79 おやびんブートキャンプ5
ケース・ミカ、リン、モモの場合
「本当だ! ミカさんの言った通りだ!」
「なんか以前とは全然違う空気になってる!?」
「でしょう? 何となく久々にインしてみたらこんな事になってたの!」
軍板にいきなり現れたのはミカ、リン、モモの三人娘である。
「ぬ? 見ない顔だな? 貴様ら名前とスリーサイズと今はいてるパンツの色を述べよ」
「え? ちょwww」
「パンツの色www」
「普通にセクハラwww」
どうにも話を聞くに、以前お頭に誘われて入団したのは良いものの、軍団の空気が嫌に険悪で、あまり楽しく感じられず、足は遠のき幽霊団員と化していたらしい。
「で、つい昨日私がたまたま覗いてみたら愉快な事になってて!」
「そのミカさんの話を聞いてモモちゃんと一緒に見に来たんですよぉ」
「そしたら何かみんな以前と違って楽しそうにしてたんです。そこにおやびんさんが現れた感じです」
確かに先日までの軍板は死んでたからな。アレでは放置するのも頷ける。
「なるほど相わかった。で、どうするんだ今後は? また放置か? 復活するのか?」
「今なら面白そうだし復活してみよっかな?」
「あ! 私も私も」
「ミカさんもリンさんもやるなら私もやろうかな……」
「よし、じゃあ決定だ。復活祝いに特別ハンネ変更してやろう。ミカ、リン、モモの順に、ノビタ、ショーチャン、ケンイチウジだ」
「ええええ!?」
「それお祝いですか?www」
「ケンイチウジうけるwww」
ケース・シンさん、ノリさんの場合
「軍曹殿! 軍曹殿! シンさんとノリさんが軍曹殿の悪口を言っているであります!」
突如放たれた白豚ことしゅうへーさんの密告。当然シンさんとノリさんは、
「ちょっとぉぉ!! しゅうへーさん何言ってんの!?」
「濡れ衣! とんでもないでっち上げですよ軍曹!!」
大慌てでそれを否定するも、そこへ黒豚ことめがねさんが、
「やっと出て来ましたね! どうせ触らぬ神に祟りなしって静観してやり過ごそうとしてたんでしょ! そうは問屋が卸しませんよ!」
「う!!」
「痛いところを……」
この、シンさんノリさんの2人は古参面子。他の人にワテクシのヘイトが向いてるのを良いことに、すっとぼけようと企んでいたらしい。そんな奴らにゃお仕置きが必要だな。
「ほ〜う。シン、そしてノリ。貴様らはワテクシが以前さんざん世話をしてやった恩をこういう形でかえすのかね?」
「ぎぃ〜やぁ~! 見つかったぁ!」
「地下に潜んでたのにぃ!」
「貴様らには失望した! 特別ステキハンネに変更だ。シン、貴様はズリ仙人。ノリ、貴様はベスト自慰ニストだ!」
「ぐはっ!!」
「終わっ……た……」
ケース・デブ夫、変態仮面の場合
「いやいやいや、皆さんそんなハンネで凹み過ぎっすよ」
「そうそう、俺達なんて最初からふざけたハンネだし。今更何に変えられたって、なんて事ないしw」
このイキリコメ主はデブ夫と変態仮面。確かに自虐ハンネだな。少しくらいの変更では屁でも無いだろう。ゆえに変え甲斐もあるのだがな。
軍団の皆んなも確かになぁとか、ある意味羨ましいとか、コイツラを持ち上げコメが上がる中。
「あ〜あ、言っちまったなぁ。どうするコレめがねさん?」
「どうするったって、御愁傷様以外言え無いですよね。軍曹たぶん本気だしますよきっと……」
と、しゅうへーさんとめがねさんがつぶやく。さらに。
「なんで私達が地下に潜ってたのかを理解出来ないのか……」
「絶対にイキるなって、俺達言ってたかんね? 知らないよホント? 俺達じゃ軍曹止められないよ?」
シンさんノリさんも続く。さすがに古参面子が一同に不安を煽ってくるとデブ夫、変態仮面も焦りの色が見え、
「だ、大丈夫ですって! 俺達なんてハンネこれ以上イジリようがないっしょ!」
「ホントホント! ビビり過ぎっすよ!」
完全に動揺しているな。
「……貴様らはおやびん軍曹をまるで理解していない」
「軍曹はこの手の事には容赦ねぇぞ?」
「と、被験者のベチャ姫様がおっしゃっておられるぞ?」
更には小夜、日向、目覚めた人優も追い打ちをかけるが、
「教官さん達までそんな事いって、別にそんなんでビビったりしませんて!」
「そうそうw」
まだまだイキリ散らかしてるな。その意気や良し。ではでは……
「そうか、ワテクシなぞ恐るるに足らずか。気に入ったぞ貴様等! いい根性だ。特別に和尚の尻をファ◯クしていいぞ。そんな貴様等にはご機嫌なハンネをくれてやろう。デブ夫、貴様は、女は俺のサンドバッグ・DV大好き男。変態仮面、貴様は、女は俺のATМ・カリスマヒモ男だ。さっさと変えろ」
「えっ!?」
「ハァッ!?」
さしもの二人もコレには面を食らってるようだな。ザマァない。更には、
「ちょ? え? 花魁道中? は? なんで?」
「ゲッ!? 俺にも!?」
「まぁ、そりゃ来るわな。貴様等のハンネなんて女の敵そのものだからな。女性軍団として見逃せないわな」
そう、蘭華率いる花魁道中の制裁が二人に降り注いだのである。もちろんワテクシの依頼なのだが。
「まっ、待ってくれ、好きで付けたハンネじゃ……」
「ああ!! 罵声コメントまで!!」
二人の前途と御冥福を心よりお祝いする。
ケース・けんご、タツトシ、ジョー、吹雪の場合。
「皆さん初めまして! 今日より軍団に参加させていただかせて貰いました、けんごと申します!」
「同じくタツトシです!」
「ジョーです!」
「吹雪です!」
なんとご新規さん4人も参入らしい。さっそく軍板で元気な挨拶をしている。
「ほうほう、ほうほうほう。んで、誰にだまくらかされて来たのかね?」
「あ、いや、ダマされたわけではなくて、レッドギルドさんに入れて貰おうと思ったんですけど、団員枠が満杯で無理と断られまして、軍団長さんにベッドルームを紹介されました」
おいおいハジメちゃんよ…… 恨まれるぞきっと。
「そうか、なんであれ入団おめでとう。入団祝いに貴様等に特別ステキハンネをプレゼントしてやろう。けんご、タツトシ、ジョー、吹雪の順に、ハミチン一郎、ヨコチン二郎、フルチン三吉、モロチン四郎だ」
「え!? ええ〜!?」
「ヨコチンっすか!?」
「モロチンてダメでしょ!?」
「ちょ、ちょっと! なんで僕だけ三郎じゃなくて三吉なんですか!?」
あ、そこ気付いちゃったw
「いいか三吉、その件に付いてお母さんを責めてやるな。お父さんだってお母さんの不倫行為を許してやったんだ」
「くそう! そういう事か! 僕の本当のお父さ〜ん! どこ〜」
いやはやイカれた軍団に染まったもんである。




