮。

おさななじみであり遠い親戚にあたる。


「はあ、帰るか」

先に親友の尚美に報告しなくちゃ

教室へ行くと


「ななちゃんどうだった?」っていままで話したこともないような

男子に声かけられた。

ななちゃんとか気安く呼ぶなー!!


「落ちちゃった。」しょぼん。


ぼっ(やべぇちょうかわいい)


シーン


「なな あんた親友のあたしより先に何報告してんのよ⁉︎」

(なおみくるしー!首絞めない!誰か殺される―!!!)


「ハァーハァー、なーおーみー おちたよー 泣」

「よしよし がんばったんだからいいじゃん セリーヌ行き決定!」

「なーおーみー 他人事だとおもって 泣」

「あんたの容姿だったらセリーヌでもじゅうぶん通用すらから、天然と口の悪さだけは気をつけな!」

「天然?口の悪さ?それどういう意味!?」

「そのまんま!」

「ひどい尚美とはもう口利かない」

「泣くのはあんただからね、あんたあたし以外友達いないでしょ!」

そんなはっきり言わなくたって、いまだに顔と名前一致しないけど…


「牧瀬さんちょっといいですか?」

シーン

誰だっけ???


汗「ちょっとなな心の声だだもれ、同じクラスの子の顔くらい覚えなさいよ」

「えっマジやば!ごめん田中君何の用?」

シーン

「ななっ⁉︎田中じゃなくて水谷だから、固まっちゃたじゃん・・・どんまい水谷」


「キャー⁉ 優斗君と蓮様‼ かっこいいい‼ 」

「2トップの登場よー!!きゃあきゃあ!!!ざわざわ」


「なな姉ーどうだった⁇」

「あっ優!蓮も2人とも目立つんだから帰ってから話すから」


「おい、邪魔だ。」

びくっ

「ちょっ、蓮っ!田中君ごめんね!」

(おれ水谷だし。。。泣)

「田中、どけ」

「すっすみません///」

(ってなんでおれ年下に敬語使ってるの(汗) しかも田中じゃないし、しかもしかもどいてるしー!!)

《あれっ牧瀬さんの死角に誘導されているような、いひゃいいひゃいギブギブ・・牧瀬さんの弟かわいい顔してまじ殺られる。。。誰か助けてーーーー》

「もう、蓮ったらだめじゃん、一応先輩方には敬語使わないと…田中先輩すみません。(ギロ、てめえ、なな姉に気安く話しかけるな…殺 殺 殺!!!)よっし!なな姉!帰ろう」

「あれ優いつのまにそこに?部活は?」

「もうすぐ受験生だから自主トレに変わったの、だから帰ろ♪なな姉と帰るの嬉しいな!ね、蓮」

「なな、帰るぞ」

「ちょっ、まだなおみと話したかったのに!あっ私の荷物っ!なおみごめんまた明日!」

「えっ‼︎ちょっ、ななまだ5分と経ってないよ、」

「夜メールするからっっ…」

(相変わらず目立つ3人だ、セリーヌ行きが決まって姉離れすればいいけど…)

「田中大丈夫?ってあたしまでつられちゃったよ!」

「おれは みーずーたーにー!!ドンマイ自分…泣」


「なな姉と帰るの久しぶり♪」

「あっそうだ。。。桜ヶ丘落ちちゃった…」

「エーーーーー!!!なんで、僕どうすればいいの?一緒の高校行けないなんてイヤだよーうっひっく」

「優、みっともないから泣くんじゃねぇ。」

「優はすぐ泣く。でも私も寂しいし不安だよっうっひっく」

「はぁ、どうしょもない兄弟だな、そろって号泣とか俺がいじめてるみたいだろ」

「ごめん蓮、なんかとまらなくなっちゃった…」

「ななはしょうがないとして、優、いつまで本気泣してんだ。気色悪い奴だ」

「蓮のばか!なな姉と一緒じゃなきゃ高校行く意味が無いんだよっ!なな姉やーだーよー」

「はぁ、なな、あめあげるから泣き止め恥ずかしいだろ。ほらっさっさと帰るぞ」

「あめあげるって子供じゃないんだから!!ちょっと髪ぐちゃぐちゃにしないでって このあめどうしたの?こんなにたくさん???」

「あっ僕もいっぱいもらったよ!なな姉のクラス行った時ほらーみてみて僕のもなな姉にあ・げ・る!」

「いつのまに…あたし貰った事ないんだけどっていうかあんまりしゃべんないし!!!」

(これ包みに好きとか書いてあるし一瞬で書くとか凄すぎってこんなの恐すぎて食えるか)

