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78 おやびんブートキャンプ4

 ケース・パパ、ヒロの場合


「ぶるぁぁあっ!! パパ! ヒロ! 貴様ら何を勝手に軍バトを始めているんだ! おやびん軍曹の指示あるまで待機を命じただろうが!」


 待機命令を無視して軍バトを凸ってしまったパパとヒロ。そんな2人に目覚めた人、優が猛り狂う。


「ひぃ〜っ!! サー! 優教官、申し訳ありません! ついうっかりしてました、サー!」


「サー! 自分もパパに同じくうっかりしてしまって。サー!」


 ド怒り(ほのお)の助な優にビビりまくりのパパとヒロである。


「何がうっかりだバカタレどもが! 反省をうながす為にハンネ変更だ! 小夜教官、お願いします」


「……りょーかい優教官。パパ、あなたは早漏ヤローまくがいばーよ。ヒロ、あなたは先走り汁番長ね」


「そ、そうろ……」


「先走りて……」


 小夜考案のナイス過ぎるハンネに2人は涙目の放心状態だが、


「……へんじ」


「サー! イエス! サー! とほほ……」

「サー! イエス! サー! うっかりしたばかりに……」


 教官達に容赦と言う言葉は無い。



 ケース・こうちゃん、てっつんの場合


「こうちゃんさんこうちゃんさん! おやびんさんマジヤバいっすね!」


「ああてっつんさん。ベッドルームの初期メンにおやびんさんの話はちょいちょい聞いてたけど、これほどとはね」


 ここはこうちゃんの個人板。軍板と違い、こうちゃんピンポイントで覗かないとこの会話は確認出来ないが、


「ほほぅ。おやびん軍曹の言う通り陰口叩く輩がいるんだなぁ」


 日向達、教官には足繁く見廻りを徹底させていたりする。


「ゲッ! 日向教官!」

「まさか個人板まで見張りを!?」


「そのまさかだよこうちゃん。貴様らの浅はかな考えなど軍曹は全部すべてスキッとまるっとエブリシングお見通しだ。いいか? 貴様らの事は尻の穴のシワの数まで筒抜けだと思っておけ」


「お、恐ろしい……」


「ガクガクガク……ブルブルブル……」


 そして当然この罰は与えられる。


「それではお待ちかねのハンネ変更だ」


「やっぱりあるのね」

「嫌な予感しかしない」


「こうちゃん、貴様はロリコン王子。てっつん、貴様はマダムキラーだ」


「ぬおお……」

「自分熟女はちょっと……」


 普段ボケ無い日向のセンスは中々に斜め上で面白かったりする。



 ケース・トーコ、マキの場合


 今度はトーコさんの個人板に、元気なマキちゃんの声がこだまする。


「トーコさぁん! みんな愉快なハンネになっちゃってますよぉ」


「ちょおお! マキちゃんダメダメ!! おやびんさん個人板もチェックしてるからこんな話見られたら!!」


 こうちゃんらの件以来、個人板も油断するながベッドルームのスローガンなのだが、


「ええ〜? 大丈夫ですよぉ。女の子まで変更させたりしないってぇ」


 以外にもマキちゃんはあまり危機感を持っとらんようだ。だが、そんなマキちゃんに釘を刺すトーコさん。


「……お頭さんのハンネ忘れたの? あの人が性別で忖度するわけないでしょ!」


「あっ! そっか! ヤバいヤバい、コメント消さなきゃ!」


 なんか腐れ外道みたいな言われようだが、実際やってる事は腐れ外道なので本来文句言える立場にないが、今、ワテクシは鬼軍曹なのだ。よって、


「あまつさえワテクシの陰口を叩いて、挙げ句証拠隠滅とは愉快なマネをしてくれるな。え? トーコにマキ」


「ででで出たぁ~!!」

「違うんです違うんです全部トーコさんがいけないんです!」

「ちょっとマキちゃぁあん!? 何言ってんの!? マキちゃんから言ってきたんでしょう!?」


 秒で責任のなすりつけをする辺りに、マキちゃんの将来性は有望だな。


「まさかまさかおやびん軍曹ともあろうお方が女の子のハンネを変更させるとかしませんよね?」


 やはりそうくるよなマキちゃんよ。


「安心しろマキ」


「えっ!? じゃあ!」

「……いやいやいや、おやびんさんに限ってそれはあり得ないから」


 ワテクシの言葉に喜色ばむマキちゃんに対し、諦観の念にも似たトーコさん。


「さすがだなトーコ。その通りだ。ワテクシは男女差別などしない。雄豚、雌豚、全て平等だ! 等しく無価値だ! よって2人のハンネを変更する。トーコは闘う虎、闘虎。マキは魔界の鬼、魔鬼だ!」


「いやぁぁぁ!!」

「こんなオッサン臭い厨二病のハンネにするのぉぉぉ!!」


 オッサン臭い厨二病で悪かったな!!

 

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