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プロローグ
「銃声が聞こえる・・・」
新月の夜、銃声で僕は目を覚ました
「また戦闘か・・・」
僕の隣で誰かがしゃべった
彼は僕の友人で名前は『夕人』
「どうせ低級能力者が能力狩りに追われているんだろうよ」
そう、この世界は能力者と呼ばれる超能力を持った者達が悪とされ日々能力狩りが行われている世界だ
「なあ夕人」
「うん?」
「僕らもその内殺されちゃうのかな」
「お前、女なんだから僕とか言うなよ・・」
「まあ俺が守るから大丈夫だぜ、アリス」
そう、僕の名前はアリス能力者だ
「夕人、フラグフラグ」
「おっと、このまま死亡フラグを立てるところだったぜ」
「気を付けなよ」
「ああ」
「おやすみ」
「おう、おやすみ」
こんな他愛もない会話が終わった頃には銃声も止んでいた