「あいかわらずすごい人気...セリーヌに行けば普通の友達ができるかな♪少なくとも3人目当てはいないはず!あっなんか楽しみになってきた!!脱!ネガティブ思考!」


《ななみ7才》

「ななみちゃんのお兄さんかっこいいね!!りな、ななみちゃんとおともだちになりたいな?リルキュア観てる?どのキャラクターが好き?」

「え?ななみおにいちゃんいないよ!琉兄のこと?リルキュアってなに?おいしいの?」

「えーリルキュア知らないの???じゃあシールブック集めてる?」

「ううん…知らない。」

「いつもなにしてあそんでるの?」

「忍者の修行とかスパイごっことか…あとリアルゾンビごっことか?」

「…」

「あっそうだっセミの抜け殻あげるー!ほらっこんなに完全な形珍しいでしょー!かっこいいよー」

「ぎゃーーーーいやーーえーーん!!!」

「あれ????」

「あー牧瀬さんがりなちゃん泣かした!!先生ー!!」

「えっ?なんで泣いてるの!?」


あああ今思い出したくない過去がやっぱお嬢様なんてむーりー!!


そういえば池の上を走って渡りきる修行どうなったんだっけ?うーん助走したところで記憶が無いなぁ?


・・・


「そういえば今日琉兄いるって言ってよね!」

「ああたまにはゆっくりしてるって言ってた。」

「じゃあ着替えて蓮の家行くね!」

(とっ捕まえて文句言ってやるー)


ところ変わってななの家


「ままーただいま!!」


「おかえり優君、ななちゃん。それでどうだったの⁈」

「はぁ、だめだったからセリーヌに決定。ままの勝ちだよ、よかったね、」

「まぁ、パパに連絡した?あとお父様とお義父さまとあと誰??ああとにかくままが連絡しておくから」

「うんうんよろしく、となりいってくる」

「ままもゆかりに用があるから後で行くね!今夜はごちそう作らないと♪着替えてから行くのよ~!」

「母さんっさっきなな姉の教室行ったらたくさんあめ貰っちゃった!あとね、おかしも、ほらあげる」

「あらっななちゃんのクラスはいい子ばっかりね!ななちゃんはかわいいからお友達も多いのね!」

(それちがうからっともだちなんてひとりしかいないしって、あれ?あたしって結構寂しい子??)


そうだこの間琉兄にお土産でもらったロンT着ていこっ

あのゴリラのロゴがきもカワでいいんだよネ!


「優〜先行ってるからね!」

「あっなな姉!そんな格好でいっ…」バタン

シーン


「お邪魔しまーす。琉兄いるー‼」

「おおっななみサービス満点だな!ちくびすけてるぞ〜」

「キャーーーーーー⁉琉兄のえっちーーーー変態、破廉恥ーーーキャーキャー」

「ななっうるせえ。これ着てろ」

「蓮?ありがと、ハァハァ」

「ところでななみ何かようか?」

「?あっそうだ、桜ヶ丘落ちちゃった。琉兄がホラー映画なんか観せるからなんてちょっとも思ってないけどね!」

「思いっきり根に持ってるだろ!一緒の高校言ったら妹だって思いっきり自慢しようと思ってたのになあ、でもまあしょうがない、俺の妹は天下のお嬢様学校に通ってるんだっていいじゃないか、うんうん、セリーヌか、あそこは校則厳しいからなっ下着は白って決まってるんだよな、前に相手した女が白い下着でさ、めんどくさいのやなんだよね〜って言ったら実はすっげえいけいけでギャップ萌え?後から聞いたんだけどさ、白下着は校則で決まってるんだけど意外と男受けいんだ〜って、ああっやべぇ思いだしたらムスコが元気になっちまったぜ!!」


