92 温泉旅行2
「大規模オフ会の受付はおやびん殿で相違無いですかな?」
「やあぬんぺーたん。その話しは和尚経由で間違いないね?」
「ですぞ。拙者ら麒麟軍団からも参加者おりますゆえに頼みますぞ」
温泉旅行の話がどうにも広がり捲っている。このぬんぺーたんのように参加希望者がちょいちょいやって来るのだ。そしてなぜかワテクシに言ってくると思えば和尚の仕業である。
「ぬんぺーたん、参加は了承した。だが現状何も決定して無いんだ。厳密に言うと温泉旅行行きたいな、行けたら良いな。そんな感じだ。話が一人歩きし過ぎて参加希望者が多過ぎるんだよ。いきなりハイそうですかと取れる宿が無いくらいにな。だから決行日は年単位で先になるか、或いは中止の英断もするやも知れん。そこは了承してくれ」
「確かにもっともな話しですな。相わかり申した。軍メンにも言って置きますぞ」
申しわけ無いが事実そうなのだから仕方無い。
「ああそれとな、コレは噂なんだが…… 和尚はチーターでRМTヤッてるらしい。付き合い方は考えた方がいいぞ」
「なんと!? ソレは一大事!! 肝に銘じますぞ」
さて、話しを広げてややこしいマネをしてくれた和尚への制裁も忘れずにっと。
そんなわけで、ぬんぺーたんやハジメちゃん。ぴゅあ♡ぴゅあのか〜くんご夫妻や、ベッドルームからも参加希望者が来た。そしてそんな名だたる猛者連中が一堂に会するともなれば、これまで絡みの無かった人まで来る始末だ。
ただ。
ご存知の通りこのゲームのプラットフォームは出会い系サイト。そんな所に登録してる奴らが集まるなんて素晴ら…… 間違いが起こる予感しかしない。だってプロフィールに既婚、未婚とかあるんだぜ? いや、運営が既婚者煽ってどうするよ?
だから、ゲームユーザー全員が信の置ける人間ばかりでも無かろう。少なくとも小夜達はワテクシが全力で守らねばな。アイツらにもきちんと軍板で説明しておこう。
「……と言う訳でだ、お前達も殊更気を付けろと言っておく」
「ん〜? おやびん気にし過ぎじゃねぇのか? 結構みんな気さくに会話してくれるぜ?」
「……そこまで意地悪されたことない」
「おまいらは裸でサービスエリアに捨てられたり、マ◯コに毛虫突っ込まれたりしたいか?」
「うあ…… なんだよソレ」
「……こわい」
「おやびんさん、まさかですけど?」
「優、そのまさかだ。この出会い系サイトで過去実際あった事件だ。表沙汰になって無いのもいっぱいあるだろうな。平気で一線越えてくるヤバスな奴らが潜んでるんだよ。厄介なのはその手の奴らは平時は善人の皮を被ってたりするんだ。だからコロッと騙されるんだろうな」
「なるほどわかったぜ。気を付けるよ」
「……だいじぶ。きほん、おやびんのそばにいる」
「そうですね。おやびんさんの側に居れば近寄り難いでしょう、そう言う人達も」
「お? ワテクシそんな頼りになるか?」
「だって見てくれ怖ぇし」
「……やくざ」
「堅気の人には見えません」
「ヒデェ言われようだ。ま、でもそれで安全が担保出来るならそうしてくれ。ゆっくり温泉旅行って訳にはいかなくなったが、根本的には楽しもう」
「あいよ〜」
「……ん」
「わっかりました」
「おやびんさぁぁぁぁん!! なんて噂広めてくれてんるんですかぁぁぁぁぁ!!」
ふっw 憐れ和尚。君の勇姿は忘れないwwwwww




