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76 おやびんブートキャンプ2

「つまりアタシ達はおやびんのサポート―― 鬼教官としてベッドルームの連中を口ぎたなく罵って訓練してやればいいんだな?」


「その通りだ日向。遠慮会釈無く罵れ」


「僕、ハー◯マン軍曹たくさん勉強しましたよ!」


「……うでがなる。たのしみ」


 人を罵るのを楽しみと言い切る我がメンバーに一抹の不安を覚えんでもないが、士気が高いのは良いことだろう。うん、きっと良いことだろう。そう思うようにしよう。 


 お頭ことイシターさんの相談に乗ってやり、冷やかし全部(※半分では無い全力で冷やかす)でベッドルームに参加する事となった我がメデジン・カルテル。

 さっそく軍板をさらっと眺めてみるが、なんというか殺伐とした内容である。以前入った時のアットホームな感じは見る影もない。コレではプレイしていても楽しくも何とも無いだろう。


 ではではさっそく軍板に1発かましてやりますかね。


「総員マスかきやめっ! パンツ上げっ!」


「え!? おやびんさん!? なんでいるの!?」


 突然現れたワテクシにビビるしゅうへーさん。しかし日向が矢継ぎ早に畳み掛ける。 


「おい白豚ぁ!! 貴様誰が勝手に発言していいと言ったぁ!!」


「え!? ちょ!? どういうこと!?」


「……どうもこうもないだろ黒豚ぁ。勝手な発言は許さんと言う言葉も理解出来ないボウフラかお前は?」


 焦るめがねさんに小夜もしっかりと着いてくる。


「ワテクシはおやびん専任軍曹だ。現刻よりベッドルームはワテクシの指揮下に入る。これはお頭様のの勅命である。ワテクシの言葉はお頭様の言葉だ。逆らう事は許さん。ワテクシの許可無しに呼吸する事も許さん。わかったか豚ども!」


「はい! あの、おやびんさん……」


 恐る恐るしゅうへーさんが質問してくるが、日向は簡単にそれを許さない。


「おい白豚!! テメエが口からひり出す糞の前後には【サー】を付けろ腐れミジンコが!」


 「ひぃ~っ!! サー! おやびんさん、これは一体どういう事でありますか? サー!」


「いいだろう、貴様らのような無価値なうじ虫にもわかるように説明してやる。軍団長の言う事さえまともにきかない貴様らの性根を叩き直しに来たのだ」


「え!? でも、それは一部のメンバーだけで……」


「……サーを付けろと言っている黒豚。貴様その首ぶった斬って頭蓋骨でファ◯クしてやろうか?」


「サー! すいません、サー!」


 黒豚定着のめがねさんに、小夜も容赦と言う容赦がない。ノリノリだなコイツラw


「一部のメンバーだと? バカがっ! 連帯責任に決まってるだろうが。その汚えめがねを顔面にアーク溶接されたいのかアホタレ! 次寝ぼけた事ほざいたら玉をくりぬくぞ!」


 いや優くん。君なんか最近いやな事でもあったのかね? いっちゃん怖いお。


「どうだ? そのてんとう虫サイズの脳みそで理解出来たか豚ども。いいか? 貴様らは人間では無い。両生類の糞を掻き集めた値打ちしか無い。じっくり可愛がってやる。泣いたり笑ったり出来なくしてやる。わかったらさっさと返事をしろマスかき豚どもっ!!」


 さすがにこの怒涛の展開についてこれないベッドルームの面々。しかしそこはそれ、何となく方向性をいち早く理解したしゅうへーさんとめがねさんが乗っかる。


「サー! イエス! サー!」

「サー! イエス! サー!」


 因みに既に2人のハンネは白豚と黒豚に変更されている。そんな2人を見て以前に親交がある古参のメンバーも次々続くと、諸先輩方に続けと言わんばかりに軍団板はイエスサーの返事で溢れた。


「ふざけるな! 大声を出せ! 玉落としたか!?」


 それでも満足しない優が激を掛ける。きっと何かに目覚めたのでしよう。

 これより始まるベッドルームの艱難辛苦。大いに楽しませ貰おう。

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