コソコソ

「ねえねえ蓮、琉兄息子がどうとか言ってるけど。。。」

ヒソヒソ

「ああ、昔付き合ってた人妻に子供が産まれたらしいんだけど琉そっくりでさ、最近父親があまりにも自分に似てないからいろいろ調べてるってよ、ななも琉の近くにいると妊娠するから気をつけろよ!」


「ええええええ、ーーーーまじっ琉兄サイテー⁉︎」

「おいお前ら何勝手なことを言ってんだ!俺は避妊はかかさねぇ!しかも人妻は範囲外だああああ!!!ああっななみのセーラー服姿かわいいだろうな、早く見たいなぁ♥︎」

ゴンっっ

「いってえ、何すんだ!蓮」

「ななをおかずにしたら琉のムスコを切り落とす!!」

「勘弁してくれよ〜恐い恐い本気でやりそうだからなぁ…

でも(琉兄好き)俺達は兄弟なんだこれ以上言わせるな!(兄弟なんて関係ないわ)おおななみ〜!!的な禁断系一度はやってみたいよな〜男のロマンだーーーー!!」ドスっ

「兄弟じゃないし、ばかが移るからほっとこ…」

コンコン

「ななちゃ〜ん!高校どうだった?」

「あっゆかり!だめだったんだけど結果的に琉兄と一緒じゃなくて良かった!」

「あら、琉真、あたしのかわいいななちゃんに何したの?」

こわっ今気温が3℃は下がったわ

「私が何かされた訳でもないかな。。。」

「そう?なにかされたらすぐに言うのよ!あいつの股間に蹴り入れてやる!」

「あっありがとう、ゆかり。。。」

「そうそう大福作ったの♥︎ななちゃん好きだったでしょ」

「わーいやったー!!いこいこ」

「本当女の子っていーわー!琉真も蓮もお茶しながらおしゃべりなんてつきあってくれないし会話が一方通行なのよね、ななちゃんがお嫁に来てくれたら嬉しいな!」

「うーん、琉兄はあり得ないし、蓮は優と一緒で弟みたい?だからな…」

「あら琉真はあたしも賛成出来ないけど蓮は一途だしなかなかのイケメンだし親のあたしが言うのもなんだけど一押し物件よ〜♥︎本気で考えてみて」

「いや私が良くても蓮はモテるしほかにいくらでも相手がいるんじゃない?そういえば蓮の好きな子の話聞かないなあ??」

「じゃあ蓮がOKしたらとりあえず婚約だけでもどう?」

バーン

「絶対だめー!!なな姉は結婚なんてしなくても僕が面倒みるから!一生僕のそばから離れないんだー!!」

(ちっあとひとおしだったのに蓮も何もたもたしてるんだか。)

「ちょっと優どうしたの?いつもの冗談でしょ」

それにしてもシスコン通り過ぎて本当にできてるのか・・・

「ゆかりの作った大福おいしーみんなあんこ嫌いなんて人生損してるとしか思えなーい!」

ガチャ

「あいかわらずひとりごとの多いやつだ!共食いしてるみたいだぞ!」

「ちょっと蓮!共食いってなんでみんな笑ってるのーひどいよー」

「ななみ大丈夫!もち肌はほめことばだってYAHAA知恵袋に。。。」

「そんなん聞くなー!こうなったら大福ぜんぶ食べてやるー!!!」

「ななみ!大福はおっぱいの出が良くなるんだって、ついでにおっぱいマッサージすればどんな貧乳でも噴水のように…」

「わーやめろー!だれかななみをとめてー」

「ゆかりおじゃましてますってななちゃんどうしたの??」

「貧乳で悪かったわね!!今日こそ琉兄の息の根を止めてやる…」

「ななちゃんやめなさい!!」

わーわー!!


こうして時は過ぎあっと言う間に入学式へ〜




















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