グランクリア1
今回はトラブルが起こります
「ここがグランクリアか~」
「やっと着いたな」
「すごい・・・」
僕達はやっとグランクリアに着いた
「よし、さっそく仕事をしようか」
「まあ少し休もうぜ、アリス」
「しょうがないな夕人は」
「あ、あの・・・」
「どうしたの?」
「の、飲み物を買ってきます!」
「あ、大丈夫だぞマジックアイテムがあるから」
マジックアイテムとは無能力者が作った便利アイテムだ、本は対能力者用に作られた物だが今は水が出たりするので普通に売られている
「マジックアイテムを持っているんですか?!」
「そんなに驚くことか?」
「だ、だってとても高価ですし・・・」
「僕達の家は少し裕福だから」
「まあ親が自分達以外はクズとか言っていたから家から逃げてきたんだがな」
「そうだったんですか」
「おい、貴様達」
誰かが声をかけてきた
「僕達に何か用ですか?」
「貴様達、能力者だな?」
「「「は?」」」
「俺にはわかるぞ!貴様達は能力者だ!」
「いや、違いますけど
「嘘をつくな!子供がマジックアイテムを普通に入手できるわけないだろ!」
「まあ確かにそうですね」
「アイナ、納得しちゃダメだめだよ」
「あ・・・すいません」
「貴様達、名乗れ」
「嫌だと言ったら?」
「俺は関所の兵士だぞ?もちろん関所まで連れていくだけだ」
「仕方ない・・・俺は夕人だ」
「僕はアリス」
「私はアイナ・イブリース」
「い、イブリースだと?!貴様、悪魔の一族か!」
「そうですよ」
アイナの背中から黒い翼が生えた
「アイナは悪魔の一族だったんだね」
「はい」
「どこの血筋なんだ?」
「一応サタンの血筋です」
「さ、サタン?!魔王の血筋じゃないか!」
「一応ですから・・・」
「へー、アイナは悪魔の力は使えるの?」
「いえ、私は地上で育ったので悪魔の力は使えないんです」
「次は貴様達二人だ」
「え?僕も夕人も名乗ったよ?」
「名字はなんだと聞いているんだ!」
「・・・俺は夕人・ヴァリスタだ」
「僕はアリス・オーディン」
「ほう、ヴァリスタと言うとあのヴァリスタか?」
「竜使いのヴァリスタ家だ」
「よし、そこの男はよし」
「僕は?」
「貴様には付いてきてもらう」
「なんで?」
「偽名だろうが本名であろうがオーディンの名前を言ったなら確かめなければなるまい」
「・・・直接オーディンに会うの?」
「当然だ、あと主神様を呼び捨てにするな」
「あんな父親は呼び捨てで充分だよ」
「ふん・・・裁かれてもしらんぞ」
「夕人達は先に行ってて」
「わかった」
「わかりました」
「待ち合わせは例の場所でね」
「おう、あんまり暴れるなよ」
「わかってるよ」
そして夕人達は目的の場所へ行き、僕は関所に向かった
アイナは魔王の血筋で夕人は竜使いの血筋でアリスは神の血筋です