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「闘技場の舞踏会」バトル†ダンス

ピピピ♪ピピピ♪


カチ!


バッ!


シャー♪


「朝だー♪」


ダダダ!


「お母さん!おはよう♪」


「おはよう。朝ごはんできてるわよ」


「うん♪いったっだっきま〜す」


「よく、噛んで食べなさい」


「ふぁ〜い♪」


モグモグ・・・ゴックン!


カッ!カッ!


「行ってきま〜す♪」

「あら、もう行くの?」


「うん、学校行く前に寄りたい所があるんだ」


「そう、気お付けて行くのよ」


「は〜い♪」


ガチャ!




「はぁはぁ・・・着いた」


ここは、私が暮らす街全体を見渡せる丘で私のお気に入りの場所だ。


「ふぅ・・・行こう♪」


私の名前は「天狼 幽兎テンロウユウ」少し前までは中学生だった私も今日から高校生だ。


私には他の人と違う所がある。

それは、生まれた時から真っ白な髪と紫色の瞳だ。小学生の頃はこの髪と瞳でいじめられていたのだが一人の女の子の一言で救われた。


「幽兎、おはよう♪」


歩いていると一人の女の子が話しかけてきた。


「おはよう♪虎時」


この子は「千城 虎時センジョウコト」私の親友だ。虎時は、黒いショートヘアーとがよく似合う千城グループの可愛いお嬢様である。


「ごめんね。虎時遅くなって・・・」


「いいよいいよ・・それにしても相変わらず綺麗だね幽兎の髪と目は・・・」


虎時は、私の白く長い髪を触りながら言った。


「えへへ♪そうかな〜♪」


私は虎時の「綺麗だね」の一言で救われた。



「虎時、私達今日から高校生だね」


「そうだね」


「そううえば、虎時は高校に入ったら何の部活に入るの?」


「私はまだ決めてないけど幽兎はどうなの?」


「私もまだ決めてないんだよ」


そんな話しをしていると高校に着いた。


私達が入学した高校は「籠乃咲女子高等学校カゴノサキジョシコウトウガッコウ」だ。

学校内に入り生徒玄関の方に行くと。生徒玄関の入り口にはクラス表が貼り出されていた。


「えーと私の名前は・・・あった!1年A組だ♪。虎時はどこのクラス?」


「幽兎と同じクラスね」


「やった〜♪高校でも同じクラスだね虎時」


「そうだね♪クラスも分かったことだし行こうか?」


「うん♪」


「クラスにはどんな人がいるのかな♪」


「いってからのお楽しみじゃない?」


「そうだね♪わくわくするな〜楽しいクラスだといいな♪」


「そうだね♪」


生徒玄関で靴を履き替え私達は教室に向かった。

しばらくして1年A組の教室に着き。教室の中に入ってみるとすでに十人程の生徒がいた。


「あっ!虎時、黒板に席順が書いてあるよ♪私の席は・・・あそこだ!」


「私は・・・向こうね」


虎時は壁ぎわの席、私は窓ぎわの席に着いた。

席に着いてからしばらくすると担任の先生だと思われる人が入ってきた。


「新入生諸君、席に着け。HRを始めるぞ」

入ってきた人は教卓の前にいくと喋りだした。


「初めましてだな新入生諸君。私は、新入生諸君の担任になる「黒翔 コクショウカラス」授業は数学の担当をしているよろしくな」


黒翔先生は、煙草を吸いながら黒く長い髪を揺らし、黒いスーツの上に羽織っていた白衣をなびかした。


私の黒翔先生への最初の印象は「綺麗な人・・・まさに美女という言葉がぴったりの人」だった。


「新入生諸君は何か私に質問はあるか?」




「無いならHRを終わりにするが?」


ガタッ!


私は、席を立ち黒翔先生に質問をした・・・


「黒翔先生は何歳ですか!あと、なんの部活の顧問ですか!」


「私は、文芸部の顧問で歳は25歳だ他に質問は?・・・無いならHRを終わりにする」




「さすが幽兎だね。いきなり先生に歳を聞くなんて」


HRが終わり休み時間に入ると虎時が話し掛けてきた。


「だってぇ知りたかったんだもん・・・」


「ふふ、幽兎らしいね」


「そううえば虎時。私文芸部に入ろうと思うんだ」


「文芸部?」


「うん、文芸部♪」


「急になんで?」


「黒翔先生が顧問だから!」


「幽兎は単純だな〜」

「えへへ♪」


「でも、幽兎文芸部ってなにする部活だか知ってる?」


「ううん、知らないけど虎時は知ってるの?」


「私も知らない」


「そっかぁ・・・」


二人りの間にしばらくの沈黙があったあと虎時は突然喋りだした。

「そうだ!幽兎放課後文芸部に行ってみない?」


「おお、そのてがあったか!さすが虎時ナイスアイデア♪。よし、今日の放課後さっそく文芸部をみにいこう♪」


学校初日の授業が無事に終わり。その日の放課後・・・



「さぁ、文芸部にレッツゴー!」


「はいはい・・・」


私達は、特別棟三階にある文芸部の部室に向かった。



しばらくして。私達は、文芸部の部室の前に立っていた。



「ドキドキするね・・・」


「うん・・・」


「よし!」


ガラガラ!


