表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

不機嫌そうに揺れる君のチョコレート色の尻尾が僕を誘う。

 

 君の尻尾が不機嫌そうにふるんと揺れた。

 右に、左に。

 思わず目が動きを追う。

 ペシペシ、と床を叩く猫の尻尾は、私とっても怒ってるんだからねっ、と言う意味だ。

 なのに、猫じゃらしに釣り込まれるみたいに、思わず手が伸びた。

「それでね、花菱くんたらヒドいの!」

「っ、……うん、そうだね」

 電光石火で手を引っ込め、話を全く聞いてなかった彼は同調して誤魔化す。

 懲りずに、左右に揺れるチョコレート色の尻尾に魅了されながら。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 短いけれど、なかなか [気になる点] 短い [一言] 俺のもぜひ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