「すいませーん・・・って誰もいない」


「本当だ誰もいないね」


「どうする?」


「とりあえず中で待ってようか?」


「だね♪」


しばらくの間文芸部の部室に入り人が来るのを待っていると、遠くの方から話し声が聞こえてきた。


「いや、だからなつい癖でな」


「癖で人のスカートをめくる女子高生がどこにいますか!」


「だから謝ってるだろうが」


ガラガラ!


「おっ!」


「どうしたの急に立ち止まって?」


「見てみろ、久しぶりの入部希望者だ」




「初めましてだな私は部長の「徠皇 獅希ライオウシキ

だ。よろしく頼むよ」


「私は、副部長の「霧雨 麗鹿キリサメレイカ」よ。これからもよろしくね」


「私達の自己紹介はこれくらいにして君達の名前は?」


「えっ!は、はい私の名前は天狼・・・「天狼 幽兎」です!」


「元気があって大変よろしい!でっそちの子は?」


「はい、私は「千城 虎時」ですよろしくお願いします」


「幽兎と虎時いい挨拶だ」


「二人共一つ聞いておきたいんだけど・・・」


「なんですか霧雨先輩?」


「二人共この学校に来たってことは名前に動物が入ってるよね?何の動物か教えて欲しいんだけど?」


忘れていたけど、この籠乃咲女子高等学校は名前または名字に動物の名前が入っていないと受験できないのだ。(他にも同じような条件付きの高校もあるのだが幽兎は知らない。)


「はい、私は名字に狼。名前には兎が入ってます」


「そうか、二種類の動物が・・・」


「虎時さんのほうは?」


「私は、名前に虎が入ってますけどそれがどうかしたんですか?」

「あぁ、そうか高校に入ったばかりの君達はまだ知らないのか」


「?」


「この学校ではな「獣化戦火ジュウカセンカ」と呼ばれる部活どうしの戦争があってな。この戦争で各部活をランキング付けしていくのだがランキングの上位にいくほど部費の増加や部室の変更など色々なメリットがあっるんだがそれは後で話すとしてだな・・・」


「徠皇先輩質問があります」


「ん?なんだ幽兎?あと、私と麗鹿は名前で呼ぶように」


「はい、部活は全部でいくつあるんですか?あと、文芸部は何位ですか?」


「部活は全部で46種類で文芸部のランクは3位だ」


「3位ですか!?すごいじゃないですか」


「まあな、話を戻すぞまず「獣化戦火」に参加する方法なんだが・・・」


バンッ!


突然、部室のドアが倒れた。


「勝負だ徠皇獅希!」

「おっいいところに来たな♪幽兎、虎時説明するのめんどうだから今から見せてやる「獣化戦火」えの参加方法をな」


「なにをごちゃごちゃ言っている!」


「入部希望者に説明をな♪」


「なにを!・・・ふっだが余裕でいられるのもここまでだ今日こそお前を倒す!」


「おやおや、今日はずいぶん多いな」


「当たり前だろ我ら食物部の部員全員できたのだからな!」


「その程度の人数で私達を倒せるかな?」


「倒すのさ!」


「さて、雑談はこれまでにして「獣化戦火」を始めようか」


「あぁ、始めるぞ」


獅希先輩は、再び獣化戦火の説明を始めた。

「まず「獣化戦火」を始めるためには、対戦したいの部の部室にいきその場にいた部員に対戦を申し込む、対戦相手が申し込みを受けた場合は、学校にいくつかある闘技場にランダムに飛ばされる」


獅希先輩がそういった瞬間、私達は白い光りに包まれ闘技場に飛ばされた。


「わっわっ・・・痛い!」


私は、着地に失敗した。


「痛たた・・・ここが闘技場?」


「そう、ここが闘技場よ」


麗鹿先輩が答えてくれた。


闘技場の広さは学校の校庭の倍位の大きさだった。


「闘技場にはそれぞれ名前があってな、この闘技場の名前は・・


「戦姫の舞踏場イクサヒメノブトウジョウ


